見出し画像

Bluetoothイヤホンで楽器の演奏がしたい!!! ※iQbuds2 MAXのレビュー

興味あるけど忙しい人もいると思うので結論から書きますね。

私以外に世界に何人いるか分からないですが、私と同じ悩みをもってイヤホン沼にハマっている人は【iQbuds2 MAXとaptX-LL対応のトランスミッター】を買うと幸せになれますよ。


はじめに

さてタイトルと全く同じセリフになりますが、

Bluetooth(以下BT)イヤホンで楽器の演奏がしたい!!!・・・と思い立ったのが2019年末。

私は鍵盤を弾くのですが、なんやかんやケーブルって邪魔なんですよね。

そんなわけで2019年末に思い立ってから今年の2月まで、合計10種類以上のBT製品を買っては売り買っては売りしながら私が行き着いたのがiQbuds2 MAXというわけです。

ちなみに模索をはじめた2019年のBluetoothイヤホン事情といえば、appleのair pods proだったりソニーのWF-1000XM3だったりが出たりしていて、

BTイヤホン的にはとても商品ラインナップの整った年だったと思うんですが・・・この辺って残念ながらaptX-LLに非対応なんですよね。

というか、イヤホンもワイヤレスもaptX-LL対応しているものって少なくて。あ、いや。ちょっと違うか。

世間的に高音質をうたっている製品の中でaptX-LLに対応しているものが少ないんですよね。で、演奏してるときってやっぱりできるだけ良い音というか鳴ってる音そのままの音を聞きたいので、そうするとそもそも選択肢が少ないんですよね。

ちなみにiQbudsにたどりつく前まで愛用していたのは、sennheiserのmomentum true wirelessです。

初代の方ですよ!

2代目はなぜかaptX-LL非対応になってしまったので、後述する値段的にちょっとiQbudsが厳しいなあという方は初代のmomentum true wirelessをおすすめします。

そんなわけでここではちょっとしたレビューをしたいと思うのですが、いろいろ試した中であまりに音質的にアレだったり遅延あるなーみたいなものは端折って、iQbudsを含む3製品についてのレビューだけしたいと思います。


【用語とかiQbudsを買うまでの経緯とか】

イヤホンまわり、とくにスペックって妙に専門用語があったりしてよく分からん!と思ったことありませんか?すでに知ってる人や興味ない人は飛ばしてもらえればよいので、最初にその辺りの解説しておきます。


そもそもaptX-LLって何?

ここまでに何度か出てきてるaptX-LLって何?って話なんですが、細かい話はGoogle先生に聞いてもらうとして、遅延がめっちゃ少ないコーデックです。

いろんな記事を読むと、このコーデックだと音が出てから耳に届くまでがだいたい40msecくらいの遅延らしいんですけど・・・

サウンドハウスさんにはこんな風に言われたり、

ヤマハさんに至っては具体的な数値まで言われたりと、割とBTイヤホンでの演奏は無理ゲーだと思っていたのですが、私はなんとか実用に耐える組み合わせに至りました。


コーデックって何?

圧縮したり変換したりするのに使っている技術ですね。aptX-LL以外にもSBCとかAACとかいろいろあるんですけど、重要なのは送信側と受信側の両方が対応していないと意味がないっていうのがポイントでして、

例えば私のスマホはiPhoneなんですが、今のところiPhoneのコーデックってAACとSBCの2つなんですよね。なので、イヤホン側がaptX-LLに対応しててもiPhoneを使っている限りスマホとの接続では必ず遅延があるという。。。

あとはコーデックによって音質もだいぶ変わるらしいのですが、演奏用途の場合はなによりも低遅延であることが絶対条件なので、必然的にコーデックはaptX-LL一択となります。

たまたま見つけた表ですが、コーデックによってこんな感じの違いがあるそうです。画像クリックで掲載サイトに飛べますので興味ある方はじっくり見てみてください。


aptX-LLがどのくらい低遅延なのか

少なからず体感の差があると思うので何とも伝えづらいのですが・・・私はこのThumperという1ステージ10分も20分もあるようなリズムゲームで1ステージノーミスクリアができるくらいには遅延なくプレイができました。

音ゲーなんてやったことないから分かりづらい!という方は、youtubeを見て人が喋ってるとき口の動きと聞こえる音にズレがないかとか、↓こういう遅延チェッカーみたいな動画もあるのでちょっと見てみてもらって、

例えばこの動画でいうと、僕の目では中央の赤線ピッタリに音が鳴る感じくらいには遅延が少ないのがaptX-LLというコーデックです。ちなみにSBCだと「えっ?」って言うくらいズレます。

・・・ここ深堀りして欲しい人は少ないと思いますが念のため補足すると、私がプレイしたthumperはswitch版で、TVのイヤホン端子にaptX-LLのトランスミッターを刺してクリアしました。スマホ版、特にiPhoneではAACかSBCしか対応してないのでまずクリアできないと思います(なお私の実力ではステージ1と2しかノーミスクリアは無理です)


トランスミッターはmu6

※画像クリックでmu6のレビューサイトに飛びます

さてだいぶ前置きが長かったですが、ここから現場または過去に使ってた製品レビューに入ります。

はじめにトランスミッターですが、私はこのmu6のものを使っています。2019年末に買ったので1年3ヶ月くらいは使い続けていますが、今のところ何の支障もありません。

当時これを買った理由は、小型で、イヤホン端子に挿せて、バッテリー駆動する。というのがこれくらいしかなかっただけで、たぶんBT5に対応しているトランスミッターなら別に何でも良いと思いますが、一応私はこれで満足のいく遅延なし演奏ができていますので最初に紹介させていただきました。


1年ちょっと使ったmomentum true wireless

最初に買ったBTイヤホンは3000円くらいのもので、当時はスペックなんて見ずに価格だけで選んでしまったのでSBCしか対応しておらず、これは無理・・・となったのを覚えています。

んで、次に買おうと思ったこの momentum true wireless  なんですが、高いんですよ。当時の価格で確か中古で買って3万だったか3万5千円くらいしました。

なので3000円 → 8000円 → 15000円・・・みたいに徐々に高いものに移行していったんですが、まあ最終的には最初から高いもの1つ買っておけば数万円は浮いたな。という感じですね。

で、自分的には最初に買った高級イヤホンがこの momentum true wireless でした。用途が楽器の演奏でしたのでとにかく低遅延であることが大前提だったのですが、数千円〜1万円台クラスのものだと音がちょっと悲しくてですね。

BTイヤホン外してヘッドホンにしたり、PCのスピーカーで聞いたほうがよっぽど良い音鳴るじゃん!みたいのが嫌で嫌で。。。結局3万円台のものまで買うことになりました。

有名なイヤホンなので音質云々の詳細はそういう方のレビューサイトを読んでもらうとして、私には十分満足のいく一品でしたので、2020年の頭から2020年末までは結局ずっとこれを使っていました。


2週間ちょっと使って諦めた momentum wireless3

この書き方だと2020年は他のものを比較せず進んでいるように見えますが、実はその間、低遅延はもちろん重要なんだけどやっぱ音質も気になるよなあ・・・と、IE800を試したりソニーのMDR-M1STを試したり色々していまして、

でもなんやかんやあって「やっぱりケーブル邪魔!!!」となりBTイヤホンに戻り、でもBTイヤホンで比較的高音質なaptX-LL対応のものが momentum true wireless しか無いのでしょんぼりする。。。というのを繰り返していました。

そんな中、同じゼンハイザーだったらこれもイケるんじゃ?と思って手を出したのが momentum wireless3 です。上の写真はよくある黒モデルなんですが実はこの製品2020年の春にホワイトモデルが出ていまして・・・

うっひょー!かっこええ! と、見つけたその場でポチろうにもそのお値段は約5万円。最初3000円のイヤホン(というかiPhone買うと付いてくるケーブルで5年以上イヤホン生活送ってました)を買った身としては3万円台のイヤホンを買うのにもだいぶ勇気がいったのに、5万はな・・・5万はちょっと・・・と悩みに悩み、

でもBTヘッドホンで高音質と評判でかつaptX-LLに対応していて、ついでにホワイトモデルが個人的に超好みで・・・これは運命ってやつじゃないのか?と自分を奮い立たせ、

誰も求めてない情報なのは知ってますが私の誕生日は1月でして。でもこれを見つけた12月といえばクリスマス!大人になってもクリスマスといえば何か物を買うタイミングだよね!!ちょっと前の誕生日プレゼントと思えばいいよね!!!と無理に自分を説得し、

だいたいクリスマスプレゼントって2週間前くらいには用意すると思うんですけど、そのタイミングで子どもには3000円ほどのおもちゃを用意しつつ、お父さんは5万円のヘッドホンを買ったわけです。すまぬ息子よ。

そんなわけで購入した momentum wireless3 ですが、なんと遅延があったんですよ!!! これにはびっくり。

「えっ?同じトランスミッター使ってて、ヘッドホンもaptX-LLなのに遅延に差があるの??」って思いました。同じこと2回言っちゃうくらいには驚きました。メーカーまで同じなのに。。。

でも何を調べても載っていないし、海外のレビューサイトを見ても音質の比較はあっても遅延の比較って意外なほどなくて(たぶん見つけられなかっただけですが)、

音は評判どおり良くて大満足だったんですが、この遅延じゃあ使えないな・・・と。ちなみに momentum true wireless と比べてどのくらいの差かというと、鍵盤楽器にはグリッサンドという奏法がありまして。

こういうのです。

低いドから高いドまでドゥルルルルって弾いた時に違和感なく弾けるのが momentum true wireless で、高いドまで弾ききる前に「あ、ズレてるな」って気づくのが momentum wireless3 くらいの差でした。数値で◯mmsecのズレとか書ければいいんですけどね。。。聴覚上の話ですみません。

そんなわけであれこれ試しながら2週間くらい葛藤したんですけど、自分の誕生日を待たずこのヘッドホンはメルカリ行きとなりました。南無。

ちなみにこのときトランスミッターを変えてみるという選択肢もあったんですが、高級トランスミッターってまたお値段がそれなりでして、これも2万とか3万とかするんですよね。

なので、イヤホンにもお金をかけつつトランスミッターにもお金をかける・・・これが沼か。と思い、トランスミッターでも音が変わると言われたらそれはもちろん興味あるんですけど、そこはグっとこらえてイヤホン側だけにお金をかけるように決意しました。

決意しました。。。?

うわ。

今これ書きながらamazonで高級トランスミッター探してたらこんなん見つけちゃいました。なにこれ。sennheiser純正のトランスミッター?こんなんあるのか。。。もしかして momentum wireless3 とこれの組み合わせなら遅延なかったりするのかな・・・しかも2019年に出てる_(:3」∠)_

とまあ、こうなるのが目に見えてますのでトランスミッターは固定しておいて良かったと思います。おそるべしオーディオ沼。


そんなわけでiQbuds2 MAXに行き着きました

はい。そんなこんなで2021年になりまして、前述のとおり私1月が誕生日なんですが、momentum wireless3 でより良い音を聞けちゃったものですから、そうすると momentum true wireless の音では満足しなくなっちゃうんですよね。人間って怖い。欲の塊ですわホント。

とはいえケーブルはやっぱり邪魔だし、遅延さえなければ・・・と散々思っていた momentum wireless3 でさえメルカリに旅立つ直前には「やっぱヘッドバンドは頭が引っ張られる感じして長時間は嫌だな」とか思ったりしちゃったもんですから、再度aptX-LLに対応したBTイヤホンを探し始めたんですよ。

でも高音質なBTイヤホンでaptX-LLに対応している製品が無いのなんて約1年検索し続けて知ってるんですよ。でも調べちゃったんですよ。そしたらびっくりですよ。

2020年12月発売!iQbuds2 MAX。しかもaptX-LLに対応!!(高音質とは言っていない)これを見たとき私の頭の中には瞬時に3つの考えがよぎりました。

A1.これが私が求めていたものに違いない

A2.音質は??音質はどうなの???

A3.なぜ momentum wireless3 を買うとき気づけなかったのだ

ええ。もちろん後悔の念が強いですから、長く頭によぎっていたのはA3ですね。でね、調べましたよ。発売日。ちなみに私が momentum wireless3 を買ったのは12月12日だったんですが、


iQbuds2 MAXはなんと2020年12月11日発売!私が momentum wireless3 買ったときには売ってた!!まじかよ・・・。

でもまあそんな後悔は先に立たないわけで、念願のaptX-LLに対応したBTイヤホンを見つけたからには試さずにはいられないわけです。値段?そんなのはいいからさっさとポチりますよ。と思ったらお値段5万円超え。

うーん。。。

5万円・・・うーん。。。

つい先月5万円のヘッドホン買ったばっかだよなあ。売ったけど。

(人間、欲の塊であることは認めつつお金には限りがあるわけで、冷静に考えてみるとここに挙げたmomentum wireless3、momentum true wireless、IE800、MDR-M1STだけでも軽く10万円を超えているんですよね。そんで実際にはこれ以外にも3000円台やら8000円台やらトランスミッターと同じmu6のヘッドホンやら色々買っているわけで、ついでに楽器だって基本的にはDTMといってパソコンで作曲したりするものなのでそこまで高額じゃないんですけどそれでもピアノ音源とか1つ買ったら2万とか5万とかするんですよね。でも大音量でスピーカーで鳴らせない環境なのでイヤホンまわりにはお金かけたい気持ちはありつつ子どものぷれぜんt・・・)

3秒くらい悩んだ末ポチりました。


【ここからiQbuds2 MAXのレビューです】

さて大分どうでもいい話が続きましたが、今年の1月にiQbuds2 MAXを購入しました。世間的にはこの画像と攻殻機動隊の記事でおなじみ?のiQbudsですが、私は演奏目的のため正直あんまりそういう機能面は気にしておらず、

・演奏に耐えうる低遅延であること

・momentum true wirelessを超える音質であること

この2点さえ満たしてくれれば何の不満もなく、実際に使ってみたところ両方とも満たしていましたので、私としては大満足の一品となりました!!!

いやー、ここまでほんと長かったです。というか momentum wireless3 を聞かなかったらそのまま momentum true wireless を使い続けていた気もするんですけど、実際やっぱ良い音を聞いてしまうとそれを求めてしまうわけで。ではもうちょっとレビューっぽいことしますね。


遅延について

低遅延については momentum true wireless と同等か、ちょっと早いなという体感です。全文読んでくれている方には途中でお伝えしたとおり、同じトランスミッター、同じBluetooth5、同じaptX-LL対応でも遅延が違う。というのは実体感でよく分かりました。

なんで同じ仕様なのに違うの・・・?と思ったのですが、色々やってみた私なりにちょっと気づいたことがあります。

全然話が変わりますが私の本業は建築でして、地震に耐えられるかどうかを表す基準として耐震等級っていうのがあるんですが、それが2021年時点だと1・2・3の3段階しかなくてですね。

その中では耐震等級3が最上級で一番地震に強いんですけど、その耐震等級3の中でも基準値ギリギリの耐震等級3と、基準値からすればオーバースペック気味な耐震等級3があるんですね。言ってみれば耐震等級5みたいな。でも現状だとどちらも耐震等級3なんですよ。

何が言いたいかというと、BluetoothやaptX-LLも同じで、同じBluetooth5でも基準値ギリギリの5と、よりスペックの高い5があったり。aptX-LLについても同様に基準値ギリギリのLLと、よりスペックの高いLLがあるのではないかな?と思うんですよ。音響の技術屋さんではないので実際どうなのかはわかりませんが、意外と合ってるんじゃないかなという気がしています。

遅延といえばもう1つ、BT接続するまでの速度にも違いがありました。

トランスミッターの電源を入れ、その後にイヤホンの電源を入れる。(ケースから外して耳に入れる)そうするとメーカーによって若干違いはあるものの「接続しました」的なアナウンスが流れるんですが、

そのアナウンスが流れるまでの時間を比べるとiQbudsが1番早く、true wirelessが2番。3番目が momentum wireless3 だったんですが、2番と3番の間には1秒近くの明らかな差があったんですね。

もう1つ、もしやこれも関係ある?と思ったのはドライバの大きさです。

イヤホンのドライバがせいぜい数mmなのに対して、ヘッドホンだと42mmだったか43mmだったか、まあイヤホンと比べるとゆうに倍以上あるわけなんですが、送信側から流れてきた信号を受けてそれを磁石でベコベコさせて音を出すのがイヤホンやヘッドホンなどのスピーカーの仕組みなわけなので、

だったら数mmsecみたいな微妙な遅延って、ドライバが大きい=力が必要なので、その分だけ遅れがあってもおかしくないんじゃないの?という考えです。

音響に関しては素人なので合ってるかは知らないですけど、電子レンジのドア開けるより冷蔵庫とか玄関のドア開けるときの方が力が要るのと同じで、大きかったり重量があるものは負荷がかかるので、力を溜める分だけ遅延があるんじゃないの?みたいな。むりやり住宅で例えたので無理ありますが。。。

まあそんなわけで同じBT5、aptX-LLという規格であっても機種によって実際に遅延があったというのと、且つiQbuds2は演奏上問題ない遅延だったということをここにまとめておきます。


音質について

若干ですけど触れておきます。

何度か出てくる momentum true wireless なんですが、いわゆるケーブルレスの完全ワイヤレスBTイヤホンとしてはとても音が良かったと思うんです。でも他のヘッドホンと比べていると、

低音がモコモコしてたのが気になっちゃったんですよ。

モコモコした=シャキっとしてない・アタック感が弱いみたいな感じです。他にも思うところはあるんですけど、一番気になったのはこれです。

最近のBTイヤホンと同様?に、スマホアプリでEQがイジれるんで若干の解消はできるんですけど、やっぱりそこは限界があるというか。

momentum wireless3 と比べるのは非情だと思うんですけど、同社のIE800と比べたときにも明らかな違いがありまして・・・まあ価格が倍以上違うのでこれも比較対象としてはおかしいんですけど、ドライバサイズだけの問題じゃない何かがあるんだろうなとは思いました。

それでiQbuds2 MAXはどうかというと、少なくとも私の気にしていた低域のモコモコ感はなく、且つどのサイトも未来感とかレベルの高い補聴器とか自分の耳に合わせた調整とかいろいろ言っている中で音質訴求が全然なかったんでいざ買って聞くまでは不安が強かったんですが、

実際のところ5万円という価格相応にクリアで聞きやすい音がします。

特別どこが目立つという感じがないのでいわゆるフラットな特性なんだと思いますが、強いて言えば補聴器的な役割もできるからか、人の声の帯域である500Hz〜2kあたりがちょっと聞こえやすくなってるかな?どうかな?くらいの感じです。


定位について

最後にこれです。結論からいうと若干左にふれてます_(:3」∠)_

こういう定位テストとかで、ワイヤードイヤホンで聞いたあとにiQbudsで聞くとちょこっと左にズレてるのが分かります。なんていうか、正面見てちょっと目線だけ左に動かした感じのとこに中央がある感じのズレです。

人が話してるyoutubeとか見てると、画面では中央で喋ってるのに脳内だと1cmくらい横で喋ってる感じがするので気持ち悪いんですよね。。。

これは演奏してるときは気にならないですけど、上記のとおり人が話してる動画を見たりミックスしてるときは気になりますね。「Pan中央なのになんでベースちょっと左にいるの!?」ってなります。

ちなみにこれの原因は何となく分かっていて、イヤホン本体の仕様だと思っています。

というのも、momentum true wireless のときは定位が若干右にふれてたんですけど、この機種は説明書にも公式にも下記の通り載っているとおり右がマスターで、右から左に何らかの信号を送ってるみたいなんですよ。

(字ちっさ。リンク先で読んでください)

なので、音情報が先に右耳に入ってきてから本当に微々たる差だと思うんですけど数mmsecの差で左から流れてきて、この差で定位が右にズレてるんだと思うんですね。

ではiQbudsはどうかというと、探した限りでは公式な回答はないものの、両耳でイヤホン使ってる状態で右耳のイヤホンを外すと左耳からは問題なく再生されてるんですけど、同じ状態で左耳のイヤホンを外すと右耳で鳴ってる音楽が消えるんですよ。

・・・で、左手で持ってる左耳のイヤホンからは音が出続けているので、これはmomentum true wireless と逆で左がマスターで間違いないんじゃないかと思っていて、だから定位が若干左に寄るのも仕方がないかなと思っています。


最後に

最後に、もし知っている方がいたらぜひ教えていただきたいことがありまして、下記なにか知ってる方いたらコメントいただけると助かります。

・両耳から同時に音が出るaptX-LL対応の完全ワイヤレスBTイヤホン

・トランスミッターの違いで遅延や音質に影響があるかどうか

・完全ワイヤレスのフットスイッチ(サスティンペダル)

最後のはイヤホン関係ないですが。。。ピアノ等の鍵盤楽器でよく使うサスティンペダルって未だにワイヤードなんですよね。たぶん無線だと遅延があって使い物にならないから製品化されていないんだと思いますが、テーブルから垂れてるケーブルって子ども的には引っ張りやすく、それでいて上に載っているものが落ちてくるととても危ないので、早く無線サスティンペダルを商品化してほしいものです_(:3」∠)_ いやまじで。

iQbuds2 MAX で遅延も音質も大満足と書いておきながら、結局は微々たる遅延や若干の定位感を気にしてより良いモノを求めてしまうのが悲しいところですが、もし知っている方が居たら情報提供お願いいたします

いろいろ書きましたが冒頭に書いたとおり、Bluetoothイヤホンで楽器の演奏がしたい!と思っている方にはiQbuds2 MAX + aptX-LLトランスミッターの組み合わせで幸せになりますので、是非やってみてください。

ちなみにBTの帯域はwifiや電子レンジでも使っている2.4GHz帯なので、あくまで個人使用が前提で、(試してはいませんが)ライブとかでの使用は無理があると思いますし、近くで電子レンジを使うと音がプツプツ途切れますのでそこは上手く付き合っていくしかないですね。

こんだけ長い文章書いたのは久しぶりなので読みづらいところもあったと思うのですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?