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朝日新聞の混迷
◉朝日新聞の迷走が、続いていますね。貧すれば鈍する、部数がどんどん落ちて、社会的な影響力はどんどん落ちています。大幅な 賃金カットで、労働組合の副組合長は自殺。エキストラを進めても、辞めてほしくない人材はさっさと辞めて、止めて欲しい人材は閑職に回してもなかなか離職せず。デイリー新潮も、かつてのクオリティペーパーとか、チクチクと皮肉をぶつけていますが。朝日新聞のせいばかりでもないんですよね。
【「若手有望記者3人が同時退職」「Colabo支援者の抗議で記事取り消し」 朝日新聞で何が起きているのか】デイリー新潮
「高圧的な言動があったのではないかと…」
かつての自称「クオリティー・ペーパー」朝日新聞が断末魔にあえいでいる。今年1月のABC調査によれば、かつて840万部を誇った朝刊発行部数は、今や380万部まで落ち込んでいる。部数減は全国紙全体の問題とはいえ、読売が653万部で踏みとどまっていることを考えると、朝日の凋落ぶりは明白である。そして最近、その惨状を象徴するような“事件”が相次いで起きていた。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、朝日新聞の本社ビルです。
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■右旋回したい上層部?■
朝日新聞OBで、内部から社内の構造を批判した稲垣武氏は生前、実売で400万部を割ったら右旋回すると、予言されていましたが。実際、その辺りで植村隆氏が自主代謝した途端、慰安婦問題の記事の訂正をするなど、経営陣は方向性を変えたいようなのですが……。現場の部長やデスクレベルで、まだ旧来の朝日新聞的な体質が、イロイロと残っているようで、ちぐはぐな行動が目立ちます。
特に、一般社団法人Colabo界隈に、一部の記者が食い込まれているのは問題ですね。仁藤夢乃Colabo代表は、笹川良一勝共連合名誉会長が創立した日本財団から助成金500万円を受け、日本財団ジャーナルに登場するなど強いつながりがある人物です。思想的なバックボーンは阿蘇敏文牧師で、キリスト教婦人矯風会の影響が強く、それゆえマスコミの露出は季刊現代警察という、警察官僚OBの雑誌ですし。朝日新聞とは本来、相容れない思想的ポジションです。
■朝日新聞内部も十人十色■
朝日新聞と言っても、優秀な記者は優秀なので。あまり 雑に一括りするのはよくないのですが。例えば、韓国情報は朝日新聞外交専門記者で広島大学客員教授の牧野愛博氏とか、文在寅政権に睨まれるほど、ディープな情報をものにしていましたから。『プロメテウスの罠』の鮫島浩記者とか、その周辺の記者に思想的に偏った人物が集まっていたのでしょうけれど。こういう気骨のある記者もまだいるようです。
先ほど、本当に腹立たしいことがありました。
— 鬼原民幸 (@tamiyukikihara) July 28, 2023
ある記者会見についてです。
最も罪深いのは、会見をセットした側です。一般人に根拠薄弱な事柄を語らせ、それを配信し、ビューを稼いで喜ぶ。
中継されていると知りながら人権意識が欠如した質問を投げかけた出席者たちも、本当に猛省した方がいい。
まぁ、木原誠二内閣官房副長官に対する、でたらめな記者会見だと、言及できないのはまだまだ甘いですが。実際は、今回の記者会見の発端に朝日新聞OBの佐藤章氏がいるのですから、言葉を濁してしまうのも仕方がないのかもしれません。佐藤章氏は、Twitter上では頓珍漢なツイートで度々突っ込まれている、有名なアカウントなんですが。
元刑事さんの記者会見
— ねこᒐ゙Ɩ ı3 (@NecoZi3) July 28, 2023
冒頭発言で
「初めてこの事件(木原誠二氏妻の元夫死亡事件)の記事を知ったのは、文春じゃないんですよ。佐藤章さん(元朝日新聞)の(YouTube)の配信」
これ聴いた時点で、見る価値はもうゼロと思ったけど、辛抱して全部見た。
冒頭2分にも満たない時間でダメと分かる会見。… pic.twitter.com/sf8wGYlXUT
なるほど。
■朝日新聞OBが火付け役?■
佐藤章氏は、動画でかなり執拗に、木原誠司官房副長官について 追求していますが。
独自・自民党内部情報! 議員たちから「木原は議員辞職しろ」の声上がり始める。岸田政権中枢を狙う菅・二階にとって木原官房副長官は最大のジョーカー。岸田にとって欠かすことのできないバディ木原は最大の弱点でもある。文春の追及はまだまだ続く!「一月万冊」21時公開! https://t.co/XnYXOcczTe
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) July 25, 2023
現実的には、今回の記者会見は、SinHori弁護士にも、ツッコミを入れられるような、酷い内容です。
記事を精読した結果、以下が判明
— Shin Hori (@ShinHori1) July 29, 2023
1.佐藤氏は事件から12年放置された後に初めて担当したので現場を見たことはなく記録しか知らない
2.「いつでも飛ばせるぞ」は、捜査自体に怒ったのではなく佐藤氏や警察が約束した訪問を30分遅刻したことに怒った台詞で「時間くらい守れ。いつでも飛ばせるぞ」だった https://t.co/mDASfEe9Zy
→
— Shin Hori (@ShinHori1) July 29, 2023
3.記事の何処にも木原氏が具体的な捜査妨害の圧力をかけた事実は書かれてなかったが、逆に二階幹事長が木原氏に「捜査に協力しろ」と圧力をかけて捜査がスムーズになった話は書かれていた
4.強制力のある身体検査令状を取って木原妻のDNAを取った
そりゃそうでしょう。こちらのツイートが要点をまとめていて的確です。
今日の会見までで確定したこと
— ねこᒐ゙Ɩ ı3 (@NecoZi3) July 28, 2023
木原さんの奥さま…犯人としての証拠ゼロ。
木原さん…事件当時奥さまとお付き合いがない。
今日の会見で、木原さんの捜査妨害の事実なし、むしろ二階さんの指示で捜査には全面協力。
関係者の携帯電話の通話履歴やメールにも他殺の証拠なし。…
主要部分を書き出しますね。何と言うか、呆れるしかない内容ですが。
木原さんの奥さま…犯人としての証拠ゼロ。
木原さん…事件当時奥さまとお付き合いがない。
今日の会見で、木原さんの捜査妨害の事実なし、むしろ二階さんの指示で捜査には全面協力。
関係者の携帯電話の通話履歴やメールにも他殺の証拠なし。
奥さまは覚せい剤と無関係。
そもそも元刑事さんの見立ては犯人は奥さまではなくZ氏だけど、それも確たる証拠は何もなく、元刑事さんの勘。
ここまで見事に冤罪を産む構造を、記者会見で語っていいのかと、呆れてしまいました。袴田事件が取り沙汰されている、このタイミングで。おそらく、佐藤章氏にそれほどの取材力はなく、与党内部のアンチ岸田派からのリーク情報を元にしているのではないかと、個人的には邪推するような内容です。同じく取材力を疑われる、望月衣塑子東京新聞記者はこの件を嬉々として ツイートしていますが。コミュニティノート砲をまた食らっています。
木原副長官妻の取り調べを10回にわたって行った佐藤誠元刑事の記者会見には、およそ100人ほどのフリーランス、テレビ・通信・新聞記者、テレビカメラ、YouTubeカメラマンたちが集まっていた
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 28, 2023
Arc Times では収録後、尾形編集長との解説を交えて配信予定です!… pic.twitter.com/eLTy4BoIgo
昨年の、一般社団法人Colaboの大弁護団による議員会館での記者会見の時点ですでに、数を頼んで力押しする 昭和の手法は通用しなくなっている──という現実に、まだ気づいていないようですね。もちろん、佐藤佐藤章氏や文春側に、まだ隠し玉があるのかもしれませんが。少なくとも現時点では、難癖以上のものには思えません。モリカケ騒動の再現を狙っているのだとしたら、朝日新聞OBと文春のタッグは、迷走して尻切れトンボになる気がします。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ