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TBSラジオで広告無断差し替え

◉TBSラジオが、CM素材が無断で差し替えられていたことを公表しました。TBSラジオらしい、事件ですね。社内のエライさんは、こんなCMはダメだよと勝手に駄目だししても、現場としては大切なCMスポンサーで、板挟みにあって、独断でやってしまったのか。上層部は、かつての栄光がまだ続いてる錯覚を起こして、我が社の人気ならほっといても良いスポンサーが来るとでも、思っているんですかね? そんな訳ないのに。ああ、でもニッポン放送とか、やはり昔から付き合いがある会社とか、有名な企業がチョイチョイ出てくる印象です。営業力の差は、如実です。

【TBSラジオ 無断でCM素材が差し替えられていたと公表 社内関係者を対処へ「信頼関係を著しく毀損」】スポニチ

 TBSラジオは19日、CM素材が無断で差し替えられていたことを公表。社内関係者の対処と再発防止に向けた取り組みを行うことを表明した。
 同社は「TBSラジオにおきまして、CM素材の無断差し替えが行われた事実が判明しました」と発表。「当社の営業担当者が、2022年4月から2024年6月中旬にかけて、広告主より納品された複数種類のCM素材のうち、当初一部の素材の表現がCM考査において、放送には検討を要するとの意見が出された事から、独断でCM素材の進行表を書き換え、既にCM考査を通過した同広告主の別のCM素材が放送されるよう手配していました。また2022年9月放送分以降は放送確認書を当該の営業担当者個人のパソコンで偽造し、当初指定されたCM素材が放送されたかのように報告していました」と説明した。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/06/19/kiji/20240619s00041000095000c.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■広告費減少時代■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。具体的に、何が問題だったかの言及がないので、自分としては邪推するしかないのですが。営業力が弱いTBSラジオは、ロクなCMが取れなくて、でもやっと取れた広告は社内倫理的に内容が酷くて、そのまま流せないようなCMだったんだろうなぁ……と邪推します。例えばYouTubeでもゲーム系の合間に挟まれる、スピリチュアル系とかトンデモ科学のクソ書籍CMとか、普通に怪しさ爆発な痩せ薬とか、特殊メイク使いまくりのシワ取り薬とか、けっこう流れてくるんですけれど。YouTubeの場合は、広告ブロック機能があるので、バンバン速攻ブロックしています。

しかしTBSラジオにはもう、あのレベルの低レベルCMしか、来ないのでしょうかね? かつては1日中TBSラジオをつけっぱなしにしていた自分も、『日曜天国』や『問わず語りの神田白山』や『東京ポッド許可局』などぐらいしか、聴かなくなったので、わかりません。ああ、『林原めぐみ東京ブギーナイツ』もありますか。これらは人気番組なんですが、ただ某番組とかたまに聞くと、自社広告が多いな、広告募集広告が多いな、と思うことはありました。

■営業力の問題が■

かつてコサキンの『コサキンDEワァオ!』が、聴取率は良いのにCMスポンサーが取れないという、アホな理由で終了したとき。伊集院光さんが、ロクなCMを取ってこれないTBSの営業社員をクビにすべきではと、疑義を呈していましたけれど。あれが2009年でしたから、もう15年前から病巣は明らかなんですよね。しかもあの頃は、聴取率が良い時期で。それでもCM取れなかったって、どんだけ営業が無能なんだって話です。なのに、そのツケを弱い立場のタレントに向ける。殿様商売ですよね。『コサキンDEワァオ!』はけっきょく、特別番組時代を経て2023年4月から、Podcast番組として配信されています。

伊集院さんと揉めて、『伊集院光とらじおと』が打ち切りになり。三遊亭円楽師匠依頼の付き合いがある毎日香や、きぬた歯科の伊集院さんの個人的なファンの院長が出していたスポンサーも、逃しちゃっていますからね。調査率調査週間にカネを出さない、そんなことばかりやっていましたし。前社長と現社長が、レコード会社関係の広告料が欲しくて、TBSラジオのFMラジオ化とか、目標としていて。AMラジオのファンとしては、馬鹿じゃねぇ〜のとしか。FMラジオが聴きたきゃ、素直にFMラジオを聴きますからね。

■ビジネスの転換■

いわんや、まともなパーソナリティがドンドン去って、局に迎合する左重心の御用タレントで固め。荻上チキ氏や武田砂鉄氏のような御仁をプッシュしてちゃ、凋落は必然ではないでしょうかね。知らんけど。『サタデー大人天国! 宮川賢のパカパカ行進曲!!』に『荒川強啓デイ・キャッチ!』も終わり、『久米宏 ラジオなんですけど』も無くなり。『森本毅郎・スタンバイ!』も、自分が好きだった月尾嘉男東大教授も降板され。『伊集院光とらじおと』が終わってしまい。本当に聞く番組が、少なくなりました。

ただ、もう番組は広告スポンサーから金をもらってという、昭和の方法論からの脱却が、必要なのでしょう。有料での販売は既に行っていますが、そのためには無料で聞ける過去番組のPodcastを充実させるべきなのに、それを辞めてしまい。文化放送が、YouTubeを上手く使っているのとは対象的です。番組によるイベントで集客&チケット販売やグッズ販売で儲けるとか、方法論はあるのですが。やってる番組は限られていそうですね。ラジオドラマをオーディオブックにして販売とか、イロイロとやれそうなんですが。まぁ、それぐらいは検討していそうですが。

ここまで、落ちぶれるんですねぇ。


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喜多野土竜
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