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祝・増刷! #もぐら本 の陰の立役者は「夏目漱石の初版本ってこんな感じ」と教えてくれた


こんにちは。もぐら本企画チームの及川智恵です。

『もぐらの鉱物採集 2020.01.22~2020.03.29 あの人今、泣こうとしたのかな』(通称“もぐら本”)、たくさんの方々に手に取っていただき、本当にありがとうございます。

予約を開始した5/20から、私たちの予想をはるかに上回るご注文を頂いておりました。そして、発売日としていた6/1の時点で在庫がほぼ完売となるご注文を頂きましたので、もぐら本、増刷いたします!

もぐら本は、もぐら会のメンバーでつくった「同人誌」ということになると思うのですが、「絶対に内輪ウケで終わらないものにしよう」と、企画チーム内で何度も何度も話し合ってつくりました。本当に読んでもらえるのか、在庫だらけになったらどうしよう……といった不安もありましたが、ふたを開けてみたらこの売れ行き。少なくとも「内輪」よりは遠くまで届いているのではないかと思います。とても嬉しいです。

現在、ショップの在庫はわずかですが、こちらが終了しても増刷分を購入いただけます。ただ、増刷分は届くまで少しお時間を頂くことになりそうなので、ぜひ今のうちにご注文いただくことをオススメします。

※特典付きのほうは在庫限りとなります。増刷しても追加はありません。

さて、今日はもぐら本を印刷してくださっている印刷所を紹介させてください。私たちは本当に感謝しているのです。こちらの印刷所がなかったら、もぐら本が私たちの思い描いた形で世に出ることはなかったから。

そもそももぐら本は、印刷にとんでもなく手間のかかる本です。何しろ袋とじが35個もあります。しかも、序章やあとがきなど一部分は袋とじではない。ややこしすぎて、印刷する側にとっては、通常の本を印刷するより何倍も面倒なはずです。

ですから、もぐら本を印刷してくださる会社を見つけるのは、とても大変なことでした。執筆者35人の心の内を覗き見するような、35個の袋とじのある本をつくりたい。その想いをかなえるべく、編集長のかんちゃんが問い合わせた印刷所の数、実に20社以上。

そんな中で1社だけ、この面倒な本の印刷を引き受けてくださった印刷所がありました。ちょいのま印刷さんです。

これだけ面倒な仕様で、これだけたくさんの印刷所に断られた本です。しぶしぶ引き受けていただいた……という感じでもおかしくないと思うのです。でも、ちょいのま印刷さんは面倒そうなそぶりを見せることもなく、むしろ「夏目漱石の初版本ってこんな感じだったよね」などと、私たちの本のアイデアを面白がってくださいました。印刷のプロが面白がってくれている……そのことが、どれだけ私たちの励みになったことか。

ちょいのま印刷さん、何度も相談に乗ってくださり、そして一緒に袋とじばかりの本づくりを楽しんでくださり、本当にありがとうございます!もぐら本は、ちょいのま印刷さんがなければつくれませんでした。そして、おかげさまで多くの人に届き、増刷まですることができました。まさに、もぐら本の「陰の立役者」です。

本や冊子づくりを検討されている方がいらしたら、ちょいのま印刷さん、心からオススメいたします。

現在、増刷分をちょいのま印刷さんがつくってくださっています。もぐら本は読むのに時間がかかる本だと思いますので、じわじわと広がっていったら嬉しく思います。

既に手に取ってくださった方からの感想もお待ちしております!




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