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「この選挙戦は女の戦いではなく、名誉男性と女性の戦い」と差別心をむき出しにする山口二郎法政大学教授

◉すごいですね、差別心丸出しですよ、山口二郎法政大学教授ってば。さんざん推してきた野党共闘が、何度目かの失敗に終わって、頭に血が上っているんでしょうけれども。韓国の左派系新聞ハンギョレに、書きたい放題書いていますね。さんさん「ジェンダが~!」とやってきたのに、同じ女性である小池百合子候補に敗れたので、いつもの論法が崩れたので慌てて現実を修正し始めました。案の定、𝕏(ペケッター)上では差別だと、批判殺到です。

【[山口二郎コラム]東京都知事選挙の意義】ハンギョレ新聞日本語版

 7日に行われた東京都知事選挙は、いくつかの意味で日本社会の現状を反映した大騒ぎだと思える。第一の特徴は、日本の女性蔑視の反映という点である。世論調査で1位と2位だった現職知事の小池百合子氏と蓮舫前参議院議員は、国会議員を長い間務め、知名度もある。この点をとらえて、メディアは「女の対決」とはやし立てた。このような盛り上げ方は、今の日本における男女平等についての認識の浅さの反映である。小池氏は、関東大震災における朝鮮人虐殺の犠牲者に対する追悼メッセージをかたくなに拒絶するという点で歴史修正主義者であり、まっとうな人権感覚を持った政治家とは言えない。最大の繁華街、新宿で行き場のない若い女性を性産業から守るための支援活動をしてきた市民団体に対して、とあるネットのインフルエンサーがいやがらせを続けたという事件があった。東京都はこの市民団体に対する財政補助をしていたが、暴力的な嫌がらせを排除することには積極的ではなく、結局、市民団体の活動は停止に追い込まれた。小池知事は当然、事の成り行きを把握していたはずだが、女性の人権を守るために断固たる行動をとったわけではない。

 昔、南アフリカでアパルトヘイトがあったころ、日本人は欧米人並みに扱うということで、名誉白人という称号を与えられていた。その類推で言えば、小池氏は「名誉男性」である。だから、この選挙戦は女の戦いではなく、名誉男性と女性の戦いである。

https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/50527.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■人間じゃない発言■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。もともと、時代劇『破れ傘刀舟悪人狩り』の萬屋錦之介のセリフのマネして、「安倍に言いたい。おまえは人間じゃない! 叩き斬ってやる!」って言っちゃう人ですからねぇ。叩き斬ってやるとか、殺意の表明は、軽口にしても。出版社時代、「人間じゃない=人非人」で、似非同和が来る可能性あるぞと、校閲から朱筆を入れられたもんですが。元々が赤いハンギョレ新聞ですから、今回の差別発言も朱筆が入らないか、入っても読めなくなったのか……。もしこれが自民党の議員とかの発言なら、大問題にしていたでしょうに。

自民党や野党系の議員やシンパの発言は、揚げ足を取りまくって批判し、お仲間の行為は批判しない。そういうダブルスタンダードを、若者は嫌うのに。斎藤蓮舫候補の、シンパによるステッカー貼付という軽犯罪に対しても、ダブスタが炸裂しますから、当然といえば当然なんですが。コチラの発言とか、炎上していますね。

たかがシール一枚で逮捕というシンガポール警察並の挙動。しかし元々の宮下公園、あるいはその他の渋谷の街並みでは、シールの一枚や二枚どこかに貼り付けても風景の一部でしかなかった。むしろそうした雑多な声があるのが都市の本質。しかし企業が入り再開発された公園は、雑多な声を排除する。

https://x.com/hokusyu1982/status/1810910974876209309

「たかがシール」 はい、ナベツネ級の名言、きました。
じゃあ「●●人を追放」みたいなシールも、肯定するのでしょうか? 「原発肯定!」みたいなシールも、隣りに貼られても許容しますか? 平成初期は電話ボックスにピンク系シールとか、ベタベタ貼られていましたが、ただの萌え絵を犯罪と地続き呼ばわりして大騒ぎする連中が、あれも「たかがシール」と擁護するのでしょうか? それ以前に、許可を得ずシールを張ったら、軽犯罪ですよ? ほんと、ダブスタが酷いです。

Rシールを剥がす人たちは、シールが嫌なのではなくRシールが嫌なのだと思うが、「街中に勝手にシールを貼りつけてはいけない」という規範が、シール剥がしを正当化する理由になってしまっている時点でヤバい。

https://x.com/hokusyu1982/status/1810910978542027233

後者のツイートに至っては、140.3万閲覧・301イイネ・イイネ率0.021%で、コミュニティノートまで付いています。こういう左派の、ダブスタが、どんどん支持を失っていく原因です。

■野党共闘は失敗に■

話を山口二郎法政大学教授に戻して。野党共闘で、2021年の衆院選で勝てるって、本気で思ってましたからね、この政治学の教授は。しかも開票始まっても、このままじゃ微増だってツイートしてて、まぁだ議席が増えると思ってるのかよと、呆れたものです。山口二郎教授、曲がりなりにも東京大学を出て、海外留学もした、法政大学教授で北海道大学名誉教授の、政治学者ですぜ? なのに、自民微減・維新躍進・野党共闘失敗と予想した、素人の自分よりも、情勢分析できていなかったんですから。ああ、イデオロギーに囚われて現実が見えなくなる、曲学阿世ならぬ曲学阿左のゴミ学者だと、思ったものです。開票速報の途中で、雲隠れしちゃいましたが。

2021年の衆院選
2022年の参院選
2023年の統一地方選
2024年の東京都知事選

翌年の参院選も野党共闘は失敗し、統一地方選挙も負け、最後の希望だった東京都知事選挙も、ぽっと出の候補に敗れる惨敗で、いかに共産党が嫌われてるか、現実を見せつけられたでしょうに……。

■原理主義社の狂気■

自分の理論は正しく、間違っているのは現実だというのは、原理主義社の発想です。元々は、聖書の記述が正しく、科学的な知見が間違っているという、キリスト教原理主義者を表していたのですが。宗教に批判的なはずの左翼が、なぜ宗教者のようなことを言い出すのか? 実は左翼思想の源流であるカール・マルクスの共産主義思想自体が、ユダヤ・キリスト教の千年王国思想を焼き直した、宗教なんですね。一見すると無神論で、宗教を批判しているのですが、実は旧統一教会と同じ、従兄弟関係のようなものです。興味がある方は、コチラの解説をどうぞm(_ _)m 左翼の思想的な矛盾の理由が、理解しやすくなるかと思います。

正直、ここ数年の山口二郎法政大学教授の目に、狂気を感じるんですよね。間違ってるのは現実で、自分の理論の法が正しいって、原理主義者の発想ですから。宗教的信念に揺り動かされた人間と同じ、狂気を感じる目に見えます。個人の感想ですが。でも、共産主義思想と、宗教原理主義者があんがい近いという、たぶん山口教授の講義では聞けないであろう、上記の知見を知れば、納得幾人もいるでしょう。もちろん、そうは思わないという意見も、自分は否定しませんけどね。それが、言論の多様性ですから。


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