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ススキノ頭部切断殺人事件、さらに猟奇的に

◉なんか、読売新聞が続々と詳報を出していますね。元々、警察官僚 でもあった正力松太郎がオーナーの新聞社ですから、警察回りには強いんですよね。警察関係者あたりからのリーク情報を、載せている可能性が高そうです。しかし……内容はますますグロテスクと言うか、不気味な様相を呈しています。

【ススキノ遺体、切断頭部は容器に入れられ容疑者宅に保管…浴室で撮影した動画も押収】読売新聞

 札幌市ススキノ地区のホテルで頭部がない男性の遺体が見つかり同市厚別区厚別南、無職田村瑠奈容疑者(29)ら一家3人が死体損壊などの疑いで逮捕された事件で、男性の頭部はビニール袋に包まれ容器に入った状態で保管されていたことが捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、頭部は7月24日の捜索で容疑者宅の2階浴室から見つかった。また、頭部を浴室で撮影した動画が押収されていたことも判明。頭部の腐敗は進んでおらず、切断から数日以内に撮影したとみられるという。手袋を着用した人の手も映っていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230811-OYT1T50108/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

エイプル楓さんのイラストです。◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉


■容器に入れて?■

首を入れた容器……なんですかね。一般には、首桶というものが源平の合戦の昔から戦国時代まで、使われていましたが。さすがに 現代で首桶を入手するのは無理でしょうから。女性用の帽子を入れておく円筒形の幅広の筒とか、大型のタッパーみたいなものに入れていたのでしょうかね? 殺人の動機が、怨恨からならば、そんな憎い相手の首とかとっておきたいものなのか……自分にはここら辺の心理が理解できません。

そのようなコレクション性を伴うのは、神戸連続児童殺傷事件の犯人がそうであったように、快楽殺人の場合が多いですよね。殺す瞬間の動画を撮影していたという情報もすでに出ていますし。その動画を繰り返し再生したり、持ち帰った生首を鑑賞していたとしたら……不気味というか。殺人の動機が噂されるような、被害者によるレイプ被害だとしても、何かそれだけではない、不気味さを感じますね。

ちなみに、かのスターリンも、ソビエト軍が回収したアドルフ・ヒトラーの頭骨を所有しており。時々 それを見て自分の政治的敵対者の死を、確認していたとか。スターリンの場合は、それが本当にヒトラーの頭蓋骨なのか、確信が持てなかったでしょうけれど。敵対者の頭蓋骨ということになると、織田信長が浅井久政と長政の親子と朝倉義景の髑髏を、金箔で貼って頭頂部を杯にしたのは有名な話ですが。

■ますます深まる謎■

死者に鞭打つような、ある種の過剰な執着や復讐というのは、やはり日本人的な情緒からすると違和感がありますね。楚国の平王に、父と兄を殺された伍子胥は、呉の国に逃れ。天才軍師・孫武(孫子の著者)とともに呉王に登用され、国力を高めて、楚国との戦に勝利。平王は既に死んでいたので、伍子胥は王墓を暴き、平王の死体を鞭打って恨みを晴らします。これが「死者に鞭打つ」の語源です。

さすがにこの行為はドン引きされたようで、かつての親友の申包胥に、責められるのですが。伍子胥は「日暮れて道遠し、故に倒行してこれを逆施するのみ」と答えたとか。楚国への復讐は思うようには進まず、目的を達成した時には憎き平王はすでに死んでいたのですから、こんな行動に及んでしまったという弁明。今回の犯行はかなり 計画的なのが分かっていますから、それだけに不気味ですね。読売新聞は、かなり報道に積極的です。

【ススキノ遺体、首の刺し傷が致命傷…殺人容疑で一家3人を再逮捕へ】読売新聞

 札幌市ススキノ地区のホテルで頭部がない男性の遺体が見つかった事件で、北海道警は死体損壊などの容疑で逮捕した同市厚別区厚別南、無職田村瑠奈容疑者(29)ら一家3人を殺人容疑で14日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者によると、男性の首の刺し傷が致命傷になったことが判明。道警は容疑者3人の自宅から押収した複数の刃物の鑑定を進める。
(中略)
 道警は、瑠奈容疑者が男性の首元を刺して殺害し、頭部を切断してスーツケースに入れて持ち去ったとみている。修容疑者は事件直後、瑠奈容疑者をホテル近くまで車で迎えに行ったほか、瑠奈容疑者と事件当日の1日未明まで量販店を複数回訪れ、ノコギリやナイフ、スーツケースを買いそろえていたという。道警は浩子容疑者も事前に計画を知っていたとみて、共謀が成立すると判断した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230811-OYT1T50197/

ただまだまだ 状況がよくわからなくて。娘が殺害の実行犯だとしたら、撮影は誰がやっていたのか? 片手で凶器をふるいながら、もう片手で撮影 なんてできるのでしょうか? 相手は女装癖がありスリムな体型だったとはいえ、男性ですから。29歳引き籠もりの女性が、殺せるものでしょうか? 少なくとも両腕で、体ごとぶつける 感じではないと、致命傷は難しいと思うのですが……。やはりスーツケースに父親が潜伏? 謎が深まります。

■宮崎勤死刑囚との類似■

さて、日本のオタクの典型例のような扱いを受けた、宮崎勤死刑囚ですが。彼自身は、オタクというにはかなり 特殊なキャラクターの人間だったのは、間違いないです。彼の部屋の 膨大なビデオというのが異常な感じがしたのですが。どうも彼は、ある種のゴミ屋敷の住人みたいな感じで、自分のコレクションをきれいに整理分類し、時にはそれを 同人誌にまとめるようなタイプのマニアやオタクとは、かけ離れていました。

今回の事件はまだまだ、全容が見えないのですが。宮崎勤死刑囚は、地方紙を発行していた裕福な家庭に生まれ育ち。しかし腕に障害があり、忙しさにかまけて家庭を顧みなかった父親との間に深い確執があった。でもこういう部分はほとんど、報じられることはなく。宮崎容疑者の父親が発行していた新聞の名前すら、検索で探し出すにはちょっとした技術が必要です。腕の障害はかなり 彼の人格に影響を与えた可能性が高いのに。

今回の件も、容疑者の人格によるところが大きく、今後は 責任能力の有無が問題になりそうですが。宮崎勤死刑囚と同じく、あると思えますけどね、素人の感触ですが。

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