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選択的夫婦別姓:世論調査の改竄データ発覚

◉『選択的夫婦別姓・陳情アクション(井田奈穂事務局長)』による地方議会への意見書で、データの改竄があったとデイリー新潮が報じています。夫婦別姓論者の攻撃性については、このnoteでも過去に取り上げていますが。そういう攻撃性というのは、自分たちのやってることは正義だという、宗教的な信念に近い情熱や、確信に基づきます。結果的に、データ改ざんも厭わないわけです。どこかの社会学者が不利なデータを隠すと、公言したように。コレが選挙の争点になること自体、自分は疑問ですけどね。

【選択的夫婦別姓を自民党総裁候補はどう考えているか 地方議会の「意見書」に世論調査の改ざんデータが発覚】デイリー新潮

 事実上の次の日本の政治リーダーを決める自民党総裁選が始まった。岸田文雄、高市早苗、河野太郎、野田聖子の四氏による混戦の議論は経済再生、コロナ対策、安保・防衛、憲法改正、皇位継承問題など多岐にわたる。その陰に隠れて目立たないが、もう一つの大きな論点として、日本の家族制度の根幹に関わる「選択的夫婦別姓制度」の導入問題がある。推進派が押せ押せムードで実現をめざしているが、実はここに来て、さまざまな問題点があぶり出されている。その具体的事実を明らかにするとともに、今回の総裁選で各候補がどのようなスタンスに立っているのかを見てみたい。

写真は、noteのフォトギャラリーより、カクレクマノミ。クマノミの仲間は一番大きな個体がメスになり、二番目に大きな個体がオスとして繁殖し、メスが死ぬとそのオスが性転換し、三番目に大きな個体と繁殖する特徴があります。※誤字脱字誤変換を改め、加筆しました(9月28日)。

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■夫婦別姓は国政を揺るがすか?■

たとえば、サイボウズ株式会社社長の青野慶久氏による、夫婦別姓裁判での賛同を求めるネットのChange.orgにおける賛同キャンペーンは、足掛け4年で5万6000筆ちょっと。全国フェミニスト議員連盟による松戸市のVtuber弾圧に対する反対キャンペーンは10日ほどで44000筆(追記:さらに5万筆を超え6万筆も超え7万筆に迫る勢い)を超え、まだまだ勢いは衰えません。このままだと、夫婦別姓問題と同程度の関心ということになります。表現の自由に関わる問題とは言え、問題自体は松戸市というローカルな話です。

立憲民主党の公約では、Vol.1でもVol.2でも取り上げられ、よほど前のめりだなぁ…と思いますが。でも、コレ自体は日々死者が出ていたり、社会を揺るがすな問題かと言えば……。矮小化するつもりはないですが、総裁選挙や解散総選挙では経済・外交・軍事・教育などなど、語るべき重要問題はいくらでもあるはずですが。「それが喫緊の課題ですか?」と、何度でも問いたいです。エネルギー問題とか、マジに人が死ぬんですよ? 交通事故だって、毎年多数が死んでるんですよ?

■夫婦同姓は日本の大衆が勝ち取った権利■

そもそも、中国や北朝鮮や韓国は夫婦別姓です。これは、本貫制度という文化のせいです。これらの国では部族社会の伝統が強く、日本はもちろん欧州の多くの国で認められている従姉妹とかの結婚さえ、忌避します。強烈な家父長制と血縁主義による、妻は他人という考え方。これに対して、日本では明治の頃、新政府は武家のならいで夫婦別姓を導入しようとしました。以前から書いていますが、北条政子や日野富子のように、武家は平安の昔から夫婦別姓ですからね。

光明皇后も藤三女と署名が残されてるので、貴族も夫婦別姓。ところが庶民はこれに従わず、ついになし崩し的に政府は夫婦同姓を認めます(明治31年民法)。そう、まさに庶民が勝ち取った制度が夫婦同姓です。夫婦同姓は家父長制の残滓云々という、別姓論者の嘘が此処にあります。本貫性による家父長制から離れた所に、夫婦同姓はあります。反対論者は勉強不足か、解っててちと的に嘘をついているのでしょう。

■文化の縛りは無意識無自覚■

韓国映画や中国映画を見ても、日本より遥かに強力な家父長制が、何気ないシーンの端々で観察されます。例えば韓国映画の『サニー永遠の仲間たち』という、日本でもリメイクされた傑作がありますが、この作品では高校時代の仲間を探そうとする、専業主婦の主人公が、行動を起こす前に夫が長期出張というエクスキューズが入ります。つまり、韓国では妻がそういう勝手なことをやるのは許されず、そういうエクスキューズが必要なのですね。

日本だったら、そういうエクスキューズは不要です。なんなら夫に相談し、夫がヒマなときは自分も手伝うよ、ぐらいの描写があって、友人を見つける手助けになる描写が入るかもしれません。韓国映画の夫は、威張りちらすタイプには見えない、穏やかそうな役者が演じています。でも、それが韓国の文化。日本だと、小室圭氏にアレコレ言う人間が多いのと同じ、文化の問題ですね。上下優劣は言っていません。そういうモノという話。

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