Appleの脱中国・インド転換
◉ようやく、ですかね。その兆候は、オバマ政権時代に既にあったのですが……。元ヒッピーのスティーブ・ジョブズが創業メンバーの一人で、同性愛をカミングアウトしたティム・クックCEOがトップのAppleは、リベラルな社風の会社なのは間違いなく。オバマ政権でもジョブズは、アドバイザーみたいなポジションでしたしね。しかし、産業というのは、おいそれと精算の拠点を変えられるものではないですし。時間はかかりましたが、じょじょにシフト。トランプ大統領を経て、バイデン政権でシフトと。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、Appleのロゴマークです。
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インドはインドで、ロシアとも石油の輸入を続けるし、武器だってアメリカとロシアの両方から輸入するなど、一筋縄ではいかない国ではありますが。それでも、まだしも自由主義陣営ですし、中国とは国境問題をかけていて、『自由で開かれたインド太平洋』の戦略では欠かせない存在。日米豪印戦略対話──クアッドの、メンバーでもありますし。東南アジア各国にも、こういう形で経済的な工場のシフトが進んでいますし、そういう紐帯が対中国封じ込め政策にも益するかと。
まぁ、アメリカという国は、敵を育てて叩く、という戦術を多用する国ですから。ドイツと日本を叩いて、ソビエト連邦を育て。そのソビエト連邦を叩いて崩壊に追い込んだら、今度は中国を育てて叩く。間に、イラクのフセイン大統領を育てて叩き。韓国の朴正煕大統領も、暗殺されていなかったら、育てて叩いてたかもしれませんが。日本も、世界2位の経済大国に育てて、プラザ合意でガツンとやられましたし。ロシアと中国が倒れたら、次はインドとかブラジルを叩きに動くのかもしれません。とは言え、アメリカと組む恩恵も大きいので。
これから10年20年は、インドのターンかもしれませんね。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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