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選択的夫婦別姓議論のメリット・デメリット

◉選択的夫婦別姓について、Twitterで流れてきたリンクが、かなり読み応えがあったので、noteでも改めて紹介を。自分の周囲にも選択的夫婦別姓論者はいますし、それ自体は自分は反対ではないのですが。自分も含め、子供がいないので〝選択的夫婦別姓は強制的親子別姓〟になるという問題に、意識が薄いように思います。自分はこの問題については、思うところがあります。

【選択的夫婦別姓のメリット(?)は実は嘘だらけ!選択的夫婦別姓の矛盾・デメリットまとめ】政治経済国際ブログ

選択的夫婦別姓が話題です。
推進派は、現状の結婚制度は問題だらけだと主張しますが、果たして選択的夫婦別姓でそれらの問題が解決するのでしょうか。また、果たしてそれは本当に「問題」なのでしょうか。
実際の推進派の意見(選択的夫婦別姓のメリットや現行制度の問題点)を取り上げて、反論や諭す形式で分かりやすく説明したいと思います。

上記ブログ自体は、丁寧に問題を整理して、選択的夫婦別姓論者のロジックの穴を指摘しています。もちろん、納得いかんという人もいるでしょう。異論反論は、上記リンク先に直接言っていただくとして。自分は、やや個人的な体験談を書いてみようかと思います。

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■強制的親子別姓の問題■

自分の友人で、弟が母方の姓を嗣ぐため、兄弟で苗字が違う人間がいました。母方の祖父母の養子という形で、家を継いだのですが。なにしろ当人が小学生ですから、そんな事情は小学校の頃はワカラナイ。中学校になれば理解はできますが、納得はそうそうできない。結果、兄弟喧嘩をすると、やっぱり兄弟で……というか家族で弟一人だけが苗字が違うことが、からかいの対象になる。

兄弟間では親がキツく叱ることで抑えられても、学校ではそうはいきませんしね。けっきょく、次男三男だから養子に出されたと、中学高校になれば思うわけです。夏目漱石が実兄に複雑な感情を持っていたのも、赤ん坊の時に一度は養子に出されたという、後に知る事実による部分が大きかったように思います。「だから家父長制が〜」と脱線する人もいるでしょうけれど。それは別の話。

■創氏改名制度の導入を■

小池栄子さんが主演された映画『ペンギン夫婦の作りかた』では、帰化した夫と話し合って辺銀という新しい姓名を創氏改名するシーンがあります(名字と氏については面倒くさいので割愛。暇な人は自分で調べてください)。選択的夫婦別姓とか、97%が自分の父親由来の姓にこだわるより、いっそのこと夫婦で新しい姓を作っるところまで提案した方が、よほど建設的かと。

もちろん、その場合は国民総背番号制度とセットで導入すれば、政府や自民党も損場に反対は根強くないような。だって、税金の把握が簡単になり、行政の無駄も無くなり、積極的に賛成する人もいるでしょう。なぜやらないのか、不思議ですよね? もちろん、選択的夫婦別姓制度導入を推し進めている人たちは、たぶん創氏改名とか国民総背番号制度とか、大嫌いでしょうね。知らんけど。

■他国を俯瞰して見れば■

アメリカとか、比較的改名が簡単な州が多いようですが、これも国民総背番号に類する物があるので、簡単なようで。そりゃそうですよね。日本は、親がキラキラネーム(別名DQNネーム、呉智英夫子は暴走万葉仮名と命名)の問題があり、改名手続きのハードルがありますが。これも、国民総背番号制度とセットで解消されるでしょう。その点でも大事です。

また、お隣の韓国は〝妻は他人〟という本貫の文化ゆえ夫婦別姓の文化ですが、聞けば家族の戸籍に当たる書類は別途あるようで。夫婦や家族がその国の次世代を担う子供を育てるという、大事な仕事を担ってるからこそ、行政はそこに単身者とは異なる権利や各種の控除を与えるわけで。当然と言えば当然ですよね。

■家族制度の多様な役割■

子供ができると、逃げ出す男が多いアメリカの黒人文化の家族制度崩壊の弊害は、多くの識者が指摘するところ。 1965年には25%近くの黒人の子供が未婚の母親から生まれていたそうですが。現在はさらに悪化し75%近くが未婚の母に。都市部には更に高い比率のところもあるようで、文化の違いに呆然とします。それで手厚い福祉がある国が良いのか、家族が責任を持って子供を育てる文化が良いのか、言わずもがなでしょう。

いずれにしろ、自分はこの問題は、初期の頃から宮崎哲弥氏や八木秀次氏らが批判していた部分から、大きく変わっていないように思います。けっきょく、反政府活動が自己目的化した人達が、結構な割合で騒いでるだけではないかという疑義。そうでないなら、創氏改名制度と国民総背番号制度をセットで、議論はあって良いのですが。どうにも、推進論者の攻撃性が目立ちだしていますね。イロイロと、疑問です。

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