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北海道新聞批判の決定版
◉昨日書いた、北海道新聞に対する疑義のnote『北海道新聞の記者逮捕調査結果の支離滅裂』ですが。
コレに対する批判の決定版とも言える記事が出ていましたので、ご紹介を。今回の北海道新聞の内部調査報告の欺瞞を簡潔にまとめ、問題点を整理し、北海道新聞のみならず今回の件で報道の自由を言い募り逮捕を批判したジャーナリスト村の人々にも、鋭い批判を投げかけています。ぜひとも、リンク先の記事全文をお読みいただけることを、切に願いますm(_ _)m
【新聞記者は、先輩の指示で取材したら逮捕され、社から切り捨てられる職業である】Yahoo!ニュース
旭川医科大学で取材中の北海道新聞の新人記者が逮捕されたことに関して「社内調査報告」が7月7日に公表されました。そこに、書かれているのは、必要な情報は共有されず、先輩に経験積ませるためと現場に突撃させられ、見様見真似で取材していたら逮捕されてしまった…という恐ろしい状況です。メディア業界に学生を送り出す立場(メディア社会学科の教員)からすれば非常に大きな問題です。
<参考>記者逮捕 北海道新聞が検証記事「記者教育など問題」(朝日新聞)
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この記事を書かれた藤代裕之氏の連続ツイートも、転載しておきます。上記記事と併せて読むと、この問題に対する理解が進むでしょう。
調査報告書の内容も酷いが、ログインしないと読めないというのがまた酷い。他の企業で報告書を読むのに会員登録必要とかしたら批判するだろ。それが自社だと平気でやってしまうズレっぷりが凄まじい。
— 藤代裕之『アフターソーシャルメディア』出版 (@fujisiro) July 7, 2021
旭医大取材の本紙記者逮捕 社内調査報告:北海道新聞 どうしん電子版 https://t.co/jLJwyW4d15
北海道新聞の報告書。逮捕された新人記者に必要な情報は共有されず、キャップに経験積ませるためと突撃させられ。見様見真似で取材したあげく、自社の定める倫理に逸脱と書かれてしまう。悲惨としか言いようがない。新人教育はまともにされず切り捨て。各大学のキャリアセンターに共有されるべきだ。
— 藤代裕之『アフターソーシャルメディア』出版 (@fujisiro) July 7, 2021
>この女性記者を守ることは、日本の報道と、公共の、未来を守ることだと思います。
— 藤代裕之『アフターソーシャルメディア』出版 (@fujisiro) July 7, 2021
とツイートしていた前新聞労連委員長は、新人記者を切り捨てる道新報告書が公開されて半日以上経過するが音沙汰なし。各労組も動きは見えない。取材したのに誰も守ってくれないブラック業界https://t.co/l29vLFTidu
道新の報告書に対し「新人記者の切り捨てだ」「組織的に問題がある」と批判する記者アカウントが少なくて驚いている。普段威勢よくジャーナリズムを語ってる人たちはどこに消えたのか。表現や言論の自由を声高に叫ぶ前に、ひとりの人間が守られなければ意味がないと思います。
— 藤代裕之『アフターソーシャルメディア』出版 (@fujisiro) July 7, 2021
新人記者が切り捨てられ、同僚からも労組からも声が上がらない。新聞記者になりたいと就職活動をしている学生は、そういう組織や業界なのだと理解しておくべき。そして、全国の大学キャリアセンターやメディア系教員は、この状況を学生に伝達する役割があると考えています。https://t.co/cOYh582Nqd
— 藤代裕之『アフターソーシャルメディア』出版 (@fujisiro) July 8, 2021
自分は保守派ですが、組織の論理に情を持ち込むのは、必ずしも良いことだとは思いません。泣いて馬謖を斬ることもまた、組織には時に必要です。しかし、北海道新聞のそれは、そういう話ではない。いわば、インパール作戦の牟田口廉也中将のような話です。軍人官僚が、自分の無能と無責任を部下に責任転嫁し、保身に汲々とした。その醜悪さは現代でも、日本軍の問題点が凝縮されているとされますが。
昔陸軍、今ジャーナリスト。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ