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Colabo問題:住民監査請求の結果公開

◉東京都が、暇空茜こと水原清晃氏の住民監査請求についての、結果を発表しました。請求者の暇空茜氏には、昨年末には届いており、有料noteで紹介していたのですが。内容的には、文言が削ってありますが、基本的にはnoteと同じですね。そもそも、この20年間で東京都の住民監査請求が通ったのは20年間でわずか2回、しかも舛添要一元都知事のそれは、知事辞任後の追い打ちみたいなもんでしたからね。監査請求が機能していなかった、ということで。不当勧告が出た時点で、不正な公金利用は一切行っていませんと見栄を切っていた一般社団法人Colabo側の、完敗と言ってようでしょう。

【委託事業で不適切経費 若年女性の支援巡り―東京都監査委員】時事通信社

 東京都監査委員は4日、都が一般社団法人「Colabo(コラボ)」に委託した若年女性の支援事業について、不適切な経費計上があったとする監査結果を公表した。都福祉保健局に対し、実際に事業に必要な経費を調査、特定した上で、過払いがあった場合は同法人に返還請求するよう勧告した。
(中略)
 都民からの住民監査請求を受け監査した結果、委託事業分以外の税理士報酬も経費に計上するなど不適切な点があったほか、高額なホテル代やレストラン代など妥当性が疑われる項目があったとした。
 同法人は「改善が必要となる可能性のある事項については真摯(しんし)に対処する」などとするコメントを公表した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023010400910&g=pol

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、東京都庁です。青空で、良い写真ですね。今は緑のタヌキが君臨する、伏魔殿ですが。

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■議論の前提と今後の展開■

まぁ、「不正と不当は違う」とか「委託事業では不正会計やっていないが、自主事業では不正会計があったけど、公金ではやっていないのでセーフだ」とか、言葉遊びをしてくる可能性はありますが。住民監査請求って、そもそも不正を判断する立場ではないですよね。実際、監査委員に会計士はいても裁判官経験者なんかいませんし。いても判断はできませんから。それは、裁判所の仕事であって。なので、不当とは言っても不正とは基本的には言いませんよね。違法の用例はあるようですが、違法と思われるぐらいではないかと。知らんけど。さて、そうなると今後の手順はたぶん、こんな感じになりますかね?

①監査委員会が調査をして、報告 ←今ここ
②Colaboが会計の資料を再度提出
③会計監査院が状況次第では調査
④国税局が検察庁への告発を検討
⑤検察庁が起訴するか否かを判断
⑥裁判所が不正や違法を裁判する

不正か不正でないかは、今後の展開次第でしょうね。そもそも暇空茜氏は、②の結果によっては住民訴訟を行うでしょうし。国会議員が統一地方選挙を睨んで、国会でガンガン質問する可能性はありそうです。維新の会や国民民主党、すでに実績があるN国党とか、チャンスですしね。特に維新は、関西で絶大な人気を持つのは、そういった弱者利権に切り込んでいったのが大きいですから。そうなると、会計監査院も動くでしょうし、国税局や、場合によっては地検特捜部も。ちなみに一般社団法人Colabo側は〝不当〟を軽く見てるので、辞書にある不当の子見出しを以下に列挙。

・不当逮捕 ・不当判決 ・不当労働行為
・不当解雇 ・不当条項 ・不当処分
・不当表示 ・不当利得 ・不当廉売
・不当景品 ・不当事項 ・不当周延の虚偽

大辞林から適当に抜粋

あららあら、左翼が嫌いな言葉、てんこ盛りじないですか( ´ ▽ ` )ノ

■Colabo関係者ツイート集■

それでは、一般社団法人Colabo側の反応を、備忘録も兼ねて転載しておきます。もちろん、公益性のある評論として、著作権法が認める範囲です。

①仁藤夢乃代表のツイート

まずは、仁藤夢乃Colabo代表のツイートから。時事通信の記事にも「都民からの住民監査請求を受け監査した結果、委託事業分以外の税理士報酬も経費に計上するなど不適切な点があったほか、高額なホテル代やレストラン代など妥当性が疑われる項目があったとした。」と書かれているのに、エラく強気ですね。でも、今後の展開的にはまだまだ1年以上かかるのは明らかですから、勝利宣言には早すぎるんじゃないでしょうかね。

削除されて証拠隠滅されたときのために、スクリーンショットも転載します。評論のため、著作権法で許される範囲ですから。

スクリーンショット

ひょっとして仁藤夢乃代表、弁護団から都合の良い情報だけ聞かされているとか? 本人が聞く耳持たないか、聞いても勝手に解釈している可能性もありますし。というか、そうやってわざと仁藤夢乃代表を暴走させてトカゲの尻……おっと、邪推は辞めましょう。どうやら過去ツイートを、ゴッソリ削除されたようですし。暇空茜氏は、ナニカグループは一般社団法人Colaboを切ることによって、残り3団体を守る方向にシフトしたと推理していますが。素人の自分には、サッパリわかりませんm(_ _)m

②Colabo公式のツイート1

それでは、Colabo公式のツイートも以下に転載しておきますね。

こちらも、スクリーンショットも。

スクリーンショット

いやいや、退けられたも何も、元々が黒塗りだけの資料と、矛盾だらけのサイトの数字とを突き合わせて、少しでも疑わしいところを1%の可能性を勘案して突いていったわけで。そりゃあハズレも必然的に多いでしょう。そして、その上で正式な数字はコッチですと一般社団法人Colabo側は有利な後出しジャンケンで出したのが。にも関わらず、よく見たらて追加で出した領収証におかしな点があると、最後の最後で卓袱台返しされた訳で。途中までは、監査委員側は問題な~し!で押し切ろうとしてたのが、普通に見えますよね? こちらのツイートが、的確で簡潔ですね。

そう、これで2月末までに再提出した会計報告と領収書がダメダメなら、こんどこそ都の事業として委託された分の、問題ある部分は返金となります。それが、冒頭で上げた②のプロセスになります。

③Colabo公式のツイート2

にも関わらず、一般社団法人Colabo側はまた、法的措置をちらつかせています。元シェアハウスの入居者らしき女性の告発に対しては、口にしなかったのに。いちおう、人間の心を扱う物書きの端くれとしては、文脈や状況を読むと、これはたぶん脅しだと思います。知らんけど。だって本気で勝算があるなら、黙っていきなり情報開示請求をして、裁判をして、勝って、賠償金をとって、メシウマーがベストでしょう? わざわざ手の内を晒すのは、萎縮させて黙らせるのが目的でしょうから、こういう文章は。暁鴉kンを読むと、そうなります。

もちろん、スクリーンショットも転載。

スクリーンショット

まぁ、邪推と思うのは、読んだ方の自由ですm(_ _)m

④神原元弁護士のツイート

ついでと言ってはなんですが、一般社団法人Colabo弁護団のトップと思われる、神原元弁護士の勝利宣言も転載しておきますね。いったん投稿した後、ナニカ問題があって削除して、再度投稿し直したようですが。あの、神原元弁護士が住民監査請求のレポートを読み間違えているため、他の弁護士が意見できずに、そういうことになっているのか。それとも、部分的勝利を勝った勝ったと喧伝することで、全体の敗北を誤魔化す李舜臣戦法ですかね? 神原元弁護士の場合、2014年に起きたいわゆる『大学院生リンチ事件』でもこの手でしたし、隣地の勝手な定義を出してリンチ自体も否定していましたが。

スクリーンショットも。

スクリーンショット

……いやあの、神原元弁護士センセー、雌雄を決するとかの言い回し、フェミニスト的にはよろしいんですかね? それって、オスかメスかで上下を序列づけていませんか? 個人的には、チョウチンアンコウとかカクレクマノミとか、メスのほうが大きな生物はなんぼでもいますから、別に問題ない慣用表現だとは思います。

⑤影書房のツイート

ついでに、影書房さんのツイートも。影書房さんは、仁藤夢乃代表のセミナーの課題図書となる本を出版するなど、利益関係者でもあります。

いやあの、根拠があるから不当勧告が出たわけで。「暇空茜の「Colabo不正」主張が根拠のないものだったことを前提としていない」って、もう矛盾ですよ。根拠がなかったら不当勧告なんか出ませんよ。だから「公平性に欠ける」って前提が間違っていますから、コチラも成り立ちません。Colabo不正デマ云々も、監査委員がジャッジすることではないでしょうね。それは最終的に、裁判所が判断することですから。

■簡単な雑感と今後の展望■

Twitterで指摘する方もいますが、東京都にとってこれはあくまでも会計処理の問題とすることで、再報告でColaboがあくまでもミスとして謝罪して一部が返金されれば、東京都は不利益を被らないので、不正行為としての立件はされない可能性があります。神原元弁護士の狙っている勝ち筋は、ここかもしれません。東京都が提訴しなければ単純な帳簿の処理ミスで終了ということに。もちろん、それで来年度からの委託事業受注は厳しくなりますし、寄附も激減する可能性が。でも、それが神原元弁護士得意の李舜臣戦法ですから。勝負に負けて試合に勝つ、と。でもそれ、暇空茜氏的には事実上の勝ちなんですが……。

こちらの、元公務員の失敗小僧氏の解説は、かなり面白かったです。お役所用語ではない用字用語に直すと、会計員はかなりお怒りのようで。自分が思ったよりも、Colabo側に肩入れしてるわけでもないようです。暇空茜氏も、会計監査のプロの、アドバイザーは必要かも。この動画を見た人が、暇空氏に見るようにDMする気持ちはわかります。Colaboの勝ち筋はそこだろうな、と。でも、東京都は会計監査院に詰められて爆死。そしてColaboの来年以降の事業は……。ちなみに暇空茜氏は、2つの可能性を指摘しています。Colaboを潰しても、若草プロジェクトを守る、その可能性も。大変興味深いので、興味があれば下記リンクの動画をどうぞm(_ _)m

そして、こちらは昨晩のライブ動画です。今回の住民監査請求の結果に対して、住民訴訟宣言が出ています。コチラもとても面白いです。

いずれにしろ、今後の展開は自分には読めませんが。暇空茜氏的には一般社団法人Colaboの件はもう死に体で、メインのターゲットではなく。ナニカグループの残りの三団体、一般社団法人若草プロジェクト・NPO法人BONDプロジェクト・NPO法人ぱっぷすの3団体をガッツリ追い詰めていく宣言なわけで。これを、読解力が低いColabo擁護派が、逃げだと言い出していますが。いやいや4団体って言ってるだろうに……。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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以下は有料です。ただし内容的には大したことは書いていませんので、興味があって著作権法を遵守できる人だけどうぞm(_ _)m 先日の『Colaboの弁明:疑義とツッコミ』のオマケが思いの外好評だったので、二匹目のドジョウです。ただ投げ銭を出すよりは、お得感があった方がいいでしょうから。お年玉がわりに100円ぐらい恵んでやろうという心の広い方だけ、お願いします( ´ ▽ ` )ノ

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