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伊集院光さんがラジオ降板か?

◉伊集院光さんが来年三月いっぱいで、帯番組の『伊集院光とらじおと』を降板するとの噂が、東スポや文春などで報じられています。パワハラと、さも伊集院さんに非があるような報道になっていますが。TBSラジオもヤバいですね。ここ数年のTBSラジオの左傾化は本当に酷く、荻上チキ氏や青木理氏らを重用し、出演しているタレント達も文化人も、どんどん局のそういう姿勢に迎合しているように思えます。個人の主観ですが。

【伊集院光〝パワハラ報道〟で怒りのラジオ終了へ 他局は早くも争奪戦】東スポWeb

 タレントの伊集院光(54)がパーソナリティーを務める、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜午前8時30分)の終了が決定的となった。1990年代にニッポン放送と〝決裂〟してからはTBSラジオを主戦場にしてきたが、溝が生まれてしまった。普通のケースならば今後が心配される事態だが、そこは〝ラジオの帝王〟。さっそく他局が獲得に向けて動き出したという。
 ことの発端は、9月に女性誌に出た〝パワハラ疑惑〟だ。同番組の月曜アシスタントだったフリーアナウンサーの新井麻希に厳しくダメ出しした、などと報じられた。伊集院は同誌の取材にパワハラを否定するも、新井アナは同月中に番組を卒業した。
 これを境に、伊集院の周囲は一気に騒がしくなっていく。8日配信の文春オンラインは伊集院が悩んだ末に降板を決意、「パワハラ」と報じられたことが許せず、局やスタッフに不信感が芽生えたと報じた。

ヘッダーのイラストはnoteのフォトギャラリーより、涙ぐむ豚。

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■確執は一年半前から?■

記事を鵜呑みにする気はないですが。TBSラジオの三村孝成社長は愚かにも、鶴光師匠に替えて松任谷由実さんを起用したニッポン放送の轍を踏もうとしているように見えます。実は、伊集院さんがTBSラジオへの不信感を番組中でハッキリと口にしたのは、『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』が2020年9月25日に終了した直後です。TBSラジオは『たまむすび』も『らじおと』も、帯番組なのに月〜金ではなく、金曜日はメインパーソナリティではない人物が担当する、変則形式でした。

で、言うまでもなく山瀬まみ女史は伊集院さんと同じホリプロのタレント。まぁ、彼女はナンシー関さんからも批判されてたように、昔からちっとも面白くないのに、なぜかレギュラー番組が途切れないタレントなんですが(独断と偏見)。その番組が終了し、臼井ミトン『金曜ボイスログ』が始まったとき、伊集院さんは不満を口にしていました。ここら辺は自分には解りませんが、芸能事務所とラジオ局との、力関係とかもあるのでしょう。そう言えば、先日はホリプロの会長が番組にゲストに来ていました。

■飴ちゃん事件■

2021年3月8日の『JUNK伊集院光深夜の馬鹿力』放送回で、伊集院さんが、スタッフによる陰口が間違ってLINEに流れてきた誤爆事件を語っています。山瀬まみ女史の降板から半年後に、何十年もがんばってきた看板パーソナリティにスタッフが、こういう陰口とは……。TBSラジオ内部で、伊集院さんを軽んじる空気というか雰囲気が、既にあるのでしょうか? さらにこの半年後、新井麻希アナウンサーの事実上の降板問題と、連鎖しています。

そのやりとりから約1時間後、"誤爆"が起きた。伊集院さんと番組スタッフ計30人ほどが参加するLINEグループに、1枚のキャプチャー画像が投稿された。スタッフのみが参加するLINEグループでのトークを収めたものだった。
伊集院さんがスタッフに感謝を伝えた前述のやりとりの1分後、スタッフ同士が「出ましたアメちゃん笑」「今日はムチきつかった分、アメが甘いっす笑笑笑」と軽口を叩いていたのだ。伊集院さんの指導を「あめとむち」と表現し、揶揄(やゆ)していると受け取れる内容だった。伊集院さんは「何を意味しているのか理解できなかった」と困惑し、冷静になるためにとりあえず画像を保存した。キャプチャーはその後、何事もなかったかのように削除され、「ちょっとここで腹が立ってきた」と率直な思いを吐露している。

興味深いのは、2020年10月の改編期。人気番組で自分も好きだった『荒川強啓 デイ・キャッチ!』を終わらせ、宮藤官九郎氏以外は訳の解らん左寄りのタレントや文化人を起用した『ACTION』が三村社長の推しでスタートしたのが、2019年4月1日。当然ながら惨敗し、わずか一年半後に終了。荻上チキ氏を起用した帯番組に。それが2020年9月25日のこと。そう、山瀬まみ女史の降板の時期と重なっているんですよね。TBSラジオの迷走ぶりが、よくわかります。ハッキリ言えば三村社長とその子分の、暴走とトバッチリ。

■左傾化と劣化のTBSラジオ■

三村社長はTBSラジオをJ-WAVEのような、都会的なオシャレなFMラジオ風味にしたいのでしょうけれど。正に鶴光からユーミンへ。自分のようなAMラジオ好きには、そういうのを聞きたい人はFMを最初から聞くんじゃね……としか。おかげで、フリーになってからの10年間、ほぼTBSラジオを朝の生島さんの番組から深夜のJUNKまで、つけっぱなしだった自分が、ここ5年はradikoで見逃し再生がメインで、しかも文化放送の聴取比率が高まっています。

思えば、2009年の『ストリーム』の謎の打ち切りからずっと、TBSラジオは迷走を繰り返してきました。三村孝成社長が2018年に就任してから迷走は悪化、伊集院光さんもさりげなく、でもチクチクとTBSラジオ批判はやっていました。それがこの一年半で、一気に堆積したのでしょう。小田嶋隆・町山智浩・宇多丸・プチ鹿島・吉田豪・太田光・水道橋博士──TBSラジオの左傾化に合わせたタレントや文化人が、自分の好みとは明らかにズレ続けています。まぁ、自分がもうジジイになってズレてるだけ、なのかもしれませんが……。

■触手を伸ばされるラジオの帝王■

自分が好きだった小西克哉さんも山田五郎さんも、今はTBSラジオとは距離を置いています。山田さんとか、以前に紹介したようにYouTubeが人気ですし、相変わらずの深い見識が、聞かせます。伊集院光さんもまた、かつてニッポン放送と絶縁してTBSラジオにシフトされたように、文化放送などにシフトされるのか? 深夜の馬鹿力も、数年前から年齢と気力と体力の限界と、深夜放送からの引退を匂わせていますし。もし文化放送に移っても、あるいはYouTuberになっても、自分はいちファンとして聞きますけどね。

「文化放送あたりが触手を伸ばすといわれています」と前出関係者は指摘。トラブルがあったとしても、ほかのラジオ局が伊集院のことを放っておかないだろう。

触手を伸ばしてどうする……。食指が動くならともかく。デブ専🐷タコ専🐙の特殊性癖の人には、需要がありそうですが。個人的には2019年9月30日に、放送作家の渡辺雅史氏が座付き作家とも言える立場から卒業し、金銭的な問題から伊集院さんが仕事場として借りた都内のマンションから実家へと戻り、現在はUber Eatsの配達員がメインであるなど、ちょっと闇も感じます。2人の関係をラジオでつい語った神田伯山師と、確執も起きましたし。片腕を失ったことが、無能なスタッフへの不満となってパワハラとなったか、それは解りません。

ですが、月曜日のニュース解説の青木理氏らの左がかった論評を、ナントカ中道的にしようと言葉を尽くしてコメントしてる点など、自分は伊集院さんのバランス感覚が好きです。パラスポーツへの理解が深い分、東京五輪ヤメロヤメロの方向で番組作りしていたTBSラジオとの、ズレに苦悩してる部分も感じていました。TBSラジオの野球軽視の姿勢にも苦しんでいたような。ただそんなTBSラジオも、神田伯山師や安住紳一郎氏、東京ポッド許可局など、相変わらず面白いですし。少数派でしょうから、そこは聞いて応援です。

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