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「わざわざ掘り返す」と「鋭い着眼点」の紙一重さ

「Youtuberがレビューゼロの店に行ったらおばあちゃんのワンオペの店で、低評価レビューつけたら批判殺到」といったニュースを見た。
これは元々の発想としては「レビューがついてない店を巡ったらクセのある店が多くて面白いんじゃない?」ということだと思う。低評価がついてる店が本当に低評価なら「確かにヒドかったです!」と言い、そうでもなければ「結構いい店でした!」となる。以前テレビでも「レビュー100位の店を訪ねる」みたいな企画を見たことがあるのでまあそれの派生くらいの位置だろうか。

このようにYoutubeでは「そこを掘るか?」ということを企画としているのが多くみられる。かの有名な「屋台のくじ買占め」も言ってみれば誰もが思う「本当に当たりがあるのかよ~」というのをお金をかけて検証するネタだ。いわゆる札束暴力系の先駆けであろうか。「●●がもし〇〇できたらな~」みたいなのを本当に実行してみる形。

「駄菓子屋の商品を買い占めてみた」「町の食堂でメニュー全部注文してみた」などなど、大きく言えばドッキリになるのかもしれないが無断でやって怒られることもある。とはいえ事前に話を通してたらドッキリにならないし、このへん結構微妙だろうな。ろくに承諾とらずにアップするパターンもあるんだろうけど。中には「そこに目を付けるとは!」みたいな企画もあって、広告プロモーションの企画とも共通するものがあるなあとも感じる。

ただ、誰もやってない・気づいてないことをやったのかと思いきや「掘り返す意味のないところを掘ってしまった」となったりもするわけで、そこのさじ加減は難しそうだ。
例えば「街のレストランに本当に高級メロンが常備してあるのか注文してみた」みたいなことをやったとして、実際は出る当てもないのにそうそう在庫は置いてないものだと思う。それを「メニューにあるのにいきなり売り切れっておかしい」みたいなツッコミをして盛り上がったりしていたら…まあなんというか下品だ。どうせならそういう労力を「特殊詐欺に引っかかるふりして逮捕協力してみた」とかのほうに使ってほしい。
ちなみに上記の企画を見たことがあるわけではなくてやりそうだなと勝手に妄想しているだけです。

しかしお店レビューとか無茶な注文とか「客の立場なのでOK」みたいな思考って、回転すしでバカな動画撮ってる奴(略して回転バカ)とあんまり変わらない気がするなあ。

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