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阪大が核融合の新方式開発

◉核融合に関しては、最近はいろんな情報が発信されるようになりましたね。福島第一原子炉夢発電所の事故以降、原始力技術関係の報道自体が、激減していましたからね。それがロシア連邦軍のウクライナ侵攻によって、石油や天然ガスの価格が不安定になり、ようやく日本でもエネルギー問題に対する関心が高まった結果でしょうか。科学技術というのはいろんな問題点を抱えながらも、それでも人類の未来と幸福に貢献する存在なのは疑いありません。

【核融合反応数を3倍に向上させる手法、阪大が開発】マイナビニュース

大阪大学(阪大)は11月25日、米ローレンス・リバモア国立研究所にある世界最大級のレーザー装置「National Ignition Facility(NIF)」を用いて、磁場を使用する新方式「磁場支援型レーザー核融合」の実証に成功し、プラズマ温度の40%の上昇と、核融合反応の効率が3倍になることを確認したと発表した。

同成果は、阪大 レーザー科学研究所の藤岡慎介教授が参加する、米・ローレンス・リバモア国立研究所、米・マサチューセッツ工科大学、英・インペリアル・カレッジ・ロンドン、米・ロチェスター大学および同・大学 レーザーエネルギー学研究所、阪大 レーザー科学研究所で構成された共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する機関学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20221128-2524179/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、西伊豆の夕陽だそうです。太陽と核融合ということで。素敵な写真です。

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今回の技術、レーザーを利用した核融合炉の研究の中で、どうも安定して出力が出せる回数が少ないため、確実性を高めるために研究されていたようですね。核融合反応では1億度を超える熱が必要なのですが、同じ原材料に同じレーザーを使っても、高熱が出るのに割とばらつきがあったようで。やはりこういう安定感というのは、軽視されがちですが。商業的に安定した出力を出すことを考えれば、とても重要な技術ですね。

NIFでは、2021年8月に大きなエネルギーを生み出すことに成功し、レーザー核融合炉の実現性が高まったとして、世界的なニュースになったが、それ以後に行われた同様の実験では大きなエネルギー発生が観測されず、この再現に苦労しており、その理由がこれらカプセル表面の欠陥やレーザー照射タイミングのずれなどにより、核融合反応がすぐ停止してしまうことが挙げられている。

同上 

大阪大学と言えば物理学のキクマコ教授がいらっしゃるところですね。なんだかんだ言って日本の旧帝国大学の理系学部は、日本の未来を担っていますからね。ただ以前、キクマコ教授が後継者が少ない、みたいなことをつぶやいていた記憶が。社会学者とか文系の学者が無駄な予算を食いつぶして、共産主義思想を克服できない名誉教授たちに阿って地位をつかんでいる姿などを見ると。もうちょっとこっちの方に予算を回してあげたいなと、文系の自分さえ思ってしまいます。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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