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我々は、五感のうち何感を使って生きているのか。


大げさなタイトルだがまぁ今まで読んでいただいている方はご存じの通り中身はこじんまり。

最近はYoutuber全盛期ということもあり、やたらと動画を見る機会が増えた。それこそ一昔前は動画と言えば「容量が重い」「通信速度が速くないと大変」といったハードルがあったのだが、Wi-Fiの日常化や通信の高速化により動画コンテンツが増えまくった。かつ一般の人でも動画撮影がカンタンになっていることも大きい。スマホで撮ってスマホで編集が済んでしまったりするのであちこちに動画があふれている。

何が言いたいのかと言えば「最近、何か情報見ようと思ったらすぐ動画に飛ばされるのがめんどくせぇ」ということなんだけども。

動画を見ようと思うと結構ハードルがある。
「音を出せる環境が必要」「10分の動画なら10分続けて拘束される」「データ容量を食う」というところか。

「音を出せる環境が必要」
イヤフォンなどを常に使っているならいいのだが、これまたいちいち取り出さないといけないし面倒

「10分の動画なら10分続けて拘束される」
テキストだと読む速度も自分次第だし、なんならナナメ読みして必要そうなところだけ拾う、ということが可能だがそれができない。再生速度を上げるという手もあるが、聞き取れなかったらまた戻して…といったことが面倒

「データ容量を食う」
これは自分が安いプランにしているからというのもある。ブラウザ利用を多くした日でせいぜい100MBくらいだが、動画は数分見ただけでそれくらい消費する。 残り容量を気にするのが面倒

ということで、個人的には「続きはWEBで!」までは許せても「続きは動画 で!」になるともうヘナヘナ。もちろん自分から動画を見ようと思って見ているときはいいのだが…。記事を読んで視覚だけ使っていればよかったのに急に聴覚も必要になるというのもハードルなのかもしれない。例えばラジオ。もう遅れているとか動画配信が誰でもできるからとか言われながらも残っているではないか。これはもちろんSNSとの親和性もあると思うが、聴覚だけでよいというのも長所なのではないだろうか。
ラジオを聴きながら洗濯物をたたむ、などは可能だが動画だとそうはいかない。視覚が必要になるというのは大きいのだ。

VRもデバイスが普及してきて、そのうちカプセルみたいなのに入れば触覚も嗅覚も網羅するものができるのではないか、と言われているし実際そのうちそうなるだろうとは思う。でも、やっぱり「五感全部使わされるの面倒」ってなってくるんじゃないかなぁ。入る気になってればいいけど、入るまでの心理的ハードルというか。

まあ人間もこれまで幾多の「めんどくさい」を乗り越えて新しいデバイスができてきたから、最初のうちだけかもしれないけど。

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