見出し画像

Apple M2は4nmで開発完了

◉Appleの独自設計CPUであるAppleMシリーズですが、順調に開発が進んでるようですね。台湾TMSCがどんどんプロセスを微細化していますし、そもそもIBMが1nmプロセスはすでに実験段階で成功していますから、4nmから次世代の3nmへ、その次には2nmと用意しているのでしょうね。少なくともあと3世代は微細化できますし、更にその先はもう別のテクノロジーが席巻していそうです。日本の半導体も、ここに追いつきたかったですね。

【M2シリーズの開発完了、更新は1年半ごと〜A16とともにTSMCの4nmで製造】iPhone Mania

中国メディアIT之家が、Appleは新しいAppleシリコン「M2シリーズ」の開発を完了、同チップはA16チップとともにTSMCの4nmプロセスで製造されると報じました。
(中略)
その次の世代となるM3シリーズチップの製造は、TSMCの3nmプロセスで行われる見通しです。

ヘッダーのイラストはnoteのフォトギャラリーから、ごるきちさん作です。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■垂直統合の究極系■

何度か書いていますが、このCPUの独自設計こそが、Appleの垂直統合の、最高傑作でしょうね。AppleがAppleAシリーズを発表したときは、PowerPCで失敗したのに懲りないな、という感じでしたしね。でも10年以上かけて、それが他社と決定的な差をつけるアドバンテージになったわけで。アメリカは四半期ごとの短期の決算で結果が求められる、なんて言われたのも今は昔。長期的なビジョンを持って、5年や10年のスパンで動いてるんですよね。

Appleが次に狙うのは液晶パネルか、RAM関係でしょうかね。この二つを押さえれば、iPhoneにしろMacにしろ、ほぼほぼ自社のコントロール下に置いて、製品の性能をコントロールできますしね。実際、東芝の半導体部門の買収に意欲を見せていましたし。Appleの子の動きに、ライバルのGoogleや華為も追随していますし、それはMicrosoftも同じ。日本の場合は、個々の製品の性能は良くても、それを組み合わせてどんな製品を作り、その製品でどんな未来が来るか、そこを提示できないんですよね。

■Appleの野望とその次■

思うに、このプロセスの微細化の次には、量子コンピュータなどになるのでしょう。とはいえ、そこはまだまだ課題は多いでしょうし。少なくとも1nmプロセスに至るまで、5年かそれ以上はあるでしょうから。すでに研究や未来を見越した動きはあるでしょう。日本のように、転職経験のない・当代や一橋出身の・生え抜きサラリーマン社長ばかりが経団連のトップという、アホな状態では、そりゃあジョブズもゲイツも生まれはしませんよね。

理想的には、iPhoneが折りたたみ液晶になって、iPadと兼用になり、そのiPhoneをノート型パソコンのトラックパッドのところに差し込めば、ノート型パソコンの頭脳になるような。そういう形が理想ですけどね。ポケットに入るパソコン。それがひとつの理想ですしね。折りたたみ液晶ではなく巻取り液晶とか、そっちの技術次第で、将来のiPhoneはスティック状で、必要に応じて液晶が巻物のように広げられるような。そんな時代が来るといいですね。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ