尹錫悦大統領「UAEの敵はイラン」
◉尹錫悦大統領の、発言を韓国の野党が問題視して騒いでいます。アラブ首長国連邦で「UAEの敵はイラン」と発言したのですが。相変わらず発言が軽いですね。でも野党のたとえ話が支離滅裂と言うか。そもそも韓国という国は、盧武鉉大統領時代に、アメリカに対して日本を仮想敵国にしようと提言したような国なんですが。その件を、共に民主党の国会議員が問題視したなんて話は、寡聞にして知りません。いったい何を言ってるんでしょうね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、アルパカ兄弟のつぶやきです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
元々、元検事とは思えないぐらい、言葉が軽く、暴言や失言も多く、大統領になる前から、危惧されていました。イラン外務省は、UAEとの関係改善に向け努力を進めているとこの発言に反発し、その状況変化に対する「完全な無知」だと怒っていますね。イランの外務次官は駐イラン韓国大使を呼び出し「地域の平和と安定を害するのと同じだ」と、尹大統領発言を訂正するように、求めたとのこと。まぁ、外交におけるいつものパターンですが。
そもそも韓国は、イランのお金を凍結してしまっているんですよね。韓国の銀行には70億ドルものイラン資金が凍結されています。現在のレート1ドル129.56円だと、9069.2億円にもなります。一時期の円安レートだと、1兆円超えてた時期も。これは、海外で凍結されているイランの資産としては最大規模とされますから、イランとしてはフザケンナよでしょう。 凍結資産問題はイラン核合意と絡んできますから、どうなるかはわかりませんが。
日本の場合、安倍晋三元総理がイランとの交渉に出かけましたが。中東の国々にとって、イスラエルとそのバックにいるアメリカ、あるいはイギリスなどの国は白人国家で信用できない。同じ有色人種の国家として、日本とはそれなりに長い歴史が積み重ねられており。安倍総理の場合は、イスラエルの国際法違反を公の場で批判するなど、その姿勢は中東ではかなり評価されてたんですよね。成果は上がりませんでしたが、そういうパイプを構築しておくことこそが重要。
韓国は伝統的に事大主義の国ですから、大に事く国。要するに、強い国とか大きな国の尻馬に乗る、ええとこ付きする文化ですから。常に相手と自分の関係性を上下でしか見ないので、イランが国際的に孤立すると、自分より下と見くびって、産油国のUAEにおもねって、こういう事を言う。そういう国が東アジアのバランサーを気取ろうというのが、滑稽なんですけどね。コウモリにバランサーや仲介役は頼めませんから。
そうしなければ、中華帝国や北方の遊牧民族国家に酷い目に合わされてきた歴史があるのは、同情できるのですが……。しかし唐・元・明・清・露・英・米など、その時々の超大国と戦ってきたバーサーカーの国日本とは、文化や価値観が違うといえば違うんですよね。バイデン大統領が「日本の敵は韓国」と言う可能性はあまりない(ゼロではない)ですが、韓国の大統領がアメリカで「韓国の敵は日本です」と言う可能性や、中国で「韓国の敵は日本です」という可能性は高いですけどね。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ