池田大作創価学会名誉会長が死去
◉今年は幸福の科学の大川隆法総裁が3月2日に、浅井昭衛富士大石寺顕正会会長が10月16日に、そして創価学会の池田大作名誉会長が11月15日にと、宗教界の大物が、3人も旅立つことに。他にもいらっしゃるかも知れませんが、勉強不足の身ゆえ、ご容赦を。32歳の若さで創価学会第3代会長に就き、以来63年の長きに渡って君臨。共産党の宮本顕治氏や不破哲三氏をも上回る長期トップでしょうね。奇しくも、昭和天皇の在位期間に匹敵する長さになりました。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、睡蓮の写真です。
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三代目で組織を一気に大きくした中興の祖という点では、山口組の田岡三代目にも比肩できる業績でしょうかね。ただ、皆さんご存じのように、2010年5月13日の本部幹部会に出席されて以降は、学会内の公式行事を全部欠席し、公式の場には姿を表さず。このため度々、重病説や死亡説、認知症説、意識不明説などが流れ、創価学会内部でもこの話題は、かなりピリピリしていたようです。武田信玄のように、我が死を三年秘せ、とか言っていないでしょうけれど。でも、学会内部の権力闘争を疑わせる情報は、ありますね。浜四津敏子代表代行の件とか。
浜四津代表代行は、2020年11月29日に亡くなっていたのですが。その死が発表されたのは2023年2月16日、公明党が公表しています。このタイムラグと、このタイミングでの池田名誉会長の訃報。圧倒的なカリスマゆえ、後継者問題を巡って、四分五裂する可能性があり、これだけの長期間での怪しい動きがあったとしても、それは不思議はないです。平清盛亡き後の平家、源頼朝亡き後の源氏、織田信長亡き後の織田家、豊臣秀吉亡き後の豊臣家、田岡三代目亡き後の山口組……歴史を紐解いても、そういう事例はなんぼでもあります。
早い段階での後継者指名が上手くいなかないと、組織というのは分裂するのは、家元の骨壷争いでよく見られる話。井昭衛顕正会会長も、日蓮正宗総本山の大石寺から除名されているという点では、似ていますが。そういう意味では、日蓮宗系という部分よりも、池田大作名誉会長の宗派というイメージが強いので、なおさら求心力をどうするかが、課題になるでしょうけれど。でも、個人的には笹川良一亡き後の日本財団同様、大きく変わらず、昔ほどのアクはなくなる方向に、静かに進むような気はしますね。まぁ、外部から内部事情はわかりませんから。
いや、アホですか女性自身は。世界的には、池田大作名誉会長は著名な篤志家で、世界各地で慈善事業をしていて、いっぱい勲章をもらっています。篤志家として、ことさら無視するのが不自然です。政教分離の意味もわかっていない方々が、ギャーギャー言っていますが。池田大作名誉会長と創価学会に関しては、いろんなスキャンダルもありましたし、とくに藤原弘達氏の『創価学会を斬る』への出版妨害や、藤原氏が死去した際に大量の祝電が匿名で舞い込むなど、いかがなものかという部分は多々ありますが。それと個人の訃報は別ですしね。
戦後、キリスト教をもっと普及させたいGHQの思惑で、宗教法人が優遇されたのですが。でも実際は、仏教神道系の新宗教が伸長したのが戦後の昭和でした。2位から10位までを合計しても、1位の創価学会には遠く及ばないほどの、巨大宗教団体のトップが去り。旧統一教会は解散請求命令で激震に見舞われ、キリスト教夫人矯風会と希望のたね基金とColaboの、宗教的な紐帯も可視化され。戦後昭和が、宗教界でも解体されつつあるなぁ……というのが、自分の感想です。昭和が解体される令和、2022年から2023年は、激動の時代ですね。2024年はどっちに向かうのか?
改めて、ご冥福をお祈りします。合掌
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