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メタンハイドレートの現実

◉メタンハイドレートは、低温かつ高圧の条件下で海底に蓄積された、シャーベット状のメタンです。島国日本は、新潟の一部で石油が出ることは出ますが、産業になった化石燃料は石炭だけですからね。それも、時代の変化でほとんどが閉山。ところが、メタンハイドレートは西日本地方の南側の南海トラフなどや島根県沖などに、天然ガス使用量の10年分という試算もある、地下資源です。地下資源というより、海底資源ですね。地下というより海底の地表にある感じですが。

【人気のメタンハイドレート、累計1000億円の国費投入は妥当か?】with ENAGRY

次世代資源のメタンハイドレート。期待は大きいが、なかなかビジネスとして形にならない。コストが高く、商業化に踏み出す企業がまだいないためだ。私は他の新たなエネルギーに比べて特に優れたものではなく開発を急ぐ必要はないと考えている。国による巨額の研究・開発予算は1000億円を超えた。これが必要か、客観的に検証をするべき時期ではないかと、考えている。

https://withenergy.jp/2900

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、焚き火の写真ですが、なんか良い感じだったので。

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しかし、海底の資源開発って、その環境ゆえになかなか進まないのが現実です。それこそ、南鳥島沖の海底には、豊富なレアアースがあるというのは、自分がガキの頃から学習雑誌に書かれていました。マンガン塊とか、その頃から言われていましたが。深海の高圧状態で、それを回収するのはなかなかに大変で、いわんや工業に使えるほど大量に・安価に手に入れるのは、なかなか難しいですね。日本は、深海6500など、深海探査線の研究は、世界トップクラスなんですが。そこから、海底資源回収船や、海底資源回収ユニットまで、持っていくのは簡単ではないと。

メタンハイドレートに関しては、回収するにしても、レーザー光線などを当てて気化させて回収という手法もありますが、あんがい不安定な部分もあって、大規模な気化が起きる可能性もあるんですよね。有名な、バミューダトライアングルの、謎の飛行機や船舶の行方不明事件もまた、大規模なメタンハイドレートの気化が原因ではあと言う説もありましたね。まぁ、実際のところはわかりませんが、メタンハイドレートの大規模な気化と気候変動が、生物の大量絶滅に繋がっているという説もありますし。

ただ、洋上風力発電に600億円も使って、ようやっと使えない発電方法と結論が出たように。世の中には、無用の用もあるので。で、ハッキリ言えばまだしもメタンハイドレートのほうが、未来への可能性もありますしね。研究自体は続けるに越したことはないでしょう。もっとも日本は、当面は原発再稼働、近未来では第四世代炉の建造、そして核融合炉の方でしょうね。それと並行して、メタンハイドレートも採算ラインに乗ればいいな、ぐらいな感じでしょう。20年後30年後を見据えて、今から備えておいてようやく使える感じかと。

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