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安倍ブランドから岸田ブランドへ

◉左派マスコミや野党、野党支持者は認めたくないでしょうけれども。岸田文雄総理の米議会演説は、大きなインパクトを与え。アメリカに決断させましたね。アメリカ下院が608億ドルものウクライナ支援法案を可決し、下院議長が岸田総理の演説を引用するなど、これは大きいですね。608億ドル、本日のレートで9兆3933億2600万円になります。ちなみに、日本の2024年度予算案は、一般会計の総額が112兆717億円で、防衛関係費が9兆6803億円ですから、その巨額さにクラクラします。
アメリカはジャイアンなんですが、ドラえもんでもあるんですよね……。

【岸田総理は単なる『安倍ブランド』の後釜ではない…アメリカ・ホワイトハウスがそう確信する理由】現代ビジネス

我が国の外交・安全保障政策にとっての転換点
前々回、前回に続き4月10日午前(米東部時間)にホワイトハウスで行われた日米首脳会談について言及する。「またかよ」と言わずに、是非とも読み続けていただきたい。

取り上げるに値する今回の岸田文雄首相とジョー・バイデン大統領のトップ会談は、我が国の外交・安全保障政策にとって大きなエポックメーキングとなるものだった。

「ワシントンは岸田総理を単なる『安倍ブランド』の後釜ではなく、日本の地政学政策を質的に変化させ、日米同盟の真の軍事同盟に転化させるビジョンを持った独自の指導者として認識している。それが日本で伝わっていないのはメディアの怠慢だが、ワシントンでは『岸田ブランド』は確立している」。

https://gendai.media/articles/-/128260

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■歳入以上の巨大支援■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。ちなみに、ウクライナの2024年の国家予算案は、歳入は1兆7680億フリブニャ(約7兆4256億円)で、歳出は3兆3550億フリブニャとのこと。国家の歳入以上のカネをアメリカが支援するのですから、これはもう巨額というには巨額すぎる援助。やはり、やると決めたアメリカは怖いです。日米決戦も、本気になったら週刊軽空母の勢いで空母を造って、しかも戦艦も戦後まで作り続けて、工業力の差を見せつけましたからね。ベトナム戦争で、正規軍はゲリラ戦に弱いという弱点を見せましたが。

案の定、日本も応分の負担を求められるぞ、増税が来るぞと、危機感を煽っている方がいますが。いやいや、日本が実際に戦争に巻き込まれた場合の、人的損害を考えれば、支援は当然です。上手くすればロシア連邦を内部崩壊に追い込み、ロマノフ朝から400年以上、周辺国にとって脅威であり続けた北の帝国を、解体まで追い込めるかもしれない、千載一遇のチャンスです。少なくとも現時点では、ウクライナ支援一択です。今夏のF-16投入で、ロシア空軍が壊滅状態になれば、トランプ大統領が再選しても、そのまま勝馬に乗るでしょうから。

ゼレンスキー大統領が戦後、独裁者になる危険性はゼロとは言いませんが、そこを言い出しても詮無いこと。

■戦後政治の転換点へ■

こちらの夕刊フジ(ZAKZAK)の記事も、日本と中国の関係性から、安倍晋三総理が目標に掲げた、戦後政治の総決算。それが、後継者たる岸田文雄総理の手によって転換点を迎えたのなら、これはこの12年、干支が一廻りする中での長期的な戦略が、成功したということです。西部邁系反米保守は、やれポチだの何だのと言いますが。別に対米追随を自民党は、やり続けてきたわけでなく。岸信介とか、左派はCIAから金をもらってるとか、証拠がない噂で誹謗し続けましたが、カネをもらってる割には一筋縄ではいかない、アメリカにも反撃した政治家でしたしね。

【岸田首相が米議会の演説で示した「グローバル・パートナー」への変貌 中国が危機感「歴史の転換点になってしまう」】夕刊フジ

 国内では軽んじられているが、米国での存在は大きかった。岸田文雄首相は11日午前(日本時間12日未明)、米連邦議会上院下院合同会議で演説をした。

 演説を聞いた議員らは「米国で岸田氏の存在はあまり知られていなかったが、今回は岸田氏にも米国にも素晴らしい機会となった」(ステニー・ホイヤー下院議員=民主党、朝日新聞13日付)、「これまで聞いた日本の指導者の演説で最も印象的だった」(30年近く下院議員を務めるシーラ・ジャクソン・リー氏=民主党、産経新聞13日付)と語った。

https://www.zakzak.co.jp/article/20240417-OWW27KJ36NPB7K7HFNVRCY4ZTI/

国連で米英の核実験を批判し、交渉でものらりくらりと交わし、でもレバノン紛争では、国連にアメリカ案と異なる決議案を提出し、しかもこれが採決され、逆に米国からも感謝されるという有能ぶり。元々が、国家社会主義社の岸信介ですから、反米なんですよね。もしCIAから金をもらっていたとしても、強かに立ち回った。乱世の奸雄タイプであり、無策無能であった鳩山由紀夫総理や菅直人総理とは、比べ物になりません。で、個人的には岸田文雄総理、外交ではすでに、岸を超えたかもしれません。

■内政でも粛々と掃除■

そして、内政でもこんなニュースが……。デジタル行財政改革会議で、国の10基金を廃止して、千数百億を国庫に戻すという話だったのですが。さらに枠を広げて15基金を廃止し、5400億円超を国庫返納とのこと。有能すぎて、怖いです。検討使、とか揶揄してたのも今は昔、動き出したら一気に動くなぁという印象です。マイナ保険証もダメージでかそうですし、左派の資金源を潰して兵糧攻めにするつもりなんでしょう。だいたい、国の基金の残高が16兆円も出ること自体が、異常ですから。むしろこっちのほうが、霞が関埋蔵金じゃないんですかね?

もともと、安倍政権で最も長く外務大臣を努めたので、世界各国の首相には、名前は知られていたわけで。そういう意味では、安倍→菅→岸田の継承は、国際政治での連続性と安定感という点で、大きいですね。小泉純一郎総理以降の2006年から2012年まで、7人の総理大臣が誕生しているんですよね。毎年のように総理大臣が交代する国を、国際社会がどう評価するか、言うまでもなし。法務大臣として実績の大きな上川陽子議員を、外務大臣に据えたのも、自分が退任した場合を睨んでものもでしょう。


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