見出し画像

エリザベス女王の在位期間が史上2位に

◉御年96歳。1952年に即位されていますから、もう生ける近現代史。昭和天皇の63年間の在位期間も、摂政時代も含めれば世界的で、小学生の時の日本史の教科書に登場する人物として、会議とか開いていたんだなと驚きますが。エリザベス女王もイギリスの首相が就任して面会する時、あなたの立っているその場所にチャーチルも立っていたわねと、語るシーンが映画にありましたが。

【エリザベス女王、在位期間が史上2番目 フランスのルイ14世に次ぐ】毎日新聞

英国のエリザベス女王(96)は12日、2016年に死去したタイのプミポン前国王と並び、世界史上2番目に在位期間が長い君主となった。女王とプミポン前国王の在位期間は「70年と126日」で、17~18世紀に約72年にわたって君臨したフランスのルイ14世に次ぐ長さという。英メディアが報じた。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ロンドンのホースガーズだそうです。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

実際にエリザベス女王がそんなことを言ってるかどうかは、知りませんが。でも言われた方の首相は、いきなりその歴史の重みに打ちのめされるでしょうね。自分が生まれるずっと前に亡くなっている、イギリス史に残る名宰相とこの人は実際に会っている。その歴史の重さ。圧倒的です。イギリス王室はスキャンダルまみれですが、エリザベス女王は愛されているようで。

母親であるエリザベス王太后は、101歳の長寿をほこり、国民からも愛されたそうですが。エリザベス女王も、そういう存在なのでしょう。これはエリザベス女王が並んだタイのプミポン国王がそうでした。何かもうその存在自体が、国民に愛されていたと言うか。国王が元気で長生きされているということ、それが国民の精神安定剤にもなっている。

漢王朝の最盛期を実現した武帝が、55年の在位で、これも世界的に見ればかなり異例の長期政権だったのですが。その長期独裁が、漢王朝滅亡の遠因を作ったのも事実。エリザベス女王以上の世界一の長期在位のルイ14世もまた、太陽王と呼ばれてフランスブルボン王朝の全盛期を実現しましたが、同時に滅亡の遠因もを作りました。

しかしイギリスの場合は、いち早く君臨すれども統治せずの、政治と権威の分離を測ったおかげで、長期の在位期間の王が出ても、問題ない感じですね。昭和天皇も、イギリスの立憲君主制を理想とされていたわけですけれど。旺盛というのも時代によって変化するもの。自分は、王なき共和制が正しいとは思いませんし、親政が良いとも思わないので。

エリザベス女王陛下には立憲君主制の国の女王として、新記録を樹立していただきたいところですね。

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ