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顔も名前も知らない誰かへの手紙2

”顔も名前も知らない誰かにお手紙を書いてみませんか?”

そんな小さな呼びかけにお寄せいただいた、世界のどこかにいる、顔も名前も知らない誰かから届いたお手紙をご紹介します。


あなたへ
お元気ですか?昨今の状況は大変ですがお変わりないですか?
私はようやく長く勤めた派遣社員から推薦で正社員になれたのに、今は休職しています。
でもね、「なれたのに」ってところにヒントがあって、私は誰かに褒めてもらいたくて正社員になりたかっただけだと気付きました。
あとは、正社員は安心感できる肩書きに違いないとか、得に違いないとかの思い込みもあったかな(^^;
実際は人格なんてないかのように、働く駒に正しく認定されただけって感じでした。
高卒でずっと主婦の同級生に対して、どこかで蔑んでいたところがあったかもしれない。
主婦なんて、地味で社会を知らなくてつまらないと思ってたのに、今は家事が楽しくて、そんな自分の決めつけにも気付かされました。
家が綺麗だと気持ちいいなんて、あまりにもシンプルすぎて、そんな自分の思いを蔑ろにしていたと思う。
でも幸せって、そんなふうにシンプルだってことにも気付きました。
初めて主婦になりたくて、主婦に憧れて、主婦しかやってきていない友人が素直に羨ましいです。
働くときがきたら、私が私のままでいられる仕事をしつつ、マイペースに一人でできる仕事が良いと思ってます。
結婚もする予定だから、もう少し器用に色々こなせるようにならないとと思ってます。
やっと子供を強制されるような発言から解放される年になって、精神的にはとても落ち着いてます。
ときどき高齢出産のニュースがあると、また言われたり勝手に励まされるのでは?と不安になることもあるけど笑
長々とごめんなさい。
くれぐれもお体ご自愛下さいね。

よしおさんからのお手紙でした。


顔も名前も知らない誰かへのお手紙はこちらからどうぞ。


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