ススキノ頭部切断殺人事件、さらに猟奇的に
◉なんか、読売新聞が続々と詳報を出していますね。元々、警察官僚 でもあった正力松太郎がオーナーの新聞社ですから、警察回りには強いんですよね。警察関係者あたりからのリーク情報を、載せている可能性が高そうです。しかし……内容はますますグロテスクと言うか、不気味な様相を呈しています。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
エイプル楓さんのイラストです。◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■容器に入れて?■
首を入れた容器……なんですかね。一般には、首桶というものが源平の合戦の昔から戦国時代まで、使われていましたが。さすがに 現代で首桶を入手するのは無理でしょうから。女性用の帽子を入れておく円筒形の幅広の筒とか、大型のタッパーみたいなものに入れていたのでしょうかね? 殺人の動機が、怨恨からならば、そんな憎い相手の首とかとっておきたいものなのか……自分にはここら辺の心理が理解できません。
そのようなコレクション性を伴うのは、神戸連続児童殺傷事件の犯人がそうであったように、快楽殺人の場合が多いですよね。殺す瞬間の動画を撮影していたという情報もすでに出ていますし。その動画を繰り返し再生したり、持ち帰った生首を鑑賞していたとしたら……不気味というか。殺人の動機が噂されるような、被害者によるレイプ被害だとしても、何かそれだけではない、不気味さを感じますね。
ちなみに、かのスターリンも、ソビエト軍が回収したアドルフ・ヒトラーの頭骨を所有しており。時々 それを見て自分の政治的敵対者の死を、確認していたとか。スターリンの場合は、それが本当にヒトラーの頭蓋骨なのか、確信が持てなかったでしょうけれど。敵対者の頭蓋骨ということになると、織田信長が浅井久政と長政の親子と朝倉義景の髑髏を、金箔で貼って頭頂部を杯にしたのは有名な話ですが。
■ますます深まる謎■
死者に鞭打つような、ある種の過剰な執着や復讐というのは、やはり日本人的な情緒からすると違和感がありますね。楚国の平王に、父と兄を殺された伍子胥は、呉の国に逃れ。天才軍師・孫武(孫子の著者)とともに呉王に登用され、国力を高めて、楚国との戦に勝利。平王は既に死んでいたので、伍子胥は王墓を暴き、平王の死体を鞭打って恨みを晴らします。これが「死者に鞭打つ」の語源です。
さすがにこの行為はドン引きされたようで、かつての親友の申包胥に、責められるのですが。伍子胥は「日暮れて道遠し、故に倒行してこれを逆施するのみ」と答えたとか。楚国への復讐は思うようには進まず、目的を達成した時には憎き平王はすでに死んでいたのですから、こんな行動に及んでしまったという弁明。今回の犯行はかなり 計画的なのが分かっていますから、それだけに不気味ですね。読売新聞は、かなり報道に積極的です。
ただまだまだ 状況がよくわからなくて。娘が殺害の実行犯だとしたら、撮影は誰がやっていたのか? 片手で凶器をふるいながら、もう片手で撮影 なんてできるのでしょうか? 相手は女装癖がありスリムな体型だったとはいえ、男性ですから。29歳引き籠もりの女性が、殺せるものでしょうか? 少なくとも両腕で、体ごとぶつける 感じではないと、致命傷は難しいと思うのですが……。やはりスーツケースに父親が潜伏? 謎が深まります。
■宮崎勤死刑囚との類似■
さて、日本のオタクの典型例のような扱いを受けた、宮崎勤死刑囚ですが。彼自身は、オタクというにはかなり 特殊なキャラクターの人間だったのは、間違いないです。彼の部屋の 膨大なビデオというのが異常な感じがしたのですが。どうも彼は、ある種のゴミ屋敷の住人みたいな感じで、自分のコレクションをきれいに整理分類し、時にはそれを 同人誌にまとめるようなタイプのマニアやオタクとは、かけ離れていました。
今回の事件はまだまだ、全容が見えないのですが。宮崎勤死刑囚は、地方紙を発行していた裕福な家庭に生まれ育ち。しかし腕に障害があり、忙しさにかまけて家庭を顧みなかった父親との間に深い確執があった。でもこういう部分はほとんど、報じられることはなく。宮崎容疑者の父親が発行していた新聞の名前すら、検索で探し出すにはちょっとした技術が必要です。腕の障害はかなり 彼の人格に影響を与えた可能性が高いのに。
今回の件も、容疑者の人格によるところが大きく、今後は 責任能力の有無が問題になりそうですが。宮崎勤死刑囚と同じく、あると思えますけどね、素人の感触ですが。
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