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国立科学博物館が資金不足でクラファン

◉それぐらい国が補填してやれ……という意見もありますが。国のこういう文教系の予算というのは割とがっちりしていて、急遽動かせることができる予算の幅は、そうでもないようですね。予算を見積もって申請し、研究費とかの予算が下りるので。WBPC問題での、東京都のデタラメな公金の分配を見ていると、なんとでもなりそうですが。そこでクラファンというのは、悪くないアイデアのような。

【国立科学博物館が資金不足でクラファン開始 収蔵品の維持困難、目標1億円】産経新聞

 国立科学博物館(東京都台東区)は7日、資金不足で500万点以上にのぼる標本の維持が難しいなどとして、目標額を1億円に設定したクラウドファンディングを11月5日まで実施すると発表した。コロナ禍での入館者急減やウクライナ戦争による物価高騰などで資金繰りが厳しく、国からの支出増額も見込めないため、国立の博物館としては異例の手段に乗り出した。

 同館によると、令和元年度に約273万人だった入館者数は、コロナ禍の2年度に約53万人まで急減。4年度は約206万人まで持ち直したが、続いてウクライナ戦争による物価高騰などに襲われた。そのため今年度は、光熱費だけでも約3億8千万円を見込み、3年度の約2倍に達する。一方で収入の約8割を占める国からの運営費交付金は微減となっているという。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、国立科学博物館の化石写真です。

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例えば、新宿末廣亭のクラウドファンディングもありましたが。例えばこちらは、神田伯山師匠がTBSラジオの番組内でも、疑義を呈していましたが。演芸ファンから支援金を集めて、それで一時的に経営の助けになったとしても、経営を改善する抜本的なアイディアがなければ、焼き石に水にしかなりませんから。国立科学博物館の場合は、コロナ禍で激減した入場者数と収入の穴埋め ですから、緊急的な措置としては悪くないと思います。

個人的にはコロナの収束は、なかなか難しいとは思いますが。感染者数の増大の割には、死者数はそれほどでもないので、少なくとも来年になれば 病気と共存しながらコントロールする、インフルエンザのようなポジションになるのかな……という手応えはありますから。自分の周囲やTwitterのタイムラインでも感染報告はありますが、有名人が何人も、亡くなっていたあの時期のような、切迫感はないですからね。

もうひとつ、クラウドファンディングはお金を集めるシステムですが。ついでにいろんなアイディアを求めることもできないかなと思ったりします。金がないやつは知恵を出す、ということで。国立科学博物館の収蔵物自体は、かなり豊富で素晴らしいものですから、これをうまくマネタイズするアイデアは、広く一般から集まっていいでしょうし。優れたアイデアには、一定の保証金を出してもいいのではないでしょうかね?

このクラウドファンディングが成功するのであれば、グッズに関してもある程度の需要があるという証明になるでしょうし。色んなグッズの開発など、マネタイズ 部分は別途、考えていくシステム構築は、必要でしょうね。国立科学博物館の職員は、基本的に研究者を兼ねていますから、商売のプロではありませんし。アホなコンサルが入ってくる危険性はありますが、博物館の持つ優れた資産を活かすマネタイズ方法を考えていくのは、今後考えると絶対に必要ではないでしょうかね。

確かに、話の持って行き方次第の部分はありますよね。こっちの方はクラ ファンでなんとかできるので、こっちの部分の予算を何とかして欲しい、とか。交渉のカードは多い方が有利ですから。また国立科学博物館も、今は行政法人になっているようですから、ポンと税金で支援というのも、手続きとか難しいでしょうし。税金の投入自体は否定しませんが、こういう試み 自体はどんどんやるべきだと思いますし。こうやって話題になること自体が、プラスに作用するでしょうし。

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