トランプ前大統領暗殺未遂事件
◉日曜日で遅めに目が覚めて、ぼんやりしていたら、この大ニュース。いや、驚きました。安倍晋三元総理が暗殺されたのが7月8日。日本でも追悼集会などが開かれて、一週間も経たない14日に、こんな事件が起きるなんて。そりゃあ、アメリカはリンカーン大統領やケネディ大統領が暗殺され、大統領候補のロバート・ケネディ氏も暗殺された国です。しかし、暴力による意見封殺は、民主主義への挑戦。バイデン大統領や民主党幹部も、強く批判されていたのが、印象的でした。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■錯綜する情報■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。当初は、銃弾が耳をかすめたとのことですが、別の物に当たって、その破片で耳を負傷したとの情報も。かなり、情報が交錯しています。また会場では、流れ弾にあたって一人が死亡、二人が重症とのこと。これも当初は女性が死亡とか、いろいろと錯綜していました。自分もうっかり、犯人についてのフェイクニュースを信じてしまいました。犯人はNHKの報道以外を見ると、ペンシルベニア州に住むトーマス・マシュー・クルックス容疑者とのこと。どうやら、共和党員らしいのですが、動機は不明。こちらも、続報を待ちたいです。
バイデン大統領の声明が、政治家とはかくあるべし、という感じで、素晴らしいですね。日本の場合は、すぐ感情的になって、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと、全否定に走りがちですから。こういうフェアネスは、アメリカの健全な部分だと思います。激しい論戦を交わしても、アメリカの正義とかフェアネスとかの部分では、左右関係なくホームポジションにすっと戻る。巻き添え被害に遭われた方と、SPへの感謝を先ず入れるトランプ前大統領も含めて、やはり大統領になる人間は、傑物なんだなぁと。当たり前の話なんですが、アメリカの強さの原点を見た思いです。
■奇跡の写真が■
現場で撮られたこの写真、あまりにもベストショット過ぎて、フェイクだと言い出す人もいましたが。出回った時間帯的には、パソコンなどで加工の時間はなかったので、まさにピューリッツァー賞モノの一枚かと。拳を突き上げる、血に染まったトランプ前大統領に、星条旗、SPの面々、スタジオ撮影でもこんな写真は、なかなか撮れないでしょう。しかしとっさに、これができる胆力が、やはりアメリカ大統領になる人物には、並外れた部分があるのだなと。山口組の田岡三代目も、首を銃弾が貫通したのに、巻き添えになった人を気遣ったとか。自分なら、腰が抜けてへたり込んでたでしょう。
この写真を撮った人物はEvan Vucci氏で、ピューリッツァー賞の受賞者とのこと。ピューリッツァー賞ものどころか、すでに受賞していた名カメラマンでした。
■個人的な雑感■
今回の事件、イロイロと不可思議な点はあるのですが。犯人の姿を観衆が気づいて、警察だか州兵だかに通報したのに無視されたとか。銃撃直後に犯人が、警護の狙撃班によって迅速に射殺されているのですが。なぜわかっていたなら、先に動かなかったのか? 銃撃犯の位置が会場のトランプ氏から以上に近く、普通は要人警護の場合はライフルの射程距離内は、警戒して事前調査するらしいのですが。まぁ、ここらへんは、安易な陰謀論になるので、辞めておきます。前大統領と現役の大統領では、警備の質も違うでしょうから。
ただ、SPの動きは、迅速でしたね。安倍元総理の周辺警護の反応の鈍さに比べると、さすがに銃社会アメリカの、一流の警護の人間。数秒で人垣を作って、トランプ前大統領を守っていました。日本だと、皇室の警護の方は、マジに優秀で。自分は東京駅と京都駅で、今上天皇陛下のお召し列車に遭遇しましたが、屈強なSPが眼光鋭く周囲を見回し、スッと自分の前に来たのは驚きました。まぁ、格闘技をいろいろやっているので、怪しいオーラを放っていたのか、顔が凶悪だからか。ただアメリカの場合は、いかにもなSPと普通そうに見えるSPと、いろいろと取り混ぜているのですね。学習院大学の皇族の警護も、そんな感じだと聞いた記憶が。
いずれにしろ、続報を待ちたいと思います。まずは、トランプ前大統領が無事で良かったです。同時に、巻き添えに遭われて亡くなった方の、御冥福を祈ります。また、重症を追われた方の、一刻も早い回復を願います。
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