北朝鮮ミサイルの費用対効果
◉北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が、今年になってから狂ったようにミサイルを発射しまくっています。もともと、共産主義国でありながら権力の世襲という、李氏朝鮮時代のような真似をしている、狂った国家ではあるのですが。その目的は、よく分からない部分も多いのですが。その費用対効果という点においては、明らかにマイナスですね。風船爆弾に、戦艦大和と大差ない予算をつぎ込んだ、大日本帝国のようですね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■狂気の裏の計算■
ここ数ヶ月のミサイル発射に関して言えば、米韓合同軍事演習に対する嫌がらせ、なのでしょうけれど。今年の始めから、しつこくぶっぱなしていますからそれだけが原因とは思えないんですよね。一つ考えられるのが、ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻に対する、間接的な援護射撃ですかね。プーチン大統領とか、頭に戦力を集めたら自衛隊は北方領土に侵攻して来ないか、真剣に考えているでしょうから。
日本人の感覚からすれば、そのことをできるわけないじゃんで笑い話なのですが。自分が平気で他国に侵略するような国のトップは、他国も同じような事を考えているのではないかと、疑心暗鬼になるんですよね。あと、ロシアから提供された、ミサイルを開発しているであろう北朝鮮ですから。その技術力の進捗を図るには、、実際に発射してデータを集積していくのは、必要不可欠ですから。そっちが大きいですかね?
■国家予算の10分の1以上?■
しかし、費用対効果という点に関して言えば、莫大な金額を浪費していると言えそうです。北朝鮮は自らの経済指標を定期的に公表していないのですが。2019年度のGDPが335億400万ドル(4兆5000億円)だったと、2021年に国連に提出した報告書で書いています。でもこれはかなり持った数字だと予想されます。韓国銀行推計を援用して260億ドル。ちなみに、2018年度の島根県の県内総生産(名目GDPの県内分)は、2兆5318億円だとか。たぶん、この数字が近いでしょう。
盛りに盛った数字ですら4兆5000億円のGDPの国が、国家予算が推計で年間3000億円~4000億円の国が、3億190万ドルもの金をミサイルで溶かす。もう滅びに向かって一直線という感じだとは思うのですが。そんな国でも、台湾有事の際に自衛隊と在日米軍を牽制する役には立つのですから、ロシア連邦と中華人民共和国から何らかの資金援助はあるのでしょうね。日本や韓国に潜入させた工作員による、テロの可能性もありますから。
■破綻は10年以内に訪れる?■
北朝鮮実は瀬戸際外交──少なくとも彼らの主観においては──で、世界最大の超大国アメリカ合衆国と、対等に渡り合っているという自負はあるでしょう。ただそうすることによって、アメリカからどんな妥協を引き出したいのか? そこがさっぱり分かりません。少なくとも、交渉に乗ってくるよ指示があったトランプ大統領時代、まともな外交交渉が出来ていなかったのですから。文在寅、大統領の口車に乗ったのが、そもそもの問題でしたが。
北朝鮮自体は、金日正一族による独裁体制の維持、それ以上のビジョンは持っていないような気がします。ただそれ自体は、10年持たないでしょう。金正恩世襲三代目将軍様が実は死亡している、という噂が本当ならば。たぶん5年ぐらいが限度ではないでしょうか。このままいけば後ろ盾である、ロシア連邦と中華人民共和国の破綻も、10年以内にやってきそうな感じですから。日本はその日に備えて、粛々と準備をするしかありませんね。
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