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レールガン射撃試験雑感

◉レールガン、日本語だと電磁加速砲、または超電磁砲。宮崎のリニアモーターカーの実験線に、心躍らせた人間としては、あるいは超電磁ロボシリーズに胸を熱くした世代としては、超電磁砲と呼びたいですね。超電磁ヨーヨーからの超電磁竜巻、超電磁スピンというお約束の必殺技フルコース。はいはい、若い世代にはわかりませんね。まぁ、フィリピンのボルテスVのクオリティで、驚いた人・新たに興味を持った人、イロイロでしょうけれど。ステルス機に超電磁砲、こういう兵器の時代が、やってきたんですね。

【防衛装備庁が実用化目指す方針。洋上射撃試験を実施した「レールガン」とは】ニュースイッチ

 防衛装備庁は海上自衛隊と連携して、レールガンの洋上射撃試験を行った。海自の艦艇に小口径のレールガンを搭載し、実射実験をした。脅威を増す中国やロシアなどからの極超音速ミサイルの攻撃に対応する有効な迎撃手段として引き続き大口径化や速射能力アップ、弾丸飛翔時の安定性などで改良を重ね、実用化を目指す方針。

 レールガンは、従来の火砲発射火薬の代わりに、電源を持ち、高出力の電流を流して超高速で弾丸を撃ち出す仕組みで、電磁砲とも呼ばれる。超高速で飛ぶため、機関砲では迎撃できないようなマッハ5を超す極超音速ミサイルにも対応でき、艦艇を守るための有効手段として期待されている。高速で連射が行え、ミサイルと異なり弾丸が小さいため相手から探知・迎撃されにくいという長所もある。研究試作品の概要は口径40ミリメートル、弾丸質量は約320グラムで弾丸初速はマッハ6・75という。

https://newswitch.jp/p/38929

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、とある科学の超電磁砲の湾内絹保のファンアートですね。

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Wikipedia先生によれば〈この装置は並行に置かれた2本のレールとなる電極棒の上に弾体となる金属片を乗せて電流を流し、電磁力により金属片を駆動し射出するというものである。〉とのこと。戦艦大和の主砲のような、火薬ではなく電磁力によって超高速の弾体を打ち出す。昔のSFで語られていた兵器が現実になる。兵器とはいえ、科学の結晶ではありますから、ロマンが広がりますねぇ。

その打ち出される金属片の弾体の速度は、マッハ6.75。音速をあらわすマッハは、時速1224キロ。マッハ6.75は時速に直せば、8262キロ。大和の主砲は、計算したことによれば1681.2キロらしいので、恐ろしい数字です。距離によっては気がついた時にはもう打ち込まれているという感じでしょう。それでは防衛装備帳が動画をX(旧Twitter)で公開していましたのでリンクを貼っておきます。

#防衛装備庁 は、#海上自衛隊 との連携により艦艇に #レールガン を搭載し、世界初となるレールガンの洋上射撃試験を実施しました。従来の火砲を凌駕する高速度の弾丸で、空や海上の脅威から艦艇を守るため、レールガンの早期実用化を推進しています。

https://x.com/atla_kouhou_jp/status/1714204056087126105?s=20

……うむ、迫力がない。なんだかイメージしていた 射撃 風景とは違いますね。新兵器とは、こんなものなのでしょうね。機関銃か何かを打つような感じでポンポンポンポン。アメリカのミズーリ級戦艦の、砲撃の瞬間を捉えた写真などがありますが。こちらは大迫力 なんですよね。これよりも 大型だった大和の主砲とか、すごかったのでしょう。

実際に目標物に当たったらどうなるか、そっちの方の映像が見たいですが。それは現時点では公表できない秘密なのかも。兵器開発に関しては、アメリカが圧倒的すぎて、日本ならずともほとんどの西側 同盟国は、そこに頼りきりなのですが。こういう独自兵器の開発は、外構や安全保障の面から見ても重要ですね。中華空母に対して、どこまで有効なのかは分かりませんが。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


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