一般社団法人マンガアーカイブ機構が設立

◉ああ、これはいいですね。一度は、アホな野党の国営マンガ喫茶なんて筋違いの批判で、頓挫しましたが。あのとき、趣旨も分からず反対したり揶揄した連中は、「幕末に日本の優れた美術品が大量に海外に流出したが、同じことが平成末期にも起きる危険性があった」と、筆誅を加えられるでしょう。漫画という表現をバカにするのは勝手ですが、萩尾望都先生や24年組は、清少納言や紫式部、加賀千代女、樋口一葉などの女流文学の歴史の中で、位置づけられる存在に、100年後にはなってると思いますよ? 

【“国営漫画喫茶”批判で一度は頓挫も…漫画界の巨匠「里中満智子」が訴える「あまねくすべての漫画家の原画を保存したい」】デイリー新潮

 今年に入って漫画の原画やアニメのセル画の保存に関する話題が盛り上がりを見せている。5月にはマンガ原画・関連資料の保管を目指す「一般社団法人マンガアーカイブ機構」の設立が発表され、8月14日付の読売新聞は、文化庁が来年度から日本の漫画の原画やアニメのセル画の収集に乗り出すと報じた。

 だが、実は2000年代にも、同種の施設の整備が議論されたことがあった。日本漫画家協会理事長を務める里中満智子氏らが推進した「国立メディア芸術総合センター」である。この計画は2009年の民主党政権下で頓挫してしまった。今、漫画の原画の保存に取り組む意義はどこにあるのか。里中氏に話を聞いた。

https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09251107/?all=1

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、漫画原稿のイラストです。

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実際問題、漫画家でも亡くなった後に原稿が資産とみなされ、相続税がかけられそうになって青くなった人とか、逆に遺族には原稿の価値が分からず、販売しようかという意見も出たりして、慌てて止めたこともあります。散逸してしまったら、それはもう保存が悪く消えてしまう危険性もありますから。そりゃあ、超一流の作家以外はアーカイブの必要はないと思う人もいるでしょう。でも、国宝の『鳥獣人物戯画』通称鳥獣戯画も、当時は残す勝ちがあるなんて、ほとんど思われていなかったんですから。未来への財産として、アーカイブしておくことは大事です。

もし今、紫式部の生原稿が出てきたら、即国宝でしょう。そういう価値があるんです。で、国宝でなくても重要文化財とか、都道府県子弟の文化財とか、あるわけです。『はだしのゲン』も、広島の戦中戦後の貴重な記録として、普通に国宝ものです。そのような文化財として指定はされていなくても、尾張藩士が書いた日記『鸚鵡籠中記』の刊本は徳川林政史研究所が所蔵し、抄本は大道寺家本・国会図書館本・名古屋鶴舞図書館本などが所蔵するように、文化財として価値があるものは残すべきなんです。漫画家さんも、引き取ってもらえるなら嬉しいでしょう。自分が書いたものが、国に保管してもらえるんですから。

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