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トランプ前大統領暗殺未遂事件

◉日曜日で遅めに目が覚めて、ぼんやりしていたら、この大ニュース。いや、驚きました。安倍晋三元総理が暗殺されたのが7月8日。日本でも追悼集会などが開かれて、一週間も経たない14日に、こんな事件が起きるなんて。そりゃあ、アメリカはリンカーン大統領やケネディ大統領が暗殺され、大統領候補のロバート・ケネディ氏も暗殺された国です。しかし、暴力による意見封殺は、民主主義への挑戦。バイデン大統領や民主党幹部も、強く批判されていたのが、印象的でした。

【【速報中】トランプ氏「私は屈しない」暗殺未遂事件で捜査】NHKニュース

アメリカ東部ペンシルベニア州での選挙集会でトランプ前大統領が演説中に銃撃され、右耳にけがをしました。警護にあたるシークレットサービスは集会の参加者1人が死亡、2人が重傷だと明らかにし、会場の外から発砲した容疑者を殺害したということです。

アメリカの複数のメディアは、FBI=連邦捜査局が、トランプ前大統領を銃撃した男について、ペンシルベニア州に住むトーマス・クルックス容疑者(20)と特定したと伝えました。事件の背景や動機については、明らかになっていません。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240714/k10014511201000.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■錯綜する情報■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。当初は、銃弾が耳をかすめたとのことですが、別の物に当たって、その破片で耳を負傷したとの情報も。かなり、情報が交錯しています。また会場では、流れ弾にあたって一人が死亡、二人が重症とのこと。これも当初は女性が死亡とか、いろいろと錯綜していました。自分もうっかり、犯人についてのフェイクニュースを信じてしまいました。犯人はNHKの報道以外を見ると、ペンシルベニア州に住むトーマス・マシュー・クルックス容疑者とのこと。どうやら、共和党員らしいのですが、動機は不明。こちらも、続報を待ちたいです。

【バイデン氏、声明で「無事に感謝」 トランプ氏と電話も】日経新聞

【ワシントン=飛田臨太郎】バイデン米大統領は13日、トランプ前大統領の銃撃事件を受けて声明を発表した。「彼が無事であり、元気であると聞いて感謝している」と言及した。「米国にこのような暴力の場所はない。私たちは一つの国家として団結し、これを非難しなければならない」と強調した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN140C10U4A710C2000000/

バイデン大統領の声明が、政治家とはかくあるべし、という感じで、素晴らしいですね。日本の場合は、すぐ感情的になって、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと、全否定に走りがちですから。こういうフェアネスは、アメリカの健全な部分だと思います。激しい論戦を交わしても、アメリカの正義とかフェアネスとかの部分では、左右関係なくホームポジションにすっと戻る。巻き添え被害に遭われた方と、SPへの感謝を先ず入れるトランプ前大統領も含めて、やはり大統領になる人間は、傑物なんだなぁと。当たり前の話なんですが、アメリカの強さの原点を見た思いです。

■奇跡の写真が■

現場で撮られたこの写真、あまりにもベストショット過ぎて、フェイクだと言い出す人もいましたが。出回った時間帯的には、パソコンなどで加工の時間はなかったので、まさにピューリッツァー賞モノの一枚かと。拳を突き上げる、血に染まったトランプ前大統領に、星条旗、SPの面々、スタジオ撮影でもこんな写真は、なかなか撮れないでしょう。しかしとっさに、これができる胆力が、やはりアメリカ大統領になる人物には、並外れた部分があるのだなと。山口組の田岡三代目も、首を銃弾が貫通したのに、巻き添えになった人を気遣ったとか。自分なら、腰が抜けてへたり込んでたでしょう。

この写真を撮った人物はEvan Vucci氏で、ピューリッツァー賞の受賞者とのこと。ピューリッツァー賞ものどころか、すでに受賞していた名カメラマンでした。

■個人的な雑感■

今回の事件、イロイロと不可思議な点はあるのですが。犯人の姿を観衆が気づいて、警察だか州兵だかに通報したのに無視されたとか。銃撃直後に犯人が、警護の狙撃班によって迅速に射殺されているのですが。なぜわかっていたなら、先に動かなかったのか? 銃撃犯の位置が会場のトランプ氏から以上に近く、普通は要人警護の場合はライフルの射程距離内は、警戒して事前調査するらしいのですが。まぁ、ここらへんは、安易な陰謀論になるので、辞めておきます。前大統領と現役の大統領では、警備の質も違うでしょうから。

ただ、SPの動きは、迅速でしたね。安倍元総理の周辺警護の反応の鈍さに比べると、さすがに銃社会アメリカの、一流の警護の人間。数秒で人垣を作って、トランプ前大統領を守っていました。日本だと、皇室の警護の方は、マジに優秀で。自分は東京駅と京都駅で、今上天皇陛下のお召し列車に遭遇しましたが、屈強なSPが眼光鋭く周囲を見回し、スッと自分の前に来たのは驚きました。まぁ、格闘技をいろいろやっているので、怪しいオーラを放っていたのか、顔が凶悪だからか。ただアメリカの場合は、いかにもなSPと普通そうに見えるSPと、いろいろと取り混ぜているのですね。学習院大学の皇族の警護も、そんな感じだと聞いた記憶が。

いずれにしろ、続報を待ちたいと思います。まずは、トランプ前大統領が無事で良かったです。同時に、巻き添えに遭われて亡くなった方の、御冥福を祈ります。また、重症を追われた方の、一刻も早い回復を願います。


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