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国葬反対デモに外国人記者の厳しい目

◉日本外国特派員協会で、安倍晋三元総理大臣の国葬儀に反対する方々による、記者会見が行われたと、弁護士. com が報じています。国葬は、一種の弔辞外交の側面もあるので。訪問される外国の方にも中止をアピールして、何としてもこの国葬を潰したいという強い意志が伺われますが……。どうやら、かえって藪蛇になってしまったようです。

【「国葬反対デモは高齢者ばかり」外国人記者から厳しい質問、呼びかけ人はどう答えた?】弁護士ドットコムニュース

日本外国特派員協会(FCCJ)で9月14日、安倍晋三元首相の国葬に反対する3氏の会見があった。
国会前のデモなどを主催する「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健共同代表、国際基督教大平和研究所の稲正樹顧問が「法的根拠のない決定で、思想・良心の自由を侵害している」などと訴えた。全国霊感商法対策弁護士連絡会共同代表の郷路征記弁護士もオンラインで参加した。
外国人記者からは「国葬当日はデモをせず喪に服するべきでは」「皇室の国葬には反対なのか」などと厳しい質問も上がった。

https://www.bengo4.com/c_18/n_14995/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■火の玉ストレート■

詳しくは、記事全文を読んでいただきたいところですが。外国人記者に訴えれば共感はもらえるとでも思っていたのでしょうけれど、実際は鋭いツッコミや疑義のオンパレード。それがまたあまりにも的確なものばかりで、家が会見を開いた当人たちも、バックアップするつもりだった弁護士ドットコム、あてが外れちゃったんでしょうね。

・自国では国家元首が亡くなった時には、反対派も含めて喪に服して尊敬の念を示すと説明。それでもデモをするのはなぜか
・「高齢者が多く若者が少ないのはなぜか」
・「それでも安倍政権が選挙で選ばれてきたのではないか」
・英国でエリザベス女王の国葬が予定されていることを受け、皇室や王室との比較をする質問もあった

同上

正論。正論過ぎて、笑いが出ます。特に秀逸なのが、高齢者が多いという指摘。朝日新聞や毎日新聞などの写真では、前列に配置した若者の姿が目立つようにしていますが。実際に現場を取材した記者から見たら、ほとんどが年金生活者の老人だというのは、一目瞭然です。これは SEALs の活動の頃から指摘されてきたことですが、多くのマスコミはスルーしていますね。

■政治家の評価の難しさ■

安倍総理の実績が定かでないなどと誘っているわけですが、第二次安倍政権感情から国政選挙では連戦連勝、その結果が最長の在任期間だったわけで。北朝鮮の金日正主席が、亡くなるまでトップの座に君臨していたのとは、訳が違います。日本は民主主義国家であり、国民主権の国家でもあります。国民がそれだけ長らく支持したという事実は、認めるべきでしょう。

政治家の評価というのは、同時代人には正確にできないことなど多々あります。例えば荻原重秀や田沼意次は、日本史上屈指の優れた経済官僚として、高く評価していますが。同時代どころか没後数百年、評価は低いままでした。五・一五事件で青年将校たちに暗殺された高橋是清にしても、元祖リフレ派として現在では高く評価されています。

全学連・全共闘世代がボロクソに言う岸信介にしても、今となっては日米安保の必要性を認める国民の方が、多数派です。岸は短い在任期間中にも関わらず、大規模減税や最低賃金制度、国民皆保険制度、国民皆年金制度、アジア各国との戦後補償、国連でのイギリスやアメリカの核実験批判などを、本来ならばリベラル陣営が高く評価するような政策を次々と実行しています。

■変われない老人たち■

ご老人たち、「私たち世代は過去の経験から政治が変わると信じているが、今の若い人達は変わらないことを見てきた。変わることを恐れている」と、若者を批判までおっぱじめましたが。あなた達は混乱をもたらしただけで、ほとんどを良き方向に変えていないじゃないですか。自己を過大評価も大概に。韓国人の崔碩栄氏が、あまりにも鋭いツッコミを入れてましたので、引用しておきますね。

彼らが信仰した共産主義思想は、ダーウィンの進化論を優勝劣敗の理論だと誤解したカール・マルクスが、キリスト教に改宗したユダヤ人の家計という宗教コンプレックスもあって、ユダヤ・キリスト教の千年王国思想を無自覚に焼き直した疑似科学です。このご老人達も、進化や変化を無意識に〝善きもの〟とみなしているのが伺われますね。絶滅した哺乳類のマンモスと、絶滅しなかった魚類のシーラカンスと、どっちが偉いとかジャージするんですかね?

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