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ほぼ週刊 脱力チャレンジ日記 Vol.23

いよいよ締め切りまであと1週間ほどになりました。どこかのホテルにカンヅメになったり、コメダに入り浸ってみたり、合宿してみたり、というような特別な取り組みをまったくやらなかった今年。じゃあこれまではやってたのかといえば別にやってないので結局普段通りでした。

多忙、体調不良などを言い訳にあんまりコピーを書かない日が多かったが、とどのつまりはモチベーションの低さだったのかもしれない。メンタルが元気でないと公募に向かう気力もなかなか沸かないものですな。

何より今年不本意だったのはCMがろくに考えられていないこと。毎年CMに限って言えば通過率がコピーよりは高くなるのでそちらに力を入れようと思ったのだが。もちろんそもそもCMは全体の応募本数が少ないから、相対的に通過率が高くなるという背景はある。「コピーはまだよく見るような言葉にすればいいんだと理解できるけど、CMってどういう構成にすればいいのか想像つかない」と思っている人もいるだろう。というかそういう声を聞いたこともある。キャッチコピーはたくさん目にするが、CMコンテは自分で探さない限り出てこないというのも一因と考えられる。実際に見たり聞いたりしていても、それを「応募する形」にしようと思うとなかなか慣れない人には大変である。
自分も別に本職じゃないので慣れてるわけでもないが、過去「この形で通った」という実績が多少なりともあるのでそれに沿ってやっている。会話形式のCMなら漫才みたいな感覚でもいけるが、状況描写が必要だとちゃんとした文章が必要になるのでまた勝手が違うかもしれない。

昔は宣伝会議賞にも「新聞広告」ジャンルを選ぶ場合もあったので、その時はキャッチコピーとボディコピーが必要だった。しかも紙で応募だったので、キャッチコピーを大きく載せ、その横にボディコピーのブロックを置く…となるともう単純に絵のないポスターみたいな形になることもあった。
まあとにかく「ある程度の長さの文章」が必須だったのである。しかし当然そうなると審査も時間がかかるわけで、今の応募数でいちいちボディコピーなんて読んでられるかとなるだろうから現在の状況はごく自然であろう。それでもたまには「なんか補足文章付けたらちょうどいいバランスになりそう」と思うこともあるが、まあもしそういうのが浮かんだらCMに活かすしかない。

ちなみに毎年やっているにも関わらず、未だに実現したことがないのが「1課題をMAX(100本)書く」というミッション。過去最大で60本くらいだったと思う。だから「この課題を100本出るまで書く」みたいなやり込みを見るたびに別世界を眺めているような感覚になる。「100本いってもほとんど手ごたえがない」という話を聞くこともあるが、そもそも適当なのも含めてひねり出そうとしても100本なんて遠すぎるのでその感覚もよくわからない。60本の時ですらかなり無理矢理だったし(しかも通過ゼロ)。まったく内容に関係なく「のひょーん」「うぴょーん」「のっぴょっぴょーん」みたいなのを登録していくくらいでしか100本いくイメージがない。

いろいろと書いたが、そういえば今年は「長く悩む」ということをほとんどしていない。少し考えて出なければやめたり他の課題にいくので、まあ浅いといえば浅い。だから通過ゼロとか、通過率平均をはるかに下回るとかもあり得るが、去年も「これ商品のコピーというより管巻くオッサンの主張だな」とか思っていたものが2次に通ったりしていたのでほんと何が起きるかわからない。
今年はなんかそういう「課題はともかく日常の疑問としてこんなことを考えてたな」という主張寄りのものが多いので、手ごたえ的にもまったく不明。逆にいうともしこれでいい結果が出るようなら日常の疑問や思いをいかにコピーに流用していくかの方向にシフトしたほうがよさそうだ。そういえば「コピーは作るものではなく発見するもの」といった言葉もあったような気がする。

ちなみに今、一番多く書いている課題でアカチャンホンポの17本。唯一書いた時に「おっいけるかも」と思ったのもこの課題だが、これが死亡フラグにならないことを祈る。

現在の応募本数:256本

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