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マスコミのワクチン狂想曲

◉新型コロナウイルスのワクチンについて、怖い怖いと煽っていたマスコミですが。さすがに、医療関係者からの本気の怒りをくらい、今は遅い遅いと煽っていますが。50万人が亡くなったアメリカに比較して、日本の死者は2月24日現在でも7529人。そりゃあ製薬会社も、状況が逼迫してる国に優先で回すのが人道。もし日本の契約が他国より早くても、譲ったでしょうね。そのコロナウィルスのワクチンも、高い効果が認められたようで、ちょっと安心するニュースです。

【感染自体も予防、リスク85%減 ファイザー製ワクチン―英】時事通信

 【ロンドン時事】イングランド公衆衛生庁(PHE)は22日、英国で昨年12月に接種が始まった米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、感染そのものを防ぐ高い効果が認められたとする初期データの分析結果を発表した。このワクチンは2回の接種が必要だが、1回の接種で感染のリスクは70%以上低下し、2回目の後は85%下がった。

 ワクチンを接種した65歳未満の医療従事者を対象に、2週間おきに検査を継続した結果、顕著な感染予防効果があることが分かった。

日本を代表するクオリティペーパーと呼ばれることもある朝日新聞の、社員が「科学を振りかざす」と科学批判をするような、科学軽視の風潮がありますが。宗教は神だ仏だと一致点を見出すのは至難の業(ゼロではない)ですが、科学とは再現性があるという点で、人類の共通項となり得るのに、何を原理主義者みたいなことを言ってるんだと、そう思います。反原発教の信徒なんでしょうけれど。

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■ためにする批判で暴走■

マスコミの場合、理系からの新聞記者の採用はほとんどないようで。まぁ、理系の大学や学部を出て、新聞社を目指すとか、そりゃあ一部でしょう。結果、科学音痴の人間が新聞記者になるという。もちろん、専門家としての能力がないなら、科学者や専門家とのコネがあれば、問題ないのですが。先日のnoteでも書いたように、反ワクチンの医者を持ち上げてみたりと、まともな医者とトンデモ医者を見分ける目さえない。

けっきょく、反政府・政府批判が自己目的化して、是々非々の批判や肯定ができず、批判一辺倒になってしまう。もともと、日本のマスコミ自体が政権から弾き出された反主流派や、敗れた幕府側の人士が中心で起きたので、ためにする批判が習い性になってしまっています。朝日新聞も毎日新聞も、発祥が関西で反中央・反東京の側面もあります。邪馬台国近畿説という、破綻した論を押す理由のひとつです。

明確に感染予防効果がないのは、PCR検査です(キッパリ)。ただの検査ですから、当然ですね。なのに、マスコミはバカのひとつ覚えのように、PCR検査を増やせ増やせ増やせ……予防でも治療でもないものに、時間と金を掛ける意味がない。コロナの確定にはCT.が有効なのと、日本の群を抜く普及率を無視して、非科学的なことおびただしいです。ワクチンに感染予防効果があるなら、ますますマスコミの曲がり屋ぶりが見事。

■接種回数を減らす議論■

実際に感染予防効果があるのか、医者でも科学者でもない自分には、判然としませんが。いずれにしろ効果がイロイロ期待されるファイザー社製のワクチンですが、接種の回数を2回から1回に減らそうという動きがあるようで。1回でも一定の効果があるので、それなら供給が逼迫してる貴重なワクチン、より多くの人間に接種すべきでは……という意見です。コレはコレで、難しい問題ですね。

【自民PT、ファイザー製「接種1回でも」 政府関係者は疑問視】毎日新聞

 米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症のワクチンを巡り、1回の接種でも一定の効果があるとの海外の研究データが発表されたことを受け、国内でも接種の進め方を再検討すべきだとの声が出始めている。同社のワクチンは現在2回接種が前提となっているが、世界的な供給の逼迫(ひっぱく)を受け、22日の自民党プロジェクトチーム(PT)の会合では下村博文政調会長が「(接種回数の見直しは)政治的判断になるので自民党で検討していこう」と言及。供給次第で今後、見直し議論が強まる可能性もある。

 厚生労働省はファイザーのワクチンについて、海外での治験データに基づき「3週間間隔で2回」の接種が必要としている。一方、イスラエルのチームは18日付で、接種1回でも発症を85%減らす効果があるとの調査結果を英医学誌ランセット(電子版)に投稿。これを受け、河野太郎行政改革担当相が対応を見直す可能性に言及していた。

イスラエルのデータは、かなり貴重ではあるのですが、政府は慎重姿勢。さて、マスコミはどう煽ってくるのか? 思うに、マスコミがこうしろと煽る方向と、逆に手を打った方が、正しいような気がします。株の世界では「勝ち馬に乗るな、曲がり屋に当たれ」という言葉もありますし。予想を外してばかりのマスコミ、NY州のクオモ知事を絶賛していた欧米出羽守とか、外してばかりの人々の意見を聞くべきかと。

■マスコミ用の御用学者■

しかし、この状況でも、マスコミはちゃんとした科学者にアクセスできておらず、正確な科学知識に基づいた記事を書けていない。書けているけれど、商売を考えて握り潰してるなら、まだマシな方です。どうもマスコミは本気で、トンデモ医者を信じてるような気配が。なぜそうなるかと言えば、映画秘宝とTBSラジオとの関係と同じ。日頃から、マスコミの論調にあった御用学者と懇意にしてる結果。

TBSラジオのプロデューサーの意見に合う、あるいは迎合する芸能人とかを使って、意見を固める。また、ギャラクシー賞などで箔を付ける。芸術的な教育も研究も経験も無い人物を芸術監督に担ぎ上げ、あいちトリエンナーレという場で箔付けするのと同じですね。それで情報弱者を騙せたり、誘導はできても、しょせんは一時的なもの。こういう危機的状況では、化けの皮がペロンペロン剥がれてしまう。

けっきょく安倍政権から菅義偉政権まで、政府はまともな学者にアクセスできてて、その意見を聞いて決断し、手探りの状況で満点とは言えなくても、かなり的確にコロナ禍に対応できています。遅いといわれるワクチンも、そこそこ迅速ですし。またそれが、エリート気取りのマスコミには、不愉快なんでしょうけれど。医療関係者や接客数が多い業種は2回、自分らパンピーは取りあえず1回でも良いのでは? 知らんけど。

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