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上野千鶴子東大名誉教授のダブスタ

◉上野千鶴子御大と、朝日新聞出版AERAという、タイガー・ジェット・シンとアブドーラ・ザ・ブッチャーのタッグマッチのような記事なので、内容はもう最初からロクなモノではないとは思っていたんですが。読んだ見たら案の定、ろくでもない内容でした。日本のフェミニズムを歪ませた張本人が、上野千鶴子御大なのですが、まだこういう御仁を権威として持ち上げる、AERAのレベルもレベルですが。

【上野千鶴子、五輪の強行開催のツケは「政権に払わせるべき」】AERA dot.

新型コロナの感染が急拡大するなか、五輪が強行に開催された。それらのツケは国民が負うことになる。社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子さんは、政治家に責任をとらせる責任は私たち国民にあると主張する。AERA 2021年8月16日-8月23日合併号から。
(中略)パラリンピックも甲子園も、本来中止すべきです。ただ、五輪を開催しているのにやめろとも言えないでしょう。

言いたければ言えば良いのに、何を責任転嫁してるんでしょうかね。正々堂々と、朝日新聞の子会社である朝日新聞出版に忖度することなく、甲子園大会は今からでも中止と、そう言うべきでしょう。

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■責任の所在はどこに■

世田谷区のワクチン接種率は低く、墨田区と大きな差がありますが、それは国の責任ですか? 無策無能な区長の責任ですよね。沖縄県はコロナ押さえ込みに失敗して、蔓延していますが。それは国の責任ですか? 無策無能な県知事の責任ですよね。なんでもかんでも国が悪いと強引に結びつけ、政争の具に使おうとする。まさにそれは、活動家の手口であって学者のそれではありません。

もともと、不利なデータは隠すの方で、学者として失格ですから。社会学者という存在が、活動家の隠れ蓑になってしまったのは、上野千鶴子御大の悪影響が大きいですね。現実問題として、上野千鶴子御大が暴言を吐こうが同じ社会学者はその権威を恐れて、相互批判がほとんどないんですよね。コロナ禍でデタラメを言う医者や学者は、同業者からバンバン批判されてるのに。学会自体が不健全です。

■免罪符を都合よく使う■

朝日新聞は、社説で東京五輪中止を求めておきながら、五輪のスポンサーは降りず、報道はバンバンやって視聴率を稼ぎ、でも甲子園大会は当たり前のように開く。しかも、応援団やブラスバンドなど2000人も入れておきながら原則無観客とか、ふざけていますね。言葉の誤魔化しを恥じないダブルスタンダード。上野千鶴子御大と、相性がいいはずです。もしクラスターが発生しても発生しなくても、朝日新聞グループの敗北ですが。

「アスリートに罪はない」「選手がかわいそう」という言葉が五輪の免罪符のように使われましたが、最近の感染状況を見るとこれにも賛同できません。国民全員が我慢を強いられています。「みんなでこの難局を乗り越えるために、一緒に我慢しよう」とアスリートに求めてはいけないでしょうか。

おやおや、「パラリンピックも甲子園も、本来中止すべきです。ただ、五輪を開催しているのにやめろとも言えないでしょう。」と思いっきり免罪符を振り回した人が、舌の根も乾かない内に、他者を免罪符呼ばわりして糾弾する。池江璃花子選手らアスリートに五輪中止に賛同しろと同調圧力をかけたお仲間を、一方で免罪する。もう、支離滅裂ですわ。けっきょく、あの運動をやらかした連中と根っ子は同じ?

■種を蒔いた責任は?■

上野千鶴子御大は自分の手下への面倒見が良く、アカデミズムの場や左派マスコミへの仕事の斡旋とか、小まめのようで。AERAなどにとっても、東大名誉教授の権威を纏い、朝日新聞グループが言いたいけれど批判を恐れて言いづらいことも代弁してくれるので、重宝なのでしょう。それが、相互批判もろくにできない社会学者の村社会を創っているわけで。それは上野千鶴子御大が一番嫌いだった社会構造では?

この人自体が、富山の医者の娘で、大学進学率がめちゃくちゃ低かった時代に京大に進学し、タワマンに住んで高級外車を乗り回し、そのくせ「みんなで貧乏になろう」ですからね。けっきょく本人がデタラメなせいで、その弟子筋や影響を受けた人たちも、性の解放論者の上野千鶴子御大とは真逆の、フシダラ憲兵化してるのも、必然です。その責任は、種を蒔いたあなたにあるのでは? 今は黙ってる連中も、お隠れあそばされたら、批判が噴出しそうです。

■裸の王様ならぬ女王様■

下記のようなイデオロギー丸出しのツイートをして、批判が殺到しても聞く耳なし。単純なミスにはサッサと謝罪訂正すれば、傷も浅いし「私は謝れない人じゃない」って証拠にもなるのに。批判を聞く耳がないし、周囲に「被害者は死んでいませんので、この表現は不味いです」と忠告する人間もいない。裸の女王様になっているのか……。

被害者を勝手に殺さないでください。男性被害者を無視しないでください。犯人はイケメンの陽キャラで人気者で中央大学合格の人物であり、陰キャラでブサイクで低学歴で女性に怨みを募らせた人物ではありません。加齢で若い女性に相手されなくなり、犯行に及んだ側面が大きいです。勝手にリフレイミングしないでください。このコロナ禍の事態で無許可デモをやって集まるお仲間を、ちゃんと批判してください。

以前のツイートですが、もうこういう部分において、社会学者がデータとか科学的な証拠とかどうでも良く、ひたすら反政府活動をし、政府を批判し、政権を打倒することが自己目的化してるのが、よくわかりますね。でも、当事者意識を欠いた運動は、民主党政権の悪夢アゲインにしかなりません。いい加減にしてください。

■御大の歴史修正主義■

医学的な件で上野千鶴子御大のデタラメぶりが知念実希人先生から指摘されましたので、医学並びでもうひとつ。上野千鶴子御大のもうひとつの問題点、緊急避妊薬の認可に関する歴史修正主義についても、リンクしておきます。自分の狭い経験ですが、こうやってかつては反対していたクセに、それが〝善きこと〟に変わった途端にスルリとポジションチェンジする人間は、信用できません。名作『はだしのゲン』の町内会長の鮫島と同じですから。

Twitterで緊急避妊薬市販化運動が始まった時、呼びかけ人の方々がツイッターフェミズムに批判的だったため、呼びかけかた方々や賛同者がボロクソに誹謗中傷&反対された、フェミニストは緊急避妊薬市販化に反対の立場だったにも関わらず、さもフェミニストの手柄であるように語る上野氏に当時活動していた方々が苦言

上野千鶴子御大は、実は若い頃から性の解放論者で、俳人としてもけっこうエロい内容の作品を、たくさん発表しています。なにしろ、童貞の中学生は中年女性に頼めばセックスできる、って人ですから。ピルとか緊急避妊薬というのは、堕胎や避妊に対する縛りがキツい欧米のキリスト教文化の影響に対する、カウンター・カルチャーの部分がありました。日本でも中絶とピルを認めろという中ピ連(中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合)が存在しました。

ところが中絶は、日本では昔からさほどタブーではなかったんですよね。むしろ世界的に見ても盛ん。そもそも日本は、子供が生まれた直後に殺す、間引きの風習がありました。母体保護の面から見れば、堕胎技術が未熟だった江戸時代とか、中絶手術より生んだ後に殺す方が合理的でした。この伝統から、最盛期の1955年は堕胎手術が表に出ているだけでも117万0143件で、2018年はずいぶん減って16万1741件です。闇堕胎を加えれば、もっと膨大。少子化対策って、むしろ中絶対策の方が効果的では思える数字です。

ゆえに中ピ連は中絶禁止法に反対し、ピル推進が運動の中心に。上野千鶴子御大が言う34年というのは、中ピ連結成の1972年からLEPの低用量ピルが認可された2008年のことかと推測されますが、時間軸がズレています。上野御大は中ピ連よりウーマンリブ運動への共感が強いので、中ピ連的なモノには距離を置いてたのかもしれませんが。彼女の弟子筋や影響を受けた世代が、上野千鶴子御大と思想的にズレている部分はあるので、その点ではこの矛盾は必然でもあります。本人はポジションチェンジしてる気はないのかも。

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