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ミナモト

詩集《歩道橋から》より


たとえばさ  ボロボロになったガラクタを
握りしめて立っていて
そんな姿を  もしかしたら僕は
笑われちゃうかもしれない

だけどねそこで  両手で大事にガラクタを
握るのは僕
その輝き  傷まみれのその姿を
誇りに思うのも僕 

1人になってしまった僕は深く
温もりの意味を知る
歩きだした僕はきっと
優しくなりたいと願う

恋に出会う事ができたら夢中に
なればいいよ
大切な人  守れる事はとても
素敵な事だよね

歪になった  こんな僕にも
掛け替えのないもの  沢山あったんだ

傷ついた事  伝えたかった事
解り合えなかった事
願った事  追いかけた事
走った事 愛した事

歩いてみるといろんな事がある
良い事も悪い事も
それってきっと いろんな事があるからこそ
歩いていけるんだよね



【Writone】
“ミナモト”をオーディオブックでどうぞ。

アクター:皇命
アクター:類-Rui- 
アクター:のうさぎゆん
アクター:進藤 海(K.Shindo) 




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