ロシア軍が核搭載可能ミサイルを模擬発射
◉地上発射型ミサイルシステム、イスカンデル……これは北朝鮮のミサイル技術にも、使われているという指摘が。イスカンデル、つまり双角の大イスカンダルのこと。アレクサンドロス3世ことアレクサンダー大王のロシア語読みですね。宇宙戦艦ヤマトで放射能除去装置コスモクリーナーをもらいに行く先が、イスカンダル。しかも、地球に核ミサイルを撃ち込むガミラス星と、二重連星という設定でした。核ミサイルを発射できるイスカンデル──皮肉なネーミングです。
【核搭載可能ミサイル、模擬発射 ロシア飛び地カリーニングラード―ウクライナ支援の欧米けん制】時事通信社
ロシア軍は4日、バルト海沿岸の飛び地カリーニングラード州で、核兵器を搭載可能な地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル」の模擬発射を実施したと発表した。インタファクス通信が伝えた。短距離弾道ミサイルか巡航ミサイルかには触れていない。演習は「電子発射」と呼ばれるシミュレーションで、実弾は発射しない。
ロシアのプーチン大統領は最近、核兵器の使用を示唆する発言をしている。欧米は、ウクライナ東部などでこう着状態が続く侵攻の局面打開のために使われる可能性も排除できないとして、強く警戒している。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、戦車とミサイルシステムのイラストです。
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前にも書きましたが、こういうブラフをかけること自体が、プーチン大統領が相当に、追い込まれている証拠でしょう。このままでは、対ドイツ戦勝記念のパレードに、間に合わないでしょうし。もちろん、戦術核を使う可能性は、否定しません。あらゆる可能性を想定して、動くのが国際政治。しかし少なくとも戦勝パレード前に、戦術核を使う選択肢はないでしょう。それをやったら、戦勝パレードどころじゃない、大騒ぎになるでしょうから。
でも、その後でプーチン大統領がどう動くか……。
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