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音だけで伝えるんだけど・・・・

電話のように音声のみでアルファベットの間違いがないように伝える時にする音標確認。
英語だと「A for Apple」とか「B for Boy」みたいなの。

最近は、メールアドレスとかパスワードとかアルファベット使わない訳にいかない場合が多々ある。日本語の電話でも音標確認することが多いんだけど電話の仕事をしていると、この音標確認でとても苦しい思いをすることがある。
吹き出しそうになるのを耐えるのに苦しい。
あかん、あかん。面白すぎるやん。
なんでそんなこと言うのん!仕事中に笑ろてしまう。

あるメーカーの電話オペレーターの研修を受けていた時のこと。
同期に入った人に20年ぐらいオペレーターをしていたというめっちゃできそうな人がいた。
50過ぎぐらいのまじめそうな女性。
初めてオペレーターの研修を受ける私にはその人の全てが「すごいっ」と輝いて見えた。
彼女のプライドもかなり高そうだった。
そんなある日、音標確認の練習があった。
適当に並べられたアルファベットの例題に分かりやすいものをあげて音標確認していくのだ。
「TokyoのT。AmericaのA。OrangeのO。EggのE。」
さすが!
流暢に日本人に分かりやすい単語を持ち出して音標確認される。
しかし、・・・・・きっと、きっと頭の中で思い浮かべちゃったんだと思う。
「Catはネコ。・・・・・・・」
えっ、えっ、えっ、! CatのCやろっ。
あまりにも流暢に続けはったので何かそのまま進んでいったけど、私は研修中にも拘らずツボってしまいホンマに困った。


若い女性のオペレーターがおじいさんとのやり取りをしている音声をチェックすることがあった。
オペレーターが~bd~というアルファベットを伝えている。

オペレーター「ビー。」
おじいさん 「ビーね。」
オペレーター「そして、ディー。」
おじいさん 「え?」
オペレーター「あっ、ダーです。」
おじいさん 「ああ、デーね。」


これは、日本独特の音標確認だけど意外と言ってしまう人がいそうな例。
実際、娘が会社内の電話で言ってしまったらしい。
「ゴキブリのGです。」
後で考えるとgoogleとかgirlとかgreenとかgolfとか色々あるのにその時は、ゴキブリ以外思いつかなかったらしい。
ゴキブリ最強。


おじいさんが「P」をオペレーターに伝えようとしている。
パを「PA」と頭の中でローマ字書きに変換しながら言わはったのだろう。
「パニックのA。」!!!
いや~、Pを説明するのにパニックという言葉を選んだセンスもすごいと思う。


楽しすぎるよ音標確認。
そういえば、まだ「メール」というものが世の中に出始めた頃。
メールアドレスの中にある「@」や「・」はよく見かけるけど声に出すとなんて読むのか知らなかった。
アットマークやドットなんて記号の名前を知らんかったのだ。
その頃に、電話でメールアドレスを尋ねられた。
「~~~@yahoo.com」という時に「~~~エーまる ヤフー 点 コム」と言ったら相手は「えっ?えっ?えっ?」といった後いきなり大笑いしたのだ。
今思い出してもハズカシイ。



思う存分サポートしてやってくださいっ。「よ~しっ!がんばるぞ!」という気になってもっとがんばって書きます。