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大阪公立大学がワキガ退治?

◉ワキガ、漢字で書くと「腋臭」なんですが、日本人は大衆が薄い人が比較的多いんですが、外国人とかわりとキツくて、悩んでいる人も多く。大阪公立大学の研究で、原因となる菌の特定と、その菌のみを死滅させる酵素を合成することに、成功したようです。先日の歯生え薬も、一部にかなり反響がありましたが。命に関わる難病の治療薬の研究も大事ですが、多くの人間が悩むこういう薬もまた、契機になると思うんですよねなると思うんですよね。自分も汗っかきですので、ありがたいです。

【「わきが」原因菌を死滅、酵素合成で 大阪公立大学】日経新聞

大阪公立大学などは汗をかいた時に強いにおいが出る「腋臭症(わきが)」の原因になる菌を特定し、ピンポイントに死滅させる酵素を合成した。従来の抗菌剤は有用な菌まで殺菌する問題があった。腋臭症を治療する塗り薬やデオドラントの開発につなげる。

日本人の1割が患う腋臭症は、脇などにあるアポクリン腺という汗腺が固有の物質を分泌するのが原因だ。分泌物自体は無臭だが、皮膚にいる菌が分解して揮発性の臭い物質に変える。原因の菌はある程度特定されていたが、詳しい仕組みは不明だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG259BG0V20C24A4000000/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、天乃 鯱(アマノ オルカ)さんが作成したイラストです。

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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。臭い物質の生成に、一種類ではなく複数の菌が関わること、これだけでも大きいですね。何か、特定の一種類ではないというのが、特定を遅らせた可能性も。ある意味で、人類の皮膚に共生する菌が、長い歴史の中で進化したのでしょうね。何しろ人類に寄生するシラミでさえ、頭髪に棲むアタマジラミと、衣服に棲むタイプに分化しているそうですから。人類が服を着るようになった歴史は不明ですが、それよりもはるかに長い、歴史のある菌でしょうし。

記事によれば、S.ホミニスというブドウ球菌の仲間が、ワキガを作り出すのに主要な役割を果たすことが、判明したとのこと。メインの菌と、他の菌が複合して、ワキガを生んでたということですが、主要な菌との連携プレーがどんなモノか、気になりますね。日経サイエンスとか、科学雑誌でそのうち、特集されるでしょうかね。そういえば、虫歯もミュータンス菌などが原因ですが、母親がいわゆる虫歯菌を持っていないと、子供も感染せず、虫歯になりにくいとか。このブドウ球菌の仲間も、上手く根治すると、親から子への菌の移動も、なくなるのか?

さて、この素晴らしい研究をした大阪公立大学は、大阪府立大学(府大)と大阪市立大学(市大)が、一昨年に統合された大学。大阪は、国立と府立と市立の大阪大学があったわけで、国立の旧帝大はともかくとして、府立と市立は二重行政改善を掲げる維新の会としては、狙い目だったでしょう。統合によって、この研究が出来たわけではないでしょうけれど、興味深いです。これで、毛生え薬でも作った日には、人命に関わる薬ではないですが、多くのハゲたオッサンや薄毛に悩む女性に、感謝されるでしょう。まぁ、自分は特に使う気はないですが。


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