ファイナリストに光を。
宣伝会議賞つながりでもう一丁。
第60回宣伝会議賞において、ファイナリストに選ばれたのは30本。応募総数628043本からするとその確率は0.000047%となる。万馬券ですら当たりそうな気がしてくる確率だ。
協賛企業賞は各企業につき1本だが、これはこれで「その企業にとって№1」でもあるわけで非常に価値がある。ただ企業ごとの応募本数というのは知る限り公開されていない。まあ、とはいっても協賛企業数が40あるから平均値を取ると15000分の1くらいになり、これまた凄い確率。
何が言いたいかというと、とにかくいずれもとんでもない確率ですよということだ。じゃあそれを複数取っちゃう人ってどうなのよと考え出すともうモンスターだとかビーストだとかエンシェントドラゴンだとかになって別の話になるので割愛。
で、グランプリ1本、ゴールド2本、真木準賞1本、シルバー7本の合計11本は表彰されるが、それ以外の19本(一人で複数ノミネートがあるので本数でカウント)は「ファイナリストのまま」で終わる。でも0.000047%の確率を超えるのはただごとではないので、審査員長の仲畑貴志氏も「ここに来るだけでもう充分優勝みたいなもの」と言っていた。そういえば自分が唯一ファイナリストとなった第53回の時も似たようなことを言っていた。毎回鉄板のエピソードなのかとふと気づく。年によっては「ファイナリストなんて大したことない」とか言ってたらそれはそれでイヤなので、毎年同じこと言っててもいいとは思うが。
それはさておき。そこまでの激戦を勝ち抜いたファイナリストであるが、毎年ホームページには載らない。載るのはグランプリからシルバーまでで終わり。
宣伝会議の本誌にも名前とセットでは載らないので、なんとも扱いが軽いなあと思う。協賛企業賞だとSKATや本誌にコメントが載るが当然それもないし。多分去年も同じようなことを書いているのだがまた書く。なぜかといえば軽いままだから。ホームページ掲載とかSKATでもうちょい注目してあげるとかあってもいいんじゃないでしょうか。
自分を振り返ると、ファイナリストとしての思い出は書き留めているのだが、肝心のどんな応募作だったのかについては書いていなかった。なんで書いていないのかと言えばテキストデータが残っていないからだが、だいぶ前の話なうえに上記のように記録も残らないので「こいつ本当にファイナリストだったのか?」という疑惑が生まれている、かもしれない。まあ仕方ない。自分がファイナリストになった年に生まれた子供はもう小学生になっているのだから…と思ったがこれは関係ないな。
ということで以下のもので第53回ファイナリストだったのだよ、と言っておく。
自分で昔のSKATを見ながら打ち込んだのがちょっと恥ずかしいが、当時はブラウザ直打ちで応募したのでデータがないのである。
どうだろうか。「えっ、これでファイナリストなら自分でもいけるな」とか思われてないだろうか。いや別に思われてもいいけど。むーむーさんが「55回から参加しているので見たことがない」というので記録を引っ張り出してみたのだが…。
ちなみに当時の贈賞式および飲み会の記録は以下。思えばこれがnoteを書きだして2回目くらいの記事であった。4回分もあるが、お暇ならばお読みいただければ幸いでございます。しかし文体が驚くほど変わっていないなあ。最初から完成しているとも言えるし、成長がないとも言える。
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