高校生のネット利用は1日平均6時間
◉高校生は1日平均6時間14分をネットに費やす……。もう完全に、インターネットの時代なんですねぇ。マスコミはまたぞろ、ネット依存だのネガティブに言うでしょうけれど。上皇陛下ご夫妻の御成婚で、テレビが爆発的に普及したときも、テレビつけっぱなしが当然の生活でしたからね。高校生とか、もうテレビより動画を見るほうが楽しいという、ライフスタイルの変化が顕著ですから。10年後には30代以下はほぼそんな形になるでしょう。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■娯楽の多様性■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。多くは、娯楽としての消費になってしまうのは、その性格上仕方がないでしょうね。動画・音楽・ゲーム・SNS・マンガ・メールと、スマートフォンひとつで、あらゆることが楽しめますから。じぶんも、もう自宅のテレビは20年以上前に壊れてから、見なくなり。Amazonプライム・ビデオにNHKオンデマンド、NetflixなどでTVドラマや教養娯楽番組を見て。
今だと、YouTubeで恐竜や古生物、歴史や文化、科学など、面白い動画が各種アップされていますからね。東大TVとかガリレオChとか、民放の科学番組並みのレベルですし。そりゃあ、NHKの科学番組ほど凝った作りにはできないですけど、科学系の新書を読んでいるようなもので、自分の知識欲を満たすには、十分ですね。小麦栽培の歴史とか、個人的にはすごく勉強になりますが、テレビでは視聴率が取れないので、ほとんど作られない。
■細かな対応力■
そのNHKとかでも、日本人のルーツについてとかの番組では、やたらと半島の影響を強調して、むしろ科学的には疑問符がつくような内容を作ってしまっていますから。その分野の専門家が、深掘りした動画の方が、よほど勉強になることが多いです。日経サイエンスの編集部とかが、ヤポネシアとしての歴史をちゃんと検証して、編集者がトークするだけの内容ですが、CG駆使して役者に小芝居させる番組より、よほど内容が深いです。
個人の狭い趣味を追ったネットの動画の方が、最大多数を狙う テレビの番組よりも、より個人の思考を満たすものが多いのですから、当然ですね。そういう意味ではテレビ番組はもう、インターネット上のコンテンツのひとつに過ぎなくなりつつあります。これはテレビが、映画やスポーツ中継や寄席演芸や報道などを飲み込んで行ったのと同じで、別に驚いたり 嘆いたりするようなものではないでしょう。
■クリエイターの種■
スマートフォンは、携帯電話のフリをしたパソコンですから。ただそれをコンテンツの視聴という受け身──受動的に使うか、クリエイティブに能動的に使うかで、大きく変わっていくでしょう。たぶん前者が99%で、後者はごく少数なんでしょうけれど。裾野が広がらなければ、頂点も高くならないように。誰もが高性能パソコンを持つ時代が、次世代のクリエイターを生み出すような気がするのです。そういう意味で、自分は肯定的。
アマチュアの大きな裾野があれば、世界の市場で通用する クリエイターが登場してくるでしょう。日本国内で権威化すると、映画やロックがそうであったように、世界に通用しなくなる面が。特に音楽とか、個人の感性と表現力の問題ですからね。これがクラシック音楽だったら、世界的なコンクールに入賞する日本人は、珍しくありませんから。是非とも、世界に通用する才能がもっともっと、出てきて欲しいです。
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