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韓国で慰安婦問題検証本『赤い水曜日』が発売

◉韓国で、慰安婦の証言と支援救済活動に対する検証本『赤い水曜日」という本が出版されたそうです。タイトルは『赤い水曜日』。1992年1月8日から毎週水曜日に日本大使館の前でデモ(日本軍『慰安婦』問題解決全国行動)を繰り返し、ジュネーブ条約違反を韓国政府が放置して、もうすぐ30年になるのですが。韓国側の性奴隷とかいう主張が過剰表現であること、慰安婦の証言がコロコロ変わって、歴史的事実とは矛盾しまくっているのは、知ってる人は知ってるんですが。

【「慰安婦被害者はいない」韓国で出版された“慰安婦問題のタブーを破る本”『赤い水曜日』驚きの内容とは?】文春オンライン

 韓国における慰安婦反日運動はこのところ支援団体の資金不正疑惑が表面化することで勢いは大きくダウンしているが、それに追い打ちをかけるように最近、韓国で「ウソだらけの虚像を剥ぐ」として慰安婦の証言および支援救済活動に対する検証本『赤い水曜日』が出版され、注目されている。

 著者の金柄憲氏(キム・ビョンホン、62歳)は成均館大学出身で在野の歴史研究者である。これまで左翼偏向がひどく反日色の強い教科書に対する批判活動を展開してきた。特に学校教科書で慰安婦問題が日本軍による強制連行説として証拠抜きで“暴力的”に記述され、教えられていることに疑問と怒りを感じたのが慰安婦運動糾弾に乗り出した動機という。

写真はウィキペディアより、ドイツはベルリンの慰安婦少女像です。

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■挺対協の失墜と批判本■

そのデタラメな金の使い方がバレた『韓国挺身隊問題対策協議会(略称:挺対協)』改め『日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(略称:正義連)』ですが。なんでしょうね、正義とかから程遠い人が、正義を連呼する現象。民主主義でも人民に主権があるわけでも共和国でもない世襲軍事独裁国家が、そう名乗るのと同じなんですかね? 北も南も、民族性はやはりそうそう変わらないということでしょうね。李氏朝鮮500年の歴史は伊達ではないです。著者の主張はこんな感じ。

「強制動員説、性奴隷説、戦争犯罪説」は運動団体のウソの扇動による虚偽である
「慰安婦問題の本質は貧困であり、貧しさによってもたらされた悲しくも恥ずべきわれわれの自画像である」
「もう人のせいにするのはやめよう」
「問題解決の前提はウソをやめ正直になることだ」

なかなか過激な著者の主張に見えますが、基本的にそう外れていないです。ただ、韓国では慰安婦は神聖にして侵すべからざる存在に祭り上げられているので、過去に慰安婦に対して疑義を唱えたり、批判的な言説をした学者が土下座をさせられたりしました。また、比較的左派寄りの本を書いた朴裕河教授さえ、嫌がらせを受けて日本の差は団体が懸念を示す状態に。左派が考える落とし所より、韓国はずっと極左側に軸足をおいていますので。

■大統領選前の状況■

なので、この本もすぐに発禁処分になったり、著者が直接的な加害を加えられないか、それが心配です。ただ、こういう検証本が出てきたのも、文在寅大統領の任期が残り少なくなって、レームダック状態になってしまい、右派が勢いを増している部分もあるのでしょう。なので、次の大統領選挙で文在寅大統領の後継である共に民主党の候補が勝てば、この検証本も発禁処分になる可能性が大。逆に保守系候補が勝てばベストセラーになるでしょう。

韓国で李栄薫編著『反日種族主義』がベストセラーになるなど、風向きが変わってきつつあります。けっきょくそれは、政治によって学問が歪められているのですから、良い状況ではないです。少なくとも、半島出身の慰安婦は、人狩りのような強制連行はされた証拠がありません。警察署への捜査願いや裁判所への失踪届の『氏名が一致した慰安婦はいません。将来的に出てくる可能性は否定しませんが、現時点では契約を結んで働いていた。この事実は、契約社会の欧米では、インパクトが大きいようです。

■ドイツ軍慰安所との差■

ドイツ軍が、ポーランドやソ連の占領地で経営していた慰安所とも、日本の慰安所は内実が違います。ドイツ軍の慰安所は間違いなく、強制連行。ドイツ軍がやっていたのだから、より劣る東洋の黄色い猿もやってたに違いないという、思い込みでしょうけれど。そのドイツ政府は、慰安婦に対して謝罪も補償も、日本のようにはやっていません。慰安婦も特に声を上げていません。東西冷戦でドイツが南北に分裂し、その政治状況の中でお目溢しされていた面は否めません。

慰安婦の代表的人物(筑紫哲也氏の番組でも大きく取り扱われた)である金学順氏も、その証言がコロコロ変わることで、慰安婦問題懐疑派には有名ですが。彼女の初期の証言に養父が出てくるのは、未成年の慰安婦就業には、親の許可が必要だったため、女衒を養父として書類上の養女になり、就業していたという当時の文化と合致します。これは他の慰安婦でもしばしば見られます。つまり、実父は前払いの代金を受け取っているわけです。

■普遍的批判かプロパガンダか?■

もちろん、これらは事実上の人身売買だという批判はあります。それは今日的な目から見たら、批判されるでしょう。しかし、エイブラハム・リンカーンが南北戦争中の1862年9月、奴隷たちの解放を命じた宣言した5年後、アメリカに留学した高橋是清がホームステイ先に騙されて奴隷契約を結ばされたように、理想と現実は異なります。アメリカもドイツも日本も等しく糾弾するなら、賛同はしませんが筋は通っています。

しかし、日本を狙い撃ちにした糾弾は、それが事実とずれたり誇張された証言を元になされるなら、何らかの政治的な目的を持ったプロパガンダや工作の一種に思えますね。個人の感想ですが。強制連行した慰安婦に対してほぼ何もしていないドイツ軍がスルーされ、二人の国家元首を含む歴代総理大臣や外務大臣が繰り返し謝罪し、補償もした日本が批判されるなら、それはもうこれ以上の対応は無意味とみなされても仕方がない、ということです。もう90年代とは、風向きが変わりつつあります。

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