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無理しないで、休んでいいよ

最近、窓口を外してもらったのでメンタルが安定した。
その前のひどく不安な時に投稿するか迷って下書き保存したものを投稿する。

12年前、20代の私は仕事で潰れそうになった。
当時は苦手な窓口のストレスと疲労で過眠になり、家でずっと寝ているか起きたら仕事に行く毎日だった。
無味乾燥な毎日にメンタルがどんどん削られていった。
ある日の朝、通勤途中に何もかも嫌になって途中下車した。
次の電車がきたらホームに飛び込んで何もかも終わりにしようと思った。
でも、なかなか電車が来なくて、その間に残された家族のことや飛び込んだ時の賠償金のことを考えたら怖くなってやめた。

それからしばらく経ったある日、上司に妊娠中の同僚のサポートをもっとするように言われた。
ずっとその同僚の分まで残業や休日出勤もしていたから、これ以上は無理だと思ってトイレで泣いた。
帰宅して仲の良い同期や違う部署の子に電話で相談しても、自分もそうだよ、一緒に頑張ろうと言われた。

どうしても辛くて次の日の金曜日は休んでしまった。
ずっと泣いていた。土日もずっと泣き続けた。
泣き続けたら少し気持ちが収まったので月曜日は仕事に行った。

すると職場に着いた途端、声が出なかった。
実家にそれをメールすると父が車で迎えに来た。
迎えに来た父の車で病院へ向かう途中、声が出るようになった。
職場で声が出なくなったことで、これ以上はこいつはもう無理なんだと周囲が理解してくれたので窓口からやっと解放された。

しかし今年の春から12年ぶりにまた窓口をすることになった。
辞令が出てからずっと、また希死念慮に取り憑かれ、今度こそ声が出なくなってそれが治らなかったら…と思うと怖くてたまらなかったし、会社の人事に対して強い不信感でいっぱいになった。

案の定、赴任の初日から3日間一睡も眠れないひどい不眠になってしまった。
早めに対処しようと心療内科を受診し、睡眠薬を処方してもらった。
が、効いたり効かなかったりするため、抗うつ剤や睡眠導入剤も追加してもらった。
不眠と長期のブランクとマルチタスクが苦手なのでミスばかりする毎日。
年下の同僚にはすっかり呆れられてしまった。辛い、辛い、辛い。

とうとうGW明けの多忙による疲労で限界に達し、頭痛と動悸と倦怠感で朝からベッドで動けなくなった。
このまま無理して仕事に行くと、電車か途中の川に飛び込んでしまいそうだったので職場に休みの連絡をいれた。
上司からきつい時は無理せず休んでね、困っていることがあればいつでも相談に乗るよとメールがきた。

それを見て涙が溢れて止まらなかった。
ああ、私がずっと誰かに言って欲しかった言葉はこれなんだと思った。
無理しないで、休んでいいよ。

最近は窓口が少し落ち着いてきたのでましになった。
ただ、日曜は一日中憂鬱だし、月曜の出勤前は不安で動悸がする。
窓口を外してもらおうと上司やえらい人に不眠症や発達障害のグレーゾーンであることも報告したが、いつになることやら。

ただ、無理しないで、休んでいいよを心のお守りにして、本当に無理な時は休職も視野に入れようと思っている。
言葉の力は偉大だな。
私も悩んでる人には頑張れじゃなくて無理しないで、休んでいいよって言おう。


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