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鳥山明先生急逝

ショックです…。

添付画像を転載します。

急逝硬膜下血腫により。68歳。人生80年時代、70歳や80歳になっても現役の漫画家も多い中、早いですね。1980年の『Dr.スランプ』の登場は、正に漫画史を変えたと言っても過言ではない、衝撃でした。圧倒的な画力に、センスの良さ。まさに、天才が現れたと。アニメも大ヒットし、小学生はアラレちゃん語をマネし。大量のフォロワーを生み出しました。でも、Dr.スランプ終了後、一作で燃え尽きるかなと思ったら。『ドラゴンボール』はそれを上回るメガヒット作に。

そして、世界がその才能を認め。『ドラゴンボール』の連載が終わったのが、1995年。あれで、燃え尽きてしまわれた部分もあり、以降は単行本一巻ぐらいの単発作品の発表に、留まっておられて。そういう意味では、1980年の『Dr.スランプ』の発表から、15年ほどが全盛期であり、この期間に並みの作家の一生分の仕事をされたわけで。実際、未だにDBは莫大な利益を生み出し、もはや作者の手を離れて、ひとつの世界を形成していますね。それは、名作にだけ許されること。

ただ、昨年の『SAND LAND』は、CGアニメの可能性に、鳥山明先生も気付かれたのか。傑作でした。公開32日間で興収5億2689万1370円突破し、動員数は37万745人を記録したのですが……。公開館数400館と、大規模公開だったのに、正直不入りで、公開2週目にはランク外と苦戦。ただ、内容はホント良かったです。たぶん、上記の公式発表にある取り掛かっていた仕事とは、ゲームとCGアニメの新企画だったろうと、推測。

3月1日に亡くなられ、近親者のみの葬儀を済ませての、発表とのこと。ドラゴンボールの終了から漫画業界は冬の時代に入り、ここ数年で盛り返してきて。鳥山明先生が『SAND LAND』で動き出して業界が復調と、何やら不思議なシンクロを見せていますが。Webアニメ版の『SAND LAND: THE SERIES』が、2024年春より中国本土を除く全世界で公開予定だっただけに、鳥山明第二期のスタートを期待していただけに、残念です。でも志は、スタッフに受け継がれるでしょう。

鳥山明先生のご冥福をお祈りします。合掌

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