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道着チェック厳しいよ問題

最近Twitter界隈で賑やかになってるJBJJF大会での道着チェック厳しいよ問題。

個人的に思うことを書いてみました。

まず厳しいと言われているレギュレーション。
JBJJFの大会で道着チェックに実際に引っかかったものの多くはルールブックを読んでいれば防げるものが多い印象です。
逆にTwitterで言われているものは実際に試合で使えなかったものというよりはチェック係の方に次は使えないかもやレフリーにダメと言われるかも的な感じで言われたことが多いのではないでしょうか?

僕個人としては今の今まで柔術を20年以上やってきて一度も道着チェックで引っかかったことはありませんし、うちの道場生も引っかかった人は出ていません。

次は使えないかも?と言われた人は多々いますが。

IBJJFの大会に2004年からほぼほぼ毎年参戦してきた経験から言うと道着チェックで次を心配してくれるスタッフはいません。
躊躇なくダメって言ってきます。笑

昔、ブラジルで行われた世界選手権の会場でよく目にしたWARという道着(WAR TRIBEではない)がありました。
ズボンの膝に道着生地が貼ってあって丈夫な感じでしっかりした道着で人気だったんですがこれがある年からいきなりダメになりました。
理由は膝にパッチが貼ってあるという見なされ方をしたためでした。
当然試合では使えなくなります。
道着チェックスタッフからはボールペンを渡されて剥がしてきてって。
ボールペンで剥がせるわけもなく。笑
ちなみに他の方でしたが同じようにパッチをスタッフにボールペンで無理矢理剥がそうとしてズボンが破れた方を見たこともありました。もちろん弁償してくれるわけもなく代わりのズボンを購入してましたが。

逆にズルズルの場合。
IBJJFの試合で禁止されている道着を見かけるとIBJJFは大丈夫なのにJBJJFはダメっておかしくない?というのも見かけます。
これは大丈夫というよりはその時のIBJJFスタッフの見落とし、もしくは知らないだけでラッキーだと思った方がいいでしょう。

また道着チェックをすり抜けている場合もある。
これは本当にズルいのでやめてもらいたいんですが、道着チェックと計量を軽い道着で通過して待機ブースでスポンサーのパッチを貼りまくった道着に着替える選手をたまに見かけます。
待機ブースで着替えるので道着チェックなしでそのまま試合です。
だからありえない位置にパッチが貼ってある選手がいるのはそういうこともあるかと思います。
もちろんIBJJFのスタッフも神様ではないのでスタッフの見落としもありますが。

話を戻すとそれに比べるとJBJJFのスタッフは親切!まさに親切の一言につきると思います。

本来ならば試合で使う道着を用意する段階でチェックを通過できるかを調べておかないといけないこと。
試合はただ試合するだけでなく減量、用具準備などすべてひっくるめて試合です。

パッチが貼ってあることとか多少ほつれてるのが競技に関係あるか?というルールに対しての文句みたいなのをTwitterで見かけました。

確かに関係ないかもしれません。
が、それを許したらどのレベルを許容範囲にすればいいのかをむしろ聞きたい。
多少のほつれはオッケーにした時の多少は誰が判断するのさ?
ほつれがあるということはある程度使っている道着なので試合中に破れる可能性だってある。
破れたら代わりを用意しなきゃいけなくなるので結局自分に跳ね返ってくる問題になります。
あと道着の色。これはレフリーやればわかる。めちゃくちゃ見にくいから。
青はロイヤルブルーと明記されるようになりました。
ネイビーブルーは黒に近くて見づらいです。
また襟が違う色というのも昔から禁止。理由は知らないですが禁止というのだから禁止でいいでしょう。
本来ならカラー帯なんて廃止して両者違う色の道着がベストなんだろうけどそうなっていないんだから良しとしようよと思います。

2013年の全日本マスターの時に試合中に相手の帯を掴んだ時に帯がびっしょりだったことがありました。

汗?
お互い2試合目でそんなわけない。

ほどけにくいようにしてる?
と考えたらなんかフェアじゃないと思い試合中だったけど(試合中に声を発すると失格になる可能性がある)勇気を出してレフリーに帯が濡れている事を伝えました。

結果帯を交換となりましたがそういうことがあるわけで道着チェックはルールに則って厳格にやってもらいたいと思いました。


そんなわけで試合は道着選びから始まってます。
試合に出場するときは道場の先生や先輩達にこの道着で大丈夫かと聞くだけでたぶん真っ当な道場なら問題解決です。
道着チェックで焦ることもなくなるしスタッフに逆恨みすることもなくなります笑

自分的には試合用の道着と帯を用意することをすすめてます。出来れば青と白を一枚ずつ。
しっかり準備していい結果を目指してください。



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