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サーモン陸上養殖と外資企業

◉九州で、九州電力やRKB毎日ホールディングスが陸上養殖に進出するなど、なにやら陸上養殖が熱いのですが。四方を海に囲まれた島国ですし、もともと養殖は盛んなんですが、なぜに陸上養殖と、思ってしまいますね。どうやら、外資系企業も絡んでの、ワールドワイドな動きのようですね。

【「すしブーム」で需要急増 外資企業が狙う陸上養殖の付加価値】毎日新聞

 なぜ、サーモンを「海」ではなく、「陸上」で養殖する動きが活発になっているのだろうか。

 生食用として人気を集める「アトランティックサーモン」の養殖は、ノルウェーが世界をリードしている。同国では、波が穏やかで年間を通して低水温という環境を生かし、1980年代からサーモンの海面養殖が盛んになった。天然のサーモンは寄生虫などの問題で生で食べるのには向かない。海面で餌を管理して育てることで、生食用サーモンという新たな市場を開拓したのだ。

 現在、ノルウェー資本の会社が、日本でサーモンの陸上養殖を進めている。同社幹部への取材を通じて、なぜ「陸上」での事業参入が相次いでいるのか、背景に迫りたい。

https://mainichi.jp/articles/20230911/k00/00m/020/236000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、サーモンの寿司です。

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例えば九州とか、あの広大な地域の人口が、1256万人しかおらず、東京都より少ないんですよね。まぁ、これはいかに東京に一極集中してるか、なんですが。関東圏に4434万もいて、全人口の35%も固まっているのが、問題なんですが。九州と近い面積の台湾は、2339万人の人口があり、九州より急峻な3000メートル級の山岳地帯があることを思うと、九州も過疎ってるなぁとは思います(江戸時代よりは、遥かに多いんですが)。逆に言えば、余ってる土地はそれなりにあるのですから、陸上養殖ってありですね。もともと、養殖が盛んですから。

陸上養殖だと、寄生虫の問題が軽減されますからね。上手くコントロールできれば、寄生虫ゼロの安全な養殖という、売りになります。アニサキスの話とか聞くと、やっぱり怖いですから。また、フグの毒であるテトロドトキシンも、実はフグ自体が体内で合成しているわけではなく。食べた生物の中にある微量のテトロドトキシンを、肝臓や筋肉や皮膚に溜め込む性質があるので。養殖のトラフグは、毒がないというのは、知られていますね。こういう面でも、育成をコントロールされた養殖は、メリットがありますね。

近大マグロもそうですが、高級食材や需要の大きな食材は、今後はこういう陸上養殖の需要が高まるのか? とはいえ、養殖して採算が合う高級食材って、あんがい限られていますしね。近所の回転寿司とか、今はサーモンの需要が大きく、実際とろサーモンとか、お値段に比して、美味しいですからね。寄生虫の危険性がない、国産陸上養殖サーモン。倍の値段を付ける、付加価値になりますね。個人的には、アワビとナマコとか、中国がどう動くかは解りませんが、世界に通用する食材かと。

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