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第100代内閣総理大臣に岸田文雄議員

◉月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老いをむかふるものは、日々旅にして、旅を栖とす───松尾芭蕉『おくのほそ道』の一節ですが。伊藤博文より数えて第100代の内閣総理大臣。舟の上に、と岸田さんの名前が微妙に縁もあるし。岸田丸の出航、いったいどの彼岸に国民を連れて行くのか? たまには日本文学科卒らしいことを書かないと。

【第100代の首相に自民 岸田文雄氏 衆参本会議の指名選挙で選出】NHKニュース

自民党の岸田文雄総裁は、4日午後2時ごろ、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果、第100代の総理大臣に選出されました。岸田総裁は4日夜、岸田内閣を発足させることにしています。
(中略)
その結果、
▽自民党の岸田総裁が311票、
▽立憲民主党の枝野代表が124票、
▽日本維新の会の片山共同代表が11票、
▽国民民主党の玉木代表が11票、
▽自民党の高市政務調査会長が1票で、
岸田文雄総裁が自民党や公明党の支持を受けて、総理大臣に指名されました。

一方、午後1時半から開かれた参議院本会議でも総理大臣の指名選挙が行われ、
▽自民党の岸田総裁が141票、
▽立憲民主党の枝野代表が65票、
▽日本維新の会の片山共同代表が15票、
▽国民民主党の玉木代表が15票、
▽無所属の嘉田由紀子氏が2票、
▽無所属の渡辺喜美氏が2票、
▽国民民主党の伊藤孝恵 副代表が1票で
午後2時ごろ、岸田総裁が総理大臣に指名され、第100代の総理大臣に選出されました。

写真はnoteのフォトギャラリーより、自分の撮った青空写真( ´ ▽ ` )ノ

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■政策本位の政治を■

細かい分析は、今後イロイロと出てくるでしょうけれど。直前になって、立憲民主党から柿沢議員が離脱を宣言しましたし、立憲民主党の内部にも、今後はこういう動きが続きそうな気がしますね。共産党と組んだ立憲民主党に対して、支持母体の連合はたぶん、縁切りを宣言するでしょうし。それを、小池百合子都知事が当て込んで、国政復帰を狙いそう。下手したら……下手しなくても当選しそうですが。

個人的には、みんなの党の政策本位の部分とか、わりと好きだったんですけどねぇ。今回の自民党総裁選挙で、各候補がガンガン政策を戦わせる姿に、コレが本来の政治の姿だよなぁと、つくづく思ったものです。国民民主が、そういう層を取り込んで、保守系二大政党の道を拓いてくれればいいのですが。でもこういうのって、リーダーシップのある、カリスマ型が出ないと、難しいんですよねぇ。

■そして解散総選挙へ■

さて、たぶんこのまま行けば衆議院は解散し、月末に総選挙という見方が。ここに来て、公明党が岸田内閣の憲法改正姿勢に難色を示していますし、ここで連立解消というのも、ひとつの選択しかもしれません。もしも国民民主党や小池新党が躍進し、立憲民主党と共産党がを落とし、自民党が単独過半数を実現すれば、それが一番理想的ではありますが。コレばっかりは、蓋を開けてみないとわかりません。

オリンピックの事前の調査と開催後の調査で、大衆は手の平をくるりんと返したように。自民党に雪崩を打つ可能性は、充分にあると思います。マスコミが世論を誘導しようとしても、若い人は見放していますし。ワクチン接種率が順調にアップしてるとは言え、街頭演説と選挙カーで連呼方式の選挙ではなく、もっと候補による政策論争が必要だとは思うのですが。そっちはあんまり、期待していませんけどね。



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