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目指せ!岩手県北両生類マスター!

8月25日まで開催していた夏企画展。

その中で淡水コーナーで開催した両生類展は、
岩手県北に生息する両生類を集めた展示を目指しました。

せっかくなのでスタッフブログに記録しておこうと思います。

これを見れば岩手県北に生息する両生類をすべて把握できます!
目指せ岩手県北両生類マスター!!

どんな両生類がいるのか、感想戦を交えて紹介していきます。

企画展当時は14種を展示しました

カエルの仲間

カエルの仲間は大きく分けると4種類に分類できます。

アオガエル科

カジカガエル

渓流などで見られる鳥のような鳴き声が美しいカエル。
オタマジャクシから成長しました。

シュレーゲルアオガエル

アマガエルに似ていますが、目の後ろの黒い斑紋がありません。
田んぼにムースのようなタマゴを産みます。

モリアオガエル

木の上で生活する樹上性のカエル。
タマゴは木に植え付け、雨と一緒に水場に流れます。

アカガエル科

タゴガエル

・山奥にいる幻のカエルとも呼ばれるカエル。

・オタマジャクシのみの展示になりました。

・変態するまでオタマジャクシが何も食べません!(知らなかった!)

ツチガエル

別名イボガエル。毒はなく、背中から臭い粘液を出します。
オタマジャクシと成体両方展示しました。

トノサマガエル

まさに上に立つ者風格。
岩手県内では分布が偏っており珍しいカエルです。
岩手県内でも見られるトウキョウダルマガエルとの違いは
後ろ足が鼓膜まで届きます。

ニホンアカガエル

アカガエルかと思って育てていたオタマジャクシが
実はヤマアカガエルだったときの焦りたるや。
地域の方が成体を持ってきてくれました🙇

ヤマアカガエル

ニホンアカガエルと似ていますが、背中の鼓膜周辺の側線が曲がっている(ヤマアカ)か
まっすぐ(ニホンアカ)で見分けられます。
何でも食べてくれて飼育とても助かりました。

アマガエル科

ニホンアマガエル

THE カエルと言えばこちら。
今回はアルビノのアマガエルも展示しました。
アルビノのニホンアマガエル

ヒキガエル科

アズマヒキガエル

気持ち悪いとかわいいの2分化が一番だったカエル。
旧Twitterでぷちバズりしました。

サンショウウオの仲間

サンショウウオ科

キタオウシュウサンショウウオ

幼体の展示になりました。
手足の先がかぎ爪のようになっており、少しの突起があればすいすい登っていきます。

クロサンショウウオ

体格ががっしりしていて、手足や尾長いイメージ。
共食いが多い為、1匹のみの展示となりました。

トウホクサンショウウオ

クロサンショウウオより尾や手足が短いです。
シェルターに隠れているのですが、エサの時だけひょっこり顔を出していました。

イモリの仲間

イモリ科

アカハライモリ

井戸を守るからイモリ。
イモリなのかヤモリなのか分からないお客さんのために、力を入れて解説を作りました。


こんな感じで、岩手県北に生息する両生類を展示していました。

中々大変なことも多かったですが、「鳴き声は聞こえるけどこんな見た目だったのか!」と興味を持ってみているお客さんも多くおり、挑戦してよかったな~と感じました。

地域の生態系をしるきっかけになってくれれば幸いです。

この展示をする上で、多くのご助言とご協力をたわまりましたみなさんにこの場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました!

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