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五野井郁夫教授:キャンセルカルチャーは俺たちだけのもの

◉毎日新聞の有料記事ですが、リード部分からして、偏ってますね。攻撃と批判の違いを、毎日新聞の須藤孝記者はいったい、何を持ってジャッジして、このような書き方をしているのでしょうか。五野井郁夫高千穂大学教授のインタビュー内容も、バイアスに満ち満ちたもので、とても充実的な意見とは思いません。実際Twitter上では、批判的な意見が大量に出回っています。

【キャンセルカルチャーを奪い返す 「表現の自由戦士」は正しいか】毎日新聞

 弱者の武器であったキャンセルカルチャーが、リベラルな価値の攻撃に使われています。
 困難を抱える若い女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」への攻撃など、女性への個人攻撃も起きています。
 本来の意味を取り戻すにはどうすればいいか。高千穂大学教授の五野井郁夫さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】
(中略)
◆本来ならばキャンセルされる側の人たちがキャンセルカルチャーの手法を用いる逆転現象が起きています。
 たとえば、女性差別的な表現を守ろうとする、いわゆる「表現の自由戦士」と言われる人たちはその典型です。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20230605/pol/00m/010/007000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。これを選んだ理由は後述。

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■リーガルハラスメント!■

キャンセルカルチャーは弱者の武器であり、自分たちはそれを使う資格がある弱者なのに、そうでない人間がキャンセルカルチャーを乱用していると、そう言いたいわけです。つまり乱用しているのは強者の側、あるいは資格がない者だと言いたいのでしょうけれど。この論法、どこかで見たことありますね。そう、一般社団法人Colaboの、議員会館での記者会見で飛び出した「リーガルハラスメント!」発言と一緒です。

市民オンブズマンでもないパンピーが、住民監査請求なんぞしやがって、という丸出しの特権意識を自分は感じましたが。実際、反感を持った人も多かったようで。あの記者会見も、ただの一般人男性を7人ものを大弁護団と議員会館というセッティング、多くのマスコミが取材に訪れ記事にして……という、非対称的な状況でした。一体どちらが強者で、一体どちらが弱者でしょうか? そして、住民監査請求では苦しい言い訳を重ねたにもかかわらず、不当という結論に。

そもそも、一般社団法人Colaboのバスカフェの現場に、直接現れて嫌がらせ行為をしているのは、売名YouTuberなどであって、暇空茜氏などではありません。むしろ、そのような行為を批判し、嗜める側です。ところが、毎日新聞を筆頭に、朝日新聞や東京新聞は、Colabo批判と言ってもきちんとリーガルバトルで事実を明らかにしたい人たちと、在特会と類似した輩と呼んで良い部類の人たちを、混同させるような記事を書くことが、ツイッター上でも指摘されています。

■表現の自由戦士!■

挙句の果てに、表現の自由戦士なんて、ネット上の敵対者を罵倒するスラングを持ち出し、雑な論考ですね。この言葉はもともと、表現規制反対派に対して、揶揄する意味で用いられた言葉で、中立的な言葉ではありません。これ自体が表現の自由という、民主主義の根幹をなす概念に対する、軽んじた態度です。エロ・グロ・ナンセンスなど、一部の人間が見たくない表現であっても、表現する自由です。

だから、石原慎太郎都知事という圧倒的な権力者が、表現を規制しようとした時、名もなき一般市民が力を合わせて、この弾圧に反対したわけです。表現規制派は何の根拠もなく「エロは表現の自由 に含まれませ〜ん」と言いますが。歴史に対する無知です。サドの語源となったマルキ・ド・サドの『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』の生原稿は今や国宝級の扱いで、日本でも最高裁で発禁になった『チャタレイ夫人の恋人』は世界中で愛読されています。

表現の弾圧はまず、賛同するものが比較的多い、エロ規制から始まるのは、歴史が証明しています。表現の自由 戦士はエロの表現の自由〝しか〟守らない、などというミスリーディングが盛んになされ、五野井郁夫教授のこの上記発言は、それを自明な前提として語っているわけです。これ自体がとっくに批判されており、お粗末な理論展開なのですが。毎日新聞 という全国紙の権威を利用して、ゴリ押ししているわけです。

■キャンセルカルチャー!■

これに対して、さすがに批判が各方面から巻き起こっています。当たり前ですね、自分たちは キャンセルカルチャーを行使する側であって行使される側ではない、という思い上がった特権意識が垣間見えますから。リーガルハラスメント云々も同じで、そんな特権を持っている側が弱者のはずもなく。五野井郁夫教授も毎日新聞も、論理が破綻しているのです。住民 監察請求は、すべての市民に認められた権利です。滅多に通りませんが。

この人達はけっきょく本音では、赤い両班になりたいんだと思います。両班とは、李氏朝鮮時代の貴族階級にあたる存在で、良民と呼ばれる大衆や、賤民とされた被差別階級への苛政と搾取が酷かったことで知られています。自由とか平等を口にしながら、ソビエト連邦でも中華人民共和国でも北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)でも、赤い貴族が生まれたように。自分たちは大衆よりも格段に優れたエリートであり、特別な権力を付与されて当然だと、無自覚に思っている節があります。

キャンセルカルチャーなぞ、賤民のくせに生意気だぞのジャイアンイズム。おまえのやってるのはリーガルハラスメントだ。何が表現の自由かは俺たちが決める。こんな短い文章の中に、そういう底意がだだ漏れになっているんですが、ご本人たちは高尚なことを言ってるつもりなのが、痛いです。それに加担する毎日新聞の醜悪さ。どうも毎日新聞は、この問題の初期から、Colabo側に特に肩入れしているように見えます。

■在特会のコインの裏■

ところで、なぜこのヘッダーを使ったか? 理由があります。もへもへ氏も、五野井郁夫教授の発言には呆れ返って、かなりきつい批判を連投されていたんですが。

これに対して、田山たかし尊師のリプライがこちら。

ハッタリかもしれませんが、日本最大級の右翼団体の名前を出すとは、どういう了見でしょうか? 五野井郁夫教授の実父は東京大学名誉教授の五野井隆史。ええとこのボンボンで、反社の偽装政治団体と、どこで 接点ができたんでしょうかね? しかもこれが数年間放置され、けっこうな人間が通報しただろうに、ロックも凍結もなかったTwitter日本支社の不思議。キュレーション チームによる忖度が働いたとしか思えません。

というか、旧しばき隊界隈の高橋直輝こと添田充啓組長が山口組の最大二次団体だった山健組の関係者を自称し、仲間たちと和彫を見せびらかして威嚇。Colaboを支える会賛同人の牧師が覚醒剤使用で逮捕され、たぶん山口組系と推測される状況があります。仁藤夢乃Colabo代表は、右翼の大物中の大物だった笹川良一の、日本財団から多額の助成金を得ていましたね。非暴力を 表面上は標榜していても、暴力への渇望があるように見えます。

■投げ込まれた爆弾■

そして、五野井郁夫教授が最も批判したいであろう 一般人男性の 暇空茜氏が、新たな 爆弾を投下しました。一般社団法人Colaboのシェルターで保護していた女性が実は、難民申請中の不法滞在者だったというのです。そして仁藤夢乃Colabo代表の過去ツイートなどを掘り返すと、整合性のある証拠と思える 発言がボロボロと出てきて、騒然となっています。

ここで思い出したのが、北原みのり希望のたね理事が、韓国で売り専ボーイ(男娼)を買ったという過去ツイート。一般社団法人Colaboがバスカフェの活動を再開した新大久保ですが、韓国人ゲイ風俗店でも、不法就労の温床になっていたようで。不法滞在・入管法改正・LGBT法案・Colabo・PENLIGHT・希望のたね・韓国・旧挺対協……点が線でキレイにつながってませんか?

不法滞在者を難民申請して、強制送還させないようにし、これを利用して公金をチューチューする。LGBT法案関連でも、LGBT議員連盟やLGBT法連合会が国際同性カップルの在留資格を2020年から議論するなど、何やら怪しい動きが前々からあるなとは思ったんですが。不法滞在した人間を ゲイの国際カップルだと言い張れば、不法滞在者も簡単に強制送還できなくなるでしょうから。一見 バラバラの動きが、点と線になっていませんか?

これ、昭和の残滓の大掃除になるかもしれませんね。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

■追記:引用論文に疑惑?■

Twitterを読んでいたら、こんな指摘が出てきました。五野井郁夫高千穂商科大学教授の、新聞記事の元ネタとなった論文についての引用文献が、おかしいという指摘が出ているそうです。学術的な当否は自分には分かりませんが、これは学者として かなりまずいことではないでしょうか? あくまでも個人的な主観に過ぎませんが、今回の記事や過去の五野井郁夫教授の言動から、さもありなんとは思いますが。

でも、五野井教授はこのような批判に対しても、真摯に向き合わないだろうな……とも思います。過去の批判に対しても、不誠実な対応を繰り返していきましたから。

毎日新聞という大手メディアを利用して、偉そうなことを言った割には、竜頭蛇尾と言うか羊頭狗肉と言うか……。学者以前に、人間性に疑問です。

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ