noteヘッダー

【転職の教科書(協奏曲)】~リクルートはこんな会社~ #転職

前回のpreludeはもう読んで頂けましたでしょうか?
まだの方はこちらから。

前回【転職の教科書(協奏曲)】~入社後のキャリアにアドバイスしてみた~と予告してましたがつまらなさそうなので、今回はリクルートに入って感じた魅力や困った事などをお伝えしたいと思います。

入社して初めて戸惑った事

これは複数あります。

休み時間が自由
営業の仕方がまるで違う
上長の関わり方が大きく違う

まあつまり社風が180度変わったわけです。

前職は、光通信という会社におりました。
知らない方向けにご説明させて頂くと黒い会社のレジェンド的な存在です。(今はだいぶ改善されて来ています)

そんな会社で新規の営業を行なっていました。扱ってきた商材は携帯/HP/予約システムなど複数あります。

商材は色々あれど光通信という会社は、「即決」に拘ります。アポに行ったその日に決断をしてもらうという事です。

それは、受注角度を高めるためであり数字以外で評価をされない会社です。

「このタイミングで受注可能性があるか」
「いかに効率的なアポであるか?」
を重視して営業を前職では行ってきました。

入社して初めての仕事はテレアポでした。
※研修は1週間程度(現在では長くなり新卒は6ヶ月程度の研修の後に現場配属となります)

新入社員は大体ここで1度目の心を折られることになるでしょう。
実際入社してきた人は毎回ここで困っている事が多く、困らない人は大体タイミングがよく最初から引き継ぎが発生した人くらいです。

私自身は「強くてニューゲーム」状態だったのでこの業務は凄まじく楽でした。

この時の心情としては、リクルートの看板と商材も初期費用0だしアポ入らないわけないでしょ。という感じです。
大手で営業してる人はそれだけ「看板」に絶大な効果がある事を意識した方がいいですよ。

逆に一番苦労したのは価値観のアップデートです。

「人材紹介の人って辞めてもらった方が売り上げになると思ってるでしょ」とか平気で言ってくる方がたまにいますが、良いと思ってるわけ無いに決まってるでしょ!!!

と今なら思うのですが、

当時はそれを言われてもそんな強く否定は出来なかったと思います。
前職では、営業=数字にコミットするべき存在で売り上げを上げている人が正しい。と教育されていましたから。

ここの考え方を変えていくのは苦労しました。
クライアントからいくらの単価で受注できるか?
からクライアントのために何が出来るか?
なので180度真逆の考え方ですよね。

そもそもリクルートってどんな人がいるの?

多分こんな話の方が聞きたいですよね。

いい意味でリクルートってしつこい人多いんです。個人的にあんまり積極的に関わられるのは好きじゃ無いんですがそれでもかなりグイグイ来ます。

入社したら勝手にあだ名決まってます。
ほんと意味わかんないですよね。
面識のない人から急にあだ名で呼ばれるんですから。

因みに自分は「社長」というあだ名の人に似ているからという理由だけで「副社長」になってました。

こんな感じですごい意味のわからない距離感のつめられ方する会社です。

リクルートの評価基準にはWCM(ウィルキャンマスト)というものが採用されています。

これはWill(将来どうしたいのか)Can(何が出来るのか)Must(何をしないといけないのか)を自分で設定して上長と面談を行います。

Willが業務と接続されている時が一番パフォーマンス出るよね。って話をされます。

自分の場合は最初の面談時に「お前には理不尽に接する」と言われて本当に理不尽な対応をされてきました。(今ではとても感謝していますが)

この1on1の面談がリクルートっぽいなぁと心底思います。徹底的に人に向き合ってくるんです。

この上長の時は本当に言い争いになっていたので通常面談は一回で終わるのですが自分は毎度複数回していました。笑

時間になると終わる面談している企業って割とあると思うんですけど、逃がしてくれないのは本当に苦痛でした。

ただそれが本当にリクルートに入るメリットだとも思います。いやでも考えさせられるので。

そんな人に対して、しつこく知ろうとしてくる会社がリクルートだと思います。

どんな経験が出来たのか?

有難い事にかなり色々な経験が出来ました。

採用に関する業務
様々な企業の事業を知る
社内への発信(広報みたいな)
主務外の新規事業起案
新しい知り合いが出来る

一つづつ簡単に説明していきます。

採用に関する業務は「主務」ですね。
これを行う契約でリクルートに雇用されています。私が担当していたのは、エージェント事業の法人担当です。リクルートではRAと言います。

担当企業へ採用戦略〜実働までをサポートします。※詳細ニーズあればnote化します。Twitterにコメントください

様々な企業を知るというのは、仕事の特徴と担当していた業界の特性です。
業務上、担当企業の特徴や事業内容をしっかりと理解しなければならない為、必然的に「知る」必要があります。

また、私の担当領域はIT系だったのでいわゆる〇〇Techの会社やSIer(システム開発会社)が中心だったので担当している業界外の知見も得られました。

社内への発信については勝手にやってました笑。
自分が必要だと思う情報を社内に対してメルマガちっくに配信をしていました。

それにより社内で「配信見てますよ」という声をかけて貰う事がありました。この配信がきっかけで今でも繋がりのあるビジネスパートナーにも会いました。

主務以外の新規事業というのはRingという新規事業起案のイベントでの経験です。現在リクルートでは、RINGを年1回開催しており全ての事業ユニット横断で行なっています。
※キャリア、ライフスタイル、住まい、などの事業会社全てです。

自分が起案→活動を行なっていたのは2年前なので今とは大きく違うのですが、凄く良い経験になりました。

新しい知り合いというのはリクルートでなくても出来ると思います。リクルートに在籍している上で最大のメリットは「色々な人に会いやすい」事だと思います。

・元リクめっちゃいる
・リクルートという肩書きだけであってくれる人がいる
・そもそも事業会社がいっぱいあるので領域の全然違う人と会える

色々なメリットはあるもののリクルートに入る意味はこれだけであると思います。因みにこれを上手く活用できている社員は少ないです。勿体ない。

「人脈を作りたい」ので法人の社長に会える営業をします!とかいうくらいだったらリクルート入った方がいいです。(そもそも人脈は作るものではないですけど。)

必要な環境は用意されてます。

どんな人がマッチするのか?

正直、だれでもマッチする。
というのが結論ではあります。

が、「自分で仕事を考えられない人」は苦労すると思います。何故なら、業務自体がルーチンなりやすいからです。(企画職だけは別)
実際、RA業務なら1-2年目安くらいで慣れます。

このくらいで退職する人は割といます。

人材紹介は労働集約型のモデルなので、目の前の仕事にだけ追われてる人が大半です。その為にいつも時間と仕事に追われています。

因みに入社当時は18:00前後で帰宅する人はほぼおらず21:00位になって少し帰って行くなーくらいでしたが、最近は18:00位に帰宅をする人が少し増えて全体的に帰宅時間は早くなりました。

時間と仕事に追われているので、新しいことに挑戦しようとする人は少ないですね。(ビジネス的な意味合いで)

お客さんの為に何かしたい!と強く思う人には非常にマッチすると思います。現状与えられている仕事に向き合うだけなので。

リクルートに入ればどこでも活躍出来るのか?

リクルート出身で活躍していたり、有名な人って多いですよね。

「何処でも活躍出来る人材になりたいのでリクルートに入りたいです」

こんな事を思っている方がいるとしたらそれは間違いです。

それは完全に個人のスキルです。
リクルートは一切関係ありません。(昔のリクルートならまだしも)

実際、リクルート→ベンチャー という転職をして失敗している人を何人も見ています。

全員成功しているわけではなく、成功している人が目立っているだけです。

ただ、ビジネスの基礎を学ぶ会社としては凄まじく良いと思います。

勝手にリクルートアカウント紹介

会社からSNS禁止されているのでいるはずないですよ!!!


次回、最終話(ほんとの退職エントリ予定です)
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?