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携帯電話契約とマイナカード

◉携帯電話の契約で、マイナンバーカードを目視で済ましていた通信事業者の、デタラメぶりに呆れたのですが。ようやく、マイナンバーカード搭載のICチップの読み取りを義務付けが決定したと思ったら、朝日新聞出版のAERAが、トンチンカンな批判を繰り広げています。

【携帯契約に「原則マイナンバーカード必須」に批判殺到 デジタル庁は「一本化は考えていない。政府の伝え方が悪い」と困惑】AERA

 6月18日、政府は携帯電話を「対面」で契約する際、事業者に対してマイナンバーカードなどに搭載されているICチップの読み取りを本人確認の方法として、義務付けることを決定した。さらに「非対面」での契約の際には、運転免許証の画像を送信する方法は廃止し、原則としてマイナンバーカードに一本化する方針を示した。これが波紋を広げている。SNS上では、「マイナンバーカードは任意のはずなのに」「これではほとんど強制では」との批判が相次いだ。識者は「運転免許証のICチップでも代替可能」と見解を示すが、「原則」とはいえ、なぜマイナンバーカードに一本化する必要があるのか。デジタル庁に真意を聞いた。

https://dot.asahi.com/articles/-/225839?page=1

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■一本化の怪情報?■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。要するに、デジタル庁はICチップでの本人確認は推進するが、それはマイナンバーカードだけに限定する予定はないという、ごく当たり前の話であって、それを針小棒大に騒いでるだけなんですが。まともに批判できないので、搦手でむりやり批判している印象です。別にマイナンバーカードだろうが運転免許だろうが、ICチップが内蔵されて本人確認できる、信頼性の高いものなら、なんでも良いわけです。政府は、目視で済ますというデタラメなことをやっていた通信事業者にちゃんとやれと、そう言ってるだけです。今まで目視だけだったほうがおかしいわけで。

それを、マイナンバーカードしか手続きできないとか、そんな話がどこから出てきたのか? AERAのマッチポンプじゃないかと、疑ってしまいます。バカバカしい。けっきょく、健康個検証のマイナンバーカード一本化に対して反対していた左派が、〝マイナンバーカード〟と〝一本化〟というワードを使うことで、両者の批判を混同させ、マイナンバーカードに対する批判が、社会に渦巻いているという雰囲気を作りたいだけ。何のことはない、消費税(売上税)でやった手法を、繰り返しているだけです。〝蓮舫流行ってる〟のハッシュタグと同じで、無いものを有るように見せる手法のひとつ。

■詐欺被害の巨額さ■

だいたい、携帯電話に関しては、記事中でもそれが詐欺事件に悪用されていて、今年の1〜4月でさえ2508件も詐欺事件が発生しており、被害総額は約334億円に上るとのこと。単純計算で、年間で1000億円以上になる可能性があるわけで。こんなもん、早急に手を打っていくしか無いような事案で、にも関わらず問題になるまで目視で済ましていた通信事業者とか、そういう犯罪者は上得意客でもあるので、わざと見逃していたのかと、疑うレベルです。

 警察庁によると、SNSを悪用した詐欺被害は、今年の1〜4月で2508件発生しており、被害総額は約334億円に上る。その詐欺行為のほとんどが不正に入手した携帯電話から行われており、1日に約3億円が被害に遭っている計算になる。政府としては、この不正入手経路を断つためにも、マイナンバーカードによるIC確認が不可欠だ、としているわけだ。

1日3億円ですか。毎日が三億円事件ってか? 紙の保険証によって年間約500万件もの再確認が必要となり、そのためのコストが約1000億円に上っていたという指摘もあります。これに加えて、医療関係の不正での損失額は不明ですが、かなりの不正があるのは、この強硬な反対姿勢を見ると、邪推させるに充分です。医薬品の転売とか、かなりの不正が行われている可能性がありますし。つまりマイナンバーカードの普及によって、何千億円ものカネが、コストカットできる可能性があるわけです。反対してる人たちが、おかしいんですよね。

■運転免許の問題点■

経済ジャーナリストの荻原博子氏とか、「運転免許証にもICチップが入っているのだから、それを読み取ることを義務付けたらいいだけのことです。」とか言っていますが、🐎🦌丸出しですね(個人の感想です)。なにがなんでもマイナンバーカードを普及させたくないという、強い意志を感じます。だいたい運転免許って、合宿免許で22万円~30万円円、通学免許で28万円~33万円ほどもかかります。しかも、取得のためにはけっこうな時間がかかります。もっとも安い原付き免許だって、受験料・免許証交付料・原付講習料などで、1万円弱はかかります。こんなものを、身分証明書代わりにしていたのは、行政の怠慢です。警察官僚との癒着さえ疑ってしまいます。

「運転免許証にもICチップが入っているのだから、それを読み取ることを義務付けたらいいだけのことです。iPhoneからでも読み取りは可能です。政府はマイナンバーカードのICチップを読み取る専用アプリを開発するとのことですが、そうなると導入まで時間もかかります。それまで詐欺被害を野放しにするつもりでしょうか。マイナンバーカードを普及させるために、政府はすでに1兆1700億円もの税金を使っています。それなのに、マイナンバーカードのICチップを読み取る機械の普及や偽造防止などの対策すら追いついていないのが現状です。政府の行き過ぎたマイナンバーカード普及策に国民は振り回されています」

一方、マイナンバーカードは無料で作れます。これをむしろ普及させ、行政の無駄を省くのが得策なわけで。前記の、携帯電話を用いた犯罪についてもそうで、合計でどれほど無駄が省かれ、市民生活が脅かされずにすみ、住みよい社会になるか。「政府はマイナンバーカードのICチップを読み取る専用アプリを開発するとのことですが、そうなると導入まで時間もかかります。それまで詐欺被害を野放しにするつもりでしょうか。」とかに至っては、いったい普及させたいのか普及させたくないのか、意味不明。

個人的には、マイナンバーカードは、本人の名前と顔写真以外の情報は、カードには刻印せず、読み取り機によってのみ、。安全性に不安がある人は、任意で指紋の登録もして、二段階認証で良いんじゃないでしょうかね。年金にしても、確定申告にしても、ひまそらあかね氏が公約に掲げる行政のクーポン券も、マイナンバーで自動化されるなら、国民生活に益するでしょうに。


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