望月衣塑子記者と赤木未亡人の食い違い
◉東京新聞の望月衣塑子記者が、自殺された近畿財務局の赤木俊夫氏の遺族が語った週刊文春の報道に対して、Twitter上で反論しています。週刊文春の報道の直前から、リプライできる人間を制限していたのですが、そのTweetはさらに狭いプライ制限をかけているようで。その一方的な内容に、各方面から疑問や批判が寄せられています。安倍政権の菅義偉官房長官に対する執拗な回答要求に比較して、ダブルスタンダードという指摘は仕方がないですね。
【ネトフリ「新聞記者」めぐり赤木さん妻が嘆き 元NHK記者が望月衣塑子氏を批判】東スポWeb
森友学園問題を題材にしたとされ、反響を呼んでいるネットフリックスの配信ドラマ「新聞記者」について、「週刊文春」が先日、〝改ざん疑惑〟を報じた問題で、近畿財務局の元職員である故赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(50)が、原作者である東京新聞の望月衣塑子記者と「直接会って話したい」と訴えている。この問題を取材し続けている元NHK記者が、問題の本質を語った。
(中略)
これに対し、望月氏は8日、自身のツイッターで「週刊誌報道について」と題し、「取材でお借りした資料は全て返却しており、週刊誌にも会社からその旨回答しています。遺書は元々お借りしていません。1年半前の週刊誌報道後、本件は会社対応となり、取材は別の記者が担当しています。ドラマの内容には関与していません」と反論した。ただ、当の雅子さんとは相変わらず音信不通。雅子さんは「直接会ってお話しさせてもらいたいんですが、望月さんとは連絡がつかないんです」と明かした。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、〝蝸牛角上の戦い〟という言葉はなぜか思い浮かんだため、カタツムリのイラストを使用しました。他意はありませんm(_ _)m
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■物証なき反論■
内容は、週刊文春側の報道を真っ向から否定する内容です。しかし望月記者、ご自身ではなく会社から回答しているというのは、解せませんね。衣装を借りていないというのならば、望月記者か遺族の、どちらかが虚偽を口にしてるということ。また、ドラマの内容には関与していないと言いながら、ドラマの放映前後には、けっこうリツイートしていたような記憶があるのですが……。
現状では真偽は不明。週刊文春も望月記者も、一方的な主張をしているだけで、物証はありません。ただこうやって反応した以上、望月記者にはそれなりの根拠があるのでしょう。すぐに反論せず、2週間ほども間を開けたわけですから、たぶん弁護士や会社の上司など、相談した上での書き込みだと思われます。これに週刊文春側がどのような形で反応するか、それは今後の出方を見ないと何とも言えません。
■追撃弾はあるのか?■
ただ週刊文春の場合は、もともと遺族から情報を認識して報じたのは自分たちだと言う、自負がありますからね。フィクションの世界とはいえ、手柄を横取りするような形の描写をした河村プロデューサーやNetflixに対して、腹に据えかねている部分は確実にあるでしょう。そして、週刊文春はこの手の喧嘩に関して言えば、望月記者や東京新聞などよりもはるかに、場慣れしている会社。年がら年中訴訟を抱えていますからね。
今回の記事に関しても、単発のスクープではなく、第2弾第3弾を用意している可能性はかなり高いでしょう。望月衣記者の反応を見て、それを否定するネタを後出ししてくる可能性はありそうです。もしそうなったら、望月記者は不利になりそう。もう一点、スクープを連発している週刊文春ですが、自社の記者による取材力は、実はそこまで高くないという側面があります。
■情報源は確保済み?■
ではなぜ週刊文春はスクープを連発できるかと言うと、実は内部からのリークに頼っている部分が大きいんですよね。これは週刊文春の編集長も認めていますが、他の新聞社や雑誌などでボツになった記事を、週刊文春に横流しする人間がけっこう多いんだそうです。あるいは、企業内部からのリーク。この場合、週刊文春側は元 NHK 記者の情報だけでなく、東京新聞内部からのリーク情報を、掴んでいる可能性もあります。
社会部の記者であるのに、政治部マターの官房長官記者会見に入り込み、スタンドプレーを繰り返していた望月記者に対して、快く思っていない東京新聞内部の人間も、一定数いるでしょうね。もちろん、新聞界のジャンヌダルクに祭り上げられ、著書を著名な出版社からバンバン発売したり、講演会に引っ張りだこの望月記者に対して、嫉妬の感情を持つ同僚も一定数いるでしょう。本業の新聞記者としての取材は、雑誌の受け売りですから。
■新聞記者のドキュメンタリー■
ところで Twitter で、こんな指摘を見かけました。ドキュメンタリー作品を数多く手がけている森達也監督が、望月衣塑子記者と新聞記者についてのドキュメントを撮っていたんですね。知りませんでした。確か森達也監督は、超能力者を受賞する人のドキュメンタリーも撮っていた記憶があります。自意識が異常に膨らんで暴走した結果、嘘をつくことを厭わないタイプの人間に、一貫して興味を持っていますね。……あ、超能力者が本当に超能力があるのか、ただの詐欺師かわ、判断保留ですが。
記者会見場という公的な場では、執拗に菅義偉官房長官に迫ることはできても。一対一では戦えない、ということですかね。筑紫哲也氏がやたらとゲストに豪華なメンバーを選んだのに対して、久米宏氏はほとんどゲストに頼ることなく、自分の話芸で番組を成立させていましたが。あれに近いような。自分で取材したわけでもない雑誌の記事をもとに、質問とも呼べないような揚げ足取りに終始した望月記者ですが。母親も演劇関係者で、実弟は俳優ですから。自意識が過剰なんでしょうか?
しかし、昨年の衆議院選挙の野党共闘の大失敗からこっち、左派がディーバと持ち上げた女性たちの、地金が露出する事例が多いですね。この争いもどうなることやら。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ